赤ちゃんのお祝い行事って多いなぁ。これって全部やらないとダメなの?
お七夜やお宮参り、お食い初めなどなど、赤ちゃんのお祝い行事ってとても多いですよね。
行事があるたびに日程を組んだり、お金の準備をしたり、誰を招くかを考えたり…いっそやらなくても良いんじゃないか思う人も多いのではないでしょうか。
結論を言うと、
赤ちゃんのお祝い行事は、必ずしもやらなければいけないわけではありません。
実際に、お宮参りやお食い初めをやらなかった人は一定数存在するし、そもそもお祝い行事を行う風習がない地域もあります。
お祝いの形はさまざまなので、形式にとらわれず各家庭でやるやらないは決めて大丈夫です。
とはいえ、産まれてきた我が子に何もしてあげないというのも少し寂しいかもしれません。
この記事では
- 赤ちゃんのお祝い行事はしないとダメ?
- 赤ちゃんの行事ってどんなものがある?費用はどれくらい?
- 行事をしなかった先輩ママ&パパの「我が家はこうしました!」を調査
についてまとめています。
赤ちゃんのお祝い行事をどうしようかと悩んでいるママ&パパは、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんのお祝い行事はしないとダメ?
やるやらないは各家庭で決めて大丈夫
赤ちゃんが無事に産まれて一安心するや、さっそく始まる赤ちゃんのお祝い行事。
行事を楽しみにする家庭もあれば、めんどくさいと感じる家庭もあるのではないでしょうか。
ただ、赤ちゃんのお祝い行事をやるやらないは自由。
絶対にやらなくてはいけないというわけではありません。
「行事をきちんとやってあげないと健康な子に育たない」「愛情不足だ」なんてことを言う人もいますが、それは間違い。
考え方は人それぞれなので、周りの意見に惑わされずにやるやらないは決めてくださいね。
とはいえ、何もしないというのも少し寂しいかも。記念に写真だけでも残しておくと、「やっぱりやっておけば良かった…」なんて後悔もしなくて済むと思います。
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最近依頼する人も増えているみたいですよ♪
赤ちゃんのお祝い行事をしない家庭は1割~2割程度
近年、赤ちゃんのお祝い行事をやらない家庭は増加傾向にあります。
考え方の多様化によって必要性を感じない世代が増えたことが背景にあるようです。
実際に、赤ちゃんのお祝い行事をしない割合は
- 生後1ヶ月頃に行う「お宮参り」は、約1割
- 生後100日頃に行う「お食い初め(百日祝い)」は、約2割
と言われていて、10人に1~2人は行事をしていないことになります。
もしかしたら、近い将来お祝い行事をしないことは珍しくなくなるかもしれませんね。
最近だと、赤ちゃんのお祝い行事の一つである「お七夜」をする家庭は少数派なのだとか。「そもそも、お七夜なんて行事知らなかった」なんて声もあるみたいですよ。
「行事はしない」と決めても立ちはだかる両親&義両親の存在
行事はしなくて良いかなって思ってても、両親や義両親が口を出してくる場合あるよね。どうしたらいい?
「お宮参りはいつやるの?」「お食い初めはどこでやるの?」など、何かと口をはさんでくる両親&義両親に頭を悩ませているママパパも少なくありません。
行事はしたいけど両親や義両親は呼びたくない、なんて思っている人もいるのではないでしょうか。
SNSでもこういった声は溢れていますが、どうやって断るのがベストなのかをアドバイスされている人もたくさんいます。
例えば…
- お宮参りを行う神社の駐車場がとても狭いので、今回は私たちだけで行ってきます
- コロナ禍で集まるのも気が引けるので、後日写真を送りますね
- 真夏(真冬)に出かけるのは赤ちゃんの負担になってしまうので、自宅で簡単にお祝いします
など、相手を気遣いつつ丁重にお断りするのがおすすめです。
気になる人は、一度SNSや知恵袋などでチェックしてみてくださいね♪
赤ちゃんの行事ってどんなものがある?費用はどれくらい?
赤ちゃんのお祝い行事一覧
赤ちゃんの主なお祝い行事は下記の通りです。
一度まとめてチェックしてみてくださいね♪
お七夜 | 生後7日 |
お宮参り | 男の子:生後31日~32日、女の子:生後32日~33日 |
お食い初め(百日祝い) | 生後100日 |
ハーフバースデー | 生後6ヶ月 |
初誕生 | 生後1年 |
初節句 | 男の子:5月5日、女の子:3月3日 |
必ずしもこの通りにしなければならないわけではありません。六曜やその日の天気など、各家庭でベストのタイミングを話し合い決定してくださいね♪
お七夜(生後7日)
お七夜(おしちや)は、赤ちゃんが産まれた日から7日目に行うお祝い行事のこと。
この日に、赤ちゃんの名前をお披露目して命名書を飾ります。
ただ、生後7日目は帝王切開で出産した場合だと入院中のことが多いですよね。
そのため、7日目にこだわらずに退院祝いを兼ねてお披露目式を行う家庭もあります。
お宮参り(男の子:生後31日~32日、女の子:生後32日~33日)
お宮参り(おみやまいり)は、赤ちゃんが産まれた日から31日目~33日目に行うお祝い行事のこと。
神社へ足を運び、赤ちゃんが無事に誕生したことを神様に報告して、感謝すると共に子供の成長を願います。
性別によって日数に違いがありますが、近年はあまり重要視されていないため、産まれてから大体1ヶ月としている家庭が多いです。
新潟県や東北、北海道など雪深い一部の地域では、冬季を避けて行うこともあるそうですよ。
お食い初め(生後100日)
お食い初め(おくいぞめ)は、赤ちゃんが産まれた日から100日目に行うお祝い行事のこと。
地域によっては百日祝いとも呼ばれたり、誕生から100日~120日目と柔軟な日程で行うところもあります。
お食い初めでは、一汁三菜(お赤飯、尾頭付きの鯛、お吸い物、煮物)のお祝い膳を準備して、「一生食べ物に困らないように」という願いを込め赤ちゃんにご飯を食べさせる真似事を行います。
ハーフバースデー(生後6ヶ月)
ハーフバースデーは、赤ちゃんが産まれた日から半年のタイミングで行うお祝い行事のこと。
ハーフバースデーはもともとアメリカやイギリスで行われていた風習で、日本で行われるようになったのは比較的最近です。
ただ、アメリカやイギリスのハーフバースデーは産まれて半年をお祝いするものではなく、「長期休暇中に誕生日を迎える子は、6ヶ月前や6ヶ月後に学校のみんなでお祝いをしましょう!」といったものです。
ハーフバースデーの祝い方に決まりはありませんが、離乳食でケーキを作ったり、部屋の飾り付けをして記念写真を撮ったりする家庭が多いようです。
初誕生(生後1年)
初誕生は、赤ちゃんが満1歳を迎えた日に行うお祝い行事のこと。
満1歳の誕生日を無事に迎えたことを、家族や親戚みんなでお祝いします。
初誕生では、一升(10合)分のもち米を使った「一升餅」を背負わせて歩いてもらいます。
ちなみに、一升餅には「一升」と「一生」がかけられていて、「一生幸せに過ごせますように」という願いが込められているんですよ♪
初節句(男の子:5月5日、女の子:3月3日)
初節句(はつせっく)とは、赤ちゃんが産まれて初めて迎える節句のこと。
男の子は端午の節句(5月5日)、女の子は桃の節句(3月3日)にお祝いをします。
男の子の場合は鎧兜や鯉のぼりを、女の子の場合はひな人形を飾ります。
昔は節句飾りは母方の実家から贈るという風習がありましたが、金銭的な負担が大きいため最近では両家で折半する場合も増えているようです。
赤ちゃんのお祝い行事にかかる費用の相場
お祝い行事をする際、神社に納める御祈祷料や会食の費用など何かとお金がかかります。
どのくらいの費用がかかるかチェックしておきましょう!
お七夜(生後7日)
費用の目安
- 食事代:一人あたり2,000円~5,000円
- 命名書:1,000円~2,000円(筆耕さんに書いてもらう場合は、5,000~10,000円)
- 手形足形:2,000円~5,000円
- 赤ちゃんの服:3,000円~5,000円
どのくらいの規模で行うかによって金額も変わりますが、5,000円~30,000円くらいで考えておきましょう。
赤ちゃんの服は退院時の洋服でOKですよ♪
お宮参り(男の子:生後31日~32日、女の子:生後32日~33日)
費用の目安
- 食事代:一人あたり2,000円~5,000円
- 初穂料:5,000円~10,000円
- 産着:20,000円~200,000円(レンタルの場合、3,000円~20,000円)
- 写真撮影代:スタジオ撮影の場合20,000円~50,000円(出張カメラマンの場合10,000円~30,000円)
お宮参りにかかる費用は、着物の金額や撮影方法によって大きく変わります。
産着のレンタルを活用したり、写真はスタジオ撮影ではなく出張カメラマンにお願いすると比較的費用を安く抑えることが出来ますよ。
お食い初め(生後100日)
費用の目安
- 食事代:一人あたり2,000円~5,000円
- お祝い膳:3,000円~10,000円
- お祝い着:20,000円~200,000円(レンタルの場合、3,000円~20,000円)
- 写真撮影代:スタジオ撮影の場合20,000円~50,000円(出張カメラマンの場合10,000円~30,000円)
お宮参りと同様、お食い初めも着物の金額や撮影方法によって費用は大きく変わります。
お祝い膳は食器類を用意する必要があるので、慶事料理を出すお店で行う方が準備の面倒がなく費用も抑えることができるのでおすすめです。
レンタル食器の付いたお食い初めセットを用意するのもあり!↓
ハーフバースデー(生後6ヶ月)
費用の目安
- 食事代:一人あたり1,000円~3,000円
- 飾り付け:1,000円~2,000円
- 赤ちゃんの服:3,000円~5,000円
- 写真撮影代:スタジオ撮影の場合20,000円~50,000円(出張カメラマンの場合10,000円~30,000円)
- 赤ちゃんへのプレゼント:1,000円~3,000円
ハーフバースデーは自宅で行う家庭が多く、写真撮影も自身のスマホやカメラで撮ることが多いのが特徴です。
そのため、撮影代を浮かせることも可能。
赤ちゃんへのプレゼントは、仕掛け絵本などを贈るのがおすすめです。
初誕生日(生後1年)
費用の目安
- 食事代:一人あたり2,000円~5,000円
- 一升餅:3,000円~5,000円
- 飾り付け:1,000円~2,000円
- 赤ちゃんの服:3,000円~5,000円
- 写真撮影代:スタジオ撮影の場合20,000円~50,000円(出張カメラマンの場合10,000円~30,000円)
- 赤ちゃんへのプレゼント:1,000円~5,000円
初めての誕生日は盛大に!と考える人が多いため、費用は行事の中でも比較的高額になる傾向があります。
一升餅は、主に風呂敷タイプとリュックタイプがありますが、最近だとリュックタイプを選ぶ人が多いようです。
初節句(男の子:5月5日、女の子:3月3日)
費用の目安
- 食事代:一人あたり2,000円~5,000円
- 赤ちゃんの服:3,000円~5,000円
- 写真撮影代:スタジオ撮影の場合20,000円~50,000円(出張カメラマンの場合10,000円~30,000円)
鎧兜や鯉のぼり、ひな人形などは祖父母が購入するのが一般的なので、初節句はほとんどの場合食事代・衣装代・撮影代のみを用意しておけば基本的には問題ありません。
赤ちゃんの服は、ベビー袴などを着せる家庭が多いようです。
行事をしなかった先輩ママ&パパの「やらなかった理由」を調査
理由①行事をするのが面倒だったから
先輩ママAさん
赤ちゃんの行事ほとんどやってないです。
やったからって何か意味があるとも思わないし気持ちの問題ですよね。
初詣に挨拶したっていいし、行ける時でいいと私は思うので気になりません。
先輩ママCさん
正直面倒だったので、うちはお宮参りもお食い初めもしませんでした。
しなかったからって愛情が足りないわけじゃないし、家族で日々を大切に送れば良いと思う。
行事をしない理由で一番多かったのが「面倒だから」という意見です。
赤ちゃんの行事は事前に準備しなければならないものも多く、義両親にも気を遣わなければならない。
そういったことから、やらないという選択をするママもいるようです。
理由②真夏や真冬など季節が良くなかったから
先輩ママMさん
冬生まれで真冬にお宮参りも行きたくなかったし、正直初めての子育てで生後3ヶ月位までは引きこもってました。
旦那の親も何も言ってこなかったし・・・。
先輩ママSさん
うちの子供は6月生まれだったので、真夏のお宮参りはよくないと思いしませんでした。
そのかわり、3ヶ月くらいに家族で神社に行ってお参りをしました。
真夏や真冬だと、熱中症や風邪の流行などが心配ですよね。
もし赤ちゃんに何かあったら…といった不安から、行事をしない選択をするママもいるようです。
特に、産着やベビードレス、祝い着など多くの衣装を着るお宮参りは、真夏に実施するのは可哀想な気がしますね。
理由③産後の体調が良くなかったから
先輩ママMさん
生後1ヶ月の赤ちゃんを連れ回すのも可哀想だし、自分の体調も良くなかったからお宮参りはやらなかったです。
行事って拘束時間が長いし、疲れるし・・・結局お食い初めもしなかったです。
特に、産後のママは体調が不安定。
人によっては歩くのさえ辛いこともあるそうです。
健康が第一!赤ちゃんのお祝い行事は体調が落ち着いてからでも、やらないという選択をしても正解です。
他にはこんな理由も…
- 宗教上の理由で行事ができないため
- 義両親に会いたくないから
- 行事にお金を使うくらいならベビー用品に回したいから
【まとめ】行事をやるやらないは各家庭で話し合って決めましょう
要点のまとめ
赤ちゃんのお祝い行事は、必ずしもやらなければいけないわけではありません。
お祝いの形はさまざまなので、形式にとらわれず各家庭でやるやらないは決めて大丈夫です。
とはいえ、何もしないというのも少し寂しいかも。
記念に写真だけでも残しておくと、「やっぱりやっておけば良かった…」なんて後悔もしなくて済むかもしれませんね。
行事をやらない、やりたくない理由は人それぞれあると思います。強要されるとストレスを感じる人もいますよね。
お子さんへの愛情さえあれば、正直行事なんてしなくても良いんです。
周りの意見に惑わされずに、夫婦でしっかりと話し合って決めてくださいね。