授乳中寝てたのに布団に移したら起きちゃう!これってどうしたらいいの?
授乳中は腕の中でスヤスヤ寝てたのに、布団に移したらなぜか起きてしまう…こんな経験したことありませんか?
授乳中に寝る→置くと起きるが毎回のように繰り返されると、さすがに少しイラっとしてしまいますよね。
「対処法があればいいのに…」そう思う人も少なくないはず。
実は、おすすめの対処法があります!
その対処法は主に3つ!
- 赤ちゃんが寝る場所をあらかじめ温めておく
- 授乳時の体勢をキープする
- 添い乳を試してみる
といった方法です。
赤ちゃんを布団に置くコツを確認して、さっそく今日から実践してみましょう♪
この記事では
- 「授乳中寝るのに置くと起きる」の対処法3選
- 授乳中寝るのに置くと起きるのはなぜ?
- 授乳中に寝落ちさせない方法
についてまとめています。
授乳中に寝る→置くと起きるに疲れてきたママやパパには、ぜひ参考にしてもらいたいです♪
「授乳中寝るのに置くと起きる」の対処法は?
しっかりと母乳やミルクを飲んでほしいのに途中で寝てしまう赤ちゃん→仕方なく布団に移動したら覚醒。
「もうどうしたらいいの!」と困り果てているあなたに、ぜひ試してほしい対処法がコレです!
一つずつ詳しく解説するのでチェックしてみてください♪
①赤ちゃんが寝る場所をあらかじめ温めておく
赤ちゃんは大人以上に温度の変化に敏感です。
そのため、ママの体温や匂いを感じながら母乳やミルクを飲んでいたのに、急に冷たい布団に移されると不安な気持ちになってしまいます。
これが、授乳中は寝てるのに置くと起きてしまう原因の一つ。
解決方法としては、なるべく赤ちゃんの寝る場所をママの体温に近い状態にしておくこと!
例えば、
- 布団の中に湯たんぽを入れておく
- 布団乾燥機で温めておく
といった方法を使って、授乳前に温かい布団を準備しておきましょう。
もちろん失敗することもありますが、比較的スムーズに寝かしつけることが出来ますよ♪
②授乳時の体勢をキープする
授乳中寝てるのに置くと起きてしまう原因、2つ目は「体勢の変化」です。
赤ちゃんの抱っこ時の姿勢は「Cカーブ」(背中を丸めた「C字型」になっている状態)であることが多く、この姿勢は赤ちゃんが一番安心できる状態だと言われています。
ただ、布団に寝かせると背中が伸びてしまうため、この体勢の変化によって赤ちゃんは覚醒してしまうんです。
逆を言うと、なるべくCカーブの状態をキープ出来れば良いということ!
Cカーブの状態をキープするには、授乳後に
- 横向きに寝かせる
- おひな巻きで寝かせる
- 授乳クッションごと布団の上に置く
といった方法を試してみましょう。
①横向きに寝かせる
背中が伸びてしまわないように、Cカーブをキープできる横向きで寝かせてみましょう。
真横を向いた状態で寝かせ、仰向けにならないように背中にクッションやタオルなどをあてて支えます。
しっかりと寝入ったのを確認できたら、そっと支えを外せばOKです。
②おひな巻きで寝かせる
丸まった体勢の赤ちゃんをおくるみやバスタオルで包んだ状態のことを「おひな巻き」といいます。
Cカーブをしっかりとキープできるおひな巻きは、赤ちゃんに安心感を与えることができるのでおすすめです。
おひな巻きのやり方は、YouTubeなどでチェックできるのでチャレンジしてみてください。
③授乳クッションごと布団の上に置く
授乳中にクッションの上で寝てしまった時は、そのままクッションごと布団に置いてしまってOK!
授乳時の姿勢がキープされているので、そのまま寝てくれる可能性が高まりますよ。
不安な場合は、タオルなどで高さを調整してあげたり、様子を見ながら少しずつクッションを抜いてみてくださいね。
ねんねクッションを使うのもおすすめです♪
③添い乳を試してみる
母乳育児中でまだ添い乳をしたことがない人は、ぜひこの機会に一度試してみましょう。
横になりながら授乳するため、赤ちゃんの体勢が変わることなく、ママも疲れた体を休めることができますよ。
添い乳の正しい方法は、下記の動画を参考にしてみてください♪
ただし、添い乳をする際は「寝落ち」に十分注意しましょう。
寝落ちてしまうと赤ちゃんにしっかりとげっぷをさせてあげられなくなってしまうため、吐き戻しや窒息事故に繋がる危険があります。
寝不足や体調不良を感じる場合は、添い乳は避けるようにしてください。
授乳中寝るのに置くと起きるのはなぜ?
赤ちゃんは少しの温度差や体勢の変化に敏感
眠っていた赤ちゃんが布団に置いたことで起きてしまう現象は「背中スイッチ」とも呼ばれ、多くのママやパパが経験する子育てあるあるの一つ。
では、なぜ背中スイッチは発動してしまうのか。
原因は、温度差と体勢の変化です。
抱っこから布団へと移されるときに、その少しの温度差に赤ちゃんは不安を感じ、起きてしまったり泣いてしまうことがあります。
また、そのときに体勢が崩れることで目を覚ましてしまう場合も。
布団に寝かせることで、赤ちゃんが一番安心できる「Cカーブ」が崩れてしまうのが原因です。
体勢の変化で起きる「モロー反射」
赤ちゃんが寝ているときに、突然ピクッとして両手をバンザイすることありませんか?
これは「モロー反射」といって、大体生後4ヶ月頃から見られる赤ちゃん特有の反応です。
このモロー反射も体勢の変化によって起きることが多く、中にはピクッとした自分に驚いて泣いてしまう子もいます。
ちなみに、モロー反射は運動機能発達のために必要な成長過程の一つなんですよ♪
眠りが浅いため少しの刺激でも反応しやすい
赤ちゃんは何でちょっとした変化で目を覚ましちゃうの?
結論から言うと、眠りが浅いからです。
赤ちゃんはまだ睡眠のリズムが整っていない中で、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)を繰り返しながら寝ています。
大人と違うのは、赤ちゃんの場合はレム睡眠の時間が長いという点。
レム睡眠の状態が長く続くため、温度差や体勢の変化で目覚めてしまったり、周囲の音などにも反応しやすいと言われています。
インターホンの音や選挙カーの演説などで赤ちゃんが起きてしまうと、もうガックリきてしまいますよね…。
泣かずに起きてる場合は放置しても大丈夫?
赤ちゃんって寝てるか泣いてることがほとんどだけど、たまに泣かずに起きてることってありませんか?
この場合、そのまま放っておいても良いのか迷ってしまいますよね。
赤ちゃんが泣かずに起きてる場合は放置して大丈夫?について、こちらの記事で詳しく解説してるのであわせて読んでみてください♪
授乳中に寝落ちさせない方法
授乳中に寝落ちされてしまうと、
- 母乳は足りてるのかな?
- ミルクは残さず飲み切ってほしいな
- まだげっぷさせてないのに…
などなど、いろいろと困ることも多いですよね。
寝落ちさせない方法について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんが授乳中に寝てしまう理由
そもそも赤ちゃんはなぜ授乳中に寝てしまうのでしょうか。
理由はさまざまありますが、
- 飲んでいると疲れてしまう
- 睡眠が不足している
- 授乳しながら寝るものだと思っている
といったことが考えられます。
ちなみに、赤ちゃんが母乳やミルクを飲みながら寝てしまうのはいたって普通のことなので不安にならなくても大丈夫です。
ただ、授乳中に寝るのが習慣化してしまうと、母乳やミルクを飲まないと寝ない「入眠癖」がついてしまう可能性も。
いつかは母乳やミルクを卒業しなければならない日が来るので、なるべくなら入眠癖は付けない方がベストです♪
今すぐできる!寝落ちさせない方法
うちの子は授乳してると毎回途中で寝落ちしちゃうんだけど、何かいい方法はない?
それなら、この方法を試してみてください♪今すぐできる簡単なことなので、今日から始めてみましょう!
授乳中に寝落ちさせない方法
- 眠すぎる状態で授乳を行わない
- 足の裏やわき腹をくすぐる
- げっぷやオムツ替えなどで意識を戻す
赤ちゃんそれぞれ個人差があるので、必ずしも成功するとは限らないということは頭に入れておきましょう。
①眠すぎる状態で授乳を行わない
眠すぎる状態で授乳を行うと、それがスイッチとなって寝落ちてしまう可能性があります。
それだけならまだ良いのですが、寝落ちが定着してしまうと母乳やミルクなしではなかなか寝てくれなくなってしまう子も…。
入眠癖は、月齢が上がれば上がるほど矯正するのが難しくなります。
可能であればしっかりと睡眠をとってから授乳を行うようにしましょう。
②足の裏やわき腹をくすぐる
母乳やミルクを少し飲んだだけで寝られてしまうと、思わず「もう少し頑張って~」と声をかけたくなってしまいますよね。
そんな時は、声をかけるのも良いですが足の裏やわき腹をくすぐってみるのもおすすめです。
くすぐっても目は開かないことがほとんどですが、思い出したように飲むのを再開してくれることが多いので試してみてください。
筆者は助産師さんにこの方法をすすめられました♪ただ、あまりにも眠い場合はくすぐっても効果がないときもあります…(笑)
③げっぷやオムツ替えなどで意識を戻す
寝落ち防止のため、ある程度のところで一度げっぷをさせたりオムツの交換を行うのもアリです。
一度覚醒させた後、また授乳を再開すればOK!
飲むのも体力を使うので疲れて寝てしまうのは仕方がありません。
そこはママやパパが試行錯誤を繰り返して、なんとか最後まで母乳やミルクを飲み切れるように手助けしてあげましょう。
赤ちゃんの様子をみて、無理のない範囲で行ってくださいね♪
【まとめ】対処のポイントは「温度差」と「体勢の変化」
要点のまとめ
「授乳中寝るのに置くと起きる」の対処法は、主にこの3つ。
- 赤ちゃんが寝る場所をあらかじめ温めておく
- 授乳時の体勢をキープする
- 添い乳を試してみる
赤ちゃんはちょっとした温度差や体勢の変化にも敏感に反応してしまうため、このような方法でなるべく変化が起きないように注意する必要があります。
対処法は必ずしも成功するわけではありませんが、やってみる価値はあるのでぜひ試してみてください。
毎日の子育てお疲れ様です。
「授乳中寝るのに置くと起きる」の対処法を試してみて、赤ちゃんが眠ってくれたらたまにはママやパパも一緒にお昼寝しちゃいましょうね。