出産祝いに何を贈るべきか、「コレ!」という正解がないから難しいですよね。
「ママが使う用にスキンケア用品なんてどうかな?」と考えている人も中にはいるのではないでしょうか。
せっかくだし、少しお高めのスキンケアセットを贈ろうかなぁ。
ちょっと待って!出産祝いにスキンケア用品はもしかしたら迷惑になっちゃうかも…。
一見贈り物に良さそうなスキンケア用品ですが、実はいらないと感じる人がとても多いんです!
その主な理由が、この3つ。
- 産後は肌が敏感になっている
- スキンケアになかなか時間をかけられない
- 香りの強いものは赤ちゃんに影響を及ぼしそうで心配
全ての人がそうというわけではありませんが、何も考えずに贈ってしまうと迷惑になる可能性も…。
この記事では
- 出産祝いにスキンケア用品がいらない理由
- 出産祝いにおすすめのスキンケア用品
についてまとめています。
お祝いの品に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
出産祝いにスキンケア用品はいらない?
出産祝いに「お疲れ様」の意味を込めて、ママ用にプレゼントを贈るのって素敵ですよね。
ただ、悩ましいのが贈る品。
物によっては相手を困らせてしまうことも…。
スキンケア用品をいらないと感じる人は一定数存在する
ギフトの定番でもあるスキンケア用品。
普通なら喜ばれそうなプレゼントですが、それが産後のママに贈るとなると少し状況が変わってくる場合があります。
実はスキンケア用品をいらないと感じるママは多く、「出産祝いにいらないものランキング」などでは比較的上位にランクインしてくるんです。
なんでスキンケア用品はいらないの?
それは産前と産後で生活スタイルに大きな変化が起きているから!いらないと感じる理由について、詳しく解説していきますね。
出産祝いにスキンケア用品がいらない3つの理由
出産祝いにスキンケア用品はいらないと言われてしまうのには、主にこのような理由があります。
- 産後は肌が敏感になっている
- スキンケアになかなか時間をかけられない
- 香りの強いものは赤ちゃんに影響を及ぼしそうで心配
①産後は肌が敏感になっている
慢性的な睡眠不足や育児へのストレスによって、産後のママの肌はボロボロ状態。
ホルモンバランスが乱れているのもあって、この時期に肌トラブルに悩む女性はとても多いんです。
それならやっぱりスキンケア用品を贈った方が良いんじゃないの?
残念ながら答えはNO!
実は、産後の肌はボロボロな上に非常に敏感な状態になっているんです。
そのため、スキンケア用品の成分によっては肌が強く反応してしまう場合があります。
成分をきちんと確認せずにプレゼントしたことで、相手は肌荒れやかゆみを引き起こしてしまうかも…。
「愛用していた化粧水が、産後になって急に肌に合わなくなった」なんてことも全然珍しくないんですよ。
実際に、筆者も産前に使っていた化粧水を産後に使ったら肌が真っ赤になってしまったことがありました…。
②スキンケアになかなか時間をかけられない
産後はどうしても赤ちゃん優先となってしまうため、自分の肌のことにまで時間をかけてられないというママはとても多いです。
そのため、せっかくスキンケア用品を贈っても結局使ってもらえない可能性も…。
睡眠不足や育児疲れで肌はボロボロだけど、忙しくてスキンケア一つ出来ない!なんてことも珍しくありません。
ある企業が行った「小学生未満の子どもがいる20~40代のママ500名を対象とした産後のスキンケア事情に関する意識調査」では、なんと84%のママがスキンケアにかける時間が減ったと答えています。
また、スキンケアに5分以上の時間をかけられているママは、わずか10%!
参考:株式会社ナリスアップ コスメティックス|「産後のスキンケア事情」に関する意識・実態調査
家族の身支度をしてあげなければならない場合もあるので、ママは朝から夜まで大忙し。本当はゆっくり肌のお手入れをしたいんですけどね…。
③香りの強いものは赤ちゃんに影響を及ぼしそうで心配
赤ちゃんはママの匂いが大好きで、その匂いに包まれていると安心することが出来ます。
そのため、香りの強いスキンケア用品などママの匂いを邪魔してしまう可能性のあるプレゼントは避けた方が無難です。
例えば
- 香料のある化粧水や美容液
- アロマ配合のスキンケア
- ボディクリーム
- 香水
- 入浴剤
などは、出産祝いには不向きです。
どうしてもスキンケア用品を贈りたい場合は、なるべく無香料のものを選ぶようにしましょう。
アロマテラピーの注意点
日本アロマ環境協会(AEAJ)の作成したガイドラインには、「乳幼児には芳香浴以外は行わないように」といった案内がされています。
AEAJでは、3歳未満の乳児、幼児には芳香浴以外は行わないようにご案内しております。3歳以上12歳以下の子どもでも、大人の使用量の10分の1程度からはじめ、多くても2分の1程度までを限度とし、使用にあたっては十分に注意をしてください。
引用:日本アロマ環境協会(AEAJ)|よくある質問(Q&A)
赤ちゃんは香りが不快だと感じても訴えることが出来ません。
なるべくなら芳香浴も避けた方が良いかもしれませんね。
贈る相手に確認するのが一番!
出産祝いにスキンケア用品を贈ろうかどうか悩んでいるなら、迷わず相手に確認してしまいましょう。
「出産祝いを贈りたいんだけどスキンケア用品って使う?」「出産祝いにもらうならどこのブランドのスキンケアが良い?」など、必要か否か聞いてしまうのが一番です。
お祝いの品にサプライズは必要ありません。
贈ったのに使ってもらえないのでは意味がないですよね。
サプライズは別の機会に取っておいて、出産祝いは贈る相手が喜んでくれる品を用意してあげるようにしましょう。
出産祝いにおむつケーキは喜ばれない⁉
出産祝いの定番となりつつある「おむつケーキ」も、スキンケア用品と同じようにいらないと感じる人が一定数いるのだとか…。
いらない理由について、こちらの記事で解説しているので興味のある人はあわせて読んでみてください♪
出産祝いにおすすめのスキンケア用品は?
時短スキンケアコスメは忙しいママに大人気
出産祝いにスキンケア用品はいらないと感じるママは少なくないですが、全ての人が「お肌のお手入れはしなくても良い」と思っているわけではありません。
むしろ、スキンケアはしたいけどなかなか時間が取れないといった人が多いのが現状です。
そこでおすすめなのが、時短スキンケアコスメ!
例えば
- 泡立てが不要な洗顔料
- オールインワンジェル
- 乳液と化粧下地が一緒になったもの
といったスキンケア用品なら、限られた時間の中でサッとお肌のお手入れを行うことが出来るので忙しいママも大助かり!
特に、化粧水・美容液・乳液・クリームなどの機能が一つになった「オールインワンジェル」は、数秒でお手入れ出来ることからママ人気がとても高いアイテムです。
産後の女性に贈るなら、このような敏感肌用を選ぶと安心ですよ♪
皮膚刺激の少ない化粧品を選びましょう
産後は肌が敏感な状態になっているため、なるべくパラベンフリーやアルコールフリーなどの皮膚刺激の少ない化粧品を選ぶのがおすすめです。
パラベンやアルコールが配合された製品によって、アレルギー反応を引き起こしたり赤みやかゆみなどといった肌トラブルを生じることもあります。
実際に、筆者もパラベン入りの化粧水によって顔が真っ赤になってしまった一人です。幸いにも数日後のお宮参りには赤みは解消されましたが、治らなかったらどうしようかと本当にヒヤヒヤしました…。
「どういったものが良いのかわからない!」という人は
- 素肌に近い弱酸性
- 洗顔料なら泡切れの良いもの
- オーガニックや無添加
- 保湿成分が含まれている
といった特徴のある製品を選んでみてください。
レチノールが含まれるスキンケア用品には要注意!
高濃度のレチノールを大量に使うなどしなければ基本的には問題ないと考えられていますが、授乳に及ぼす影響がゼロだとは言えません。
安全性を示すデータはないため、肌が敏感になっている産後にレチノールが含まれるスキンケア用品を贈るのは避けた方が安心です。
日焼け止めやハンドクリームもチェック
出産祝いにスキンケア用品を贈りたいなら、日焼け止めやハンドクリームも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
肌の調子を整えるために重要なのは「乾燥対策」と「紫外線対策」です。
産後だとなかなかスキンケアの時間を作れない場合が多いですが、日焼け止めやハンドクリームを塗るくらいなら忙しいママでもサッと出来そうですよね。
ただし、産後は肌荒れしやすくなるため、強い成分が含まれるものはNG!
特に気を付けたいのが、「SPF」や「PA」の値が高い日焼け止めで、値が高いほど日焼けは予防しやすくなりますがその分肌荒れにつながることもあるため注意が必要です。
ちなみに、敏感肌には紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)の日焼け止めがおすすめ!
無印良品の日焼け止めミルクなら、無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリー・紫外線吸収剤不使用。しかも石鹸で洗い流せるので忙しいママにもピッタリです♪
ハンドクリームは赤ちゃんに影響のない無香料のものがおすすめ!
【まとめ】スキンケア用品を贈りたいなら事前に確認しましょう♪
要点のまとめ
「出産祝いにスキンケア用品はいらない」と感じるママは一定数存在していて、その主な理由は
- 産後は肌が敏感になっている
- スキンケアになかなか時間をかけられない
- 香りの強いものは赤ちゃんに影響を及ぼしそうで心配
といったもの。
出産祝いにスキンケア用品をプレゼントしたいと考えている人は、贈っても良いか事前に相手に確認するのが安心です。
もちろん、スキンケア用品をもらって嬉しい人もたくさんいます。
贈る際は、相手が産後であるということを忘れず、出来るだけ肌に優しいスキンケア用品を揃えてあげてくださいね。