ベビースイミングは意味ないってホント?
0歳児の習い事として近年注目されている「ベビースイミング」ですが、実際どんな効果があるのか気になりますよね。
「ベビースイミングは意味ないよ」なんて言う人もいるので、通わせるかどうか悩んでいるママパパもいるのではないでしょうか。
結論を言うと
意味があるかないかは、ベビースイミングにどのような効果を期待しているかによります。
例えば、泳ぎを覚えさせたいと思っているなら効果は感じられない=意味がないと感じるかもしれません。
ただし、目的によっては一定の効果が期待できるので、必ずしも意味ないとは言い切れません。
ベビースイミングの効果については、後ほど詳しく解説します♪
この記事では
- ベビースイミングは意味ない?どんなことをするの?
- ベビースイミングについて気になる疑問を解決【Q&A】
- ベビースイミングで産後のママは痩せた?痩せない?
についてまとめています。
ベビースイミングに通わせるかどうか悩んでいるママパパは、ぜひ参考にしてみてください。
ベビースイミングは意味ない?どんなことをするの?
ベビースイミングに何を期待しているかによって変わる
初めての習い事としても人気のベビースイミングですが、あなたはベビースイミングに何を期待していますか?
- 泳ぎ方を教えてほしい
- 水に慣れさせたい
- 軽く運動させてあげたい
- 子供とのスキンシップの一環として取り入れたい
人によって求めるものはさまざまですよね。
ただ、ベビースイミングに対して「泳ぎ方を教えてほしい」「泳げるようになってほしい」と考えているのであれば、残念ながらベビースイミングに通う意味はありません。
なぜなら、ベビースイミングは泳ぎ方を教えるものではないからです。
スイミングと聞くと「泳ぎ方を習うもの」と考える人も多いと思いますが、ベビースイミングに関しては少し違います。
ベビースイミングは、あくまで水に慣れさせたり気分転換として行うものであって、泳ぎ自体を指導し始めるのは3歳以降が一般的です。
ベビースイミング=意味ないというわけではありませんが、目的によって意味合いが変わってくるといった点は注意しておきましょう。
ベビースイミングのメリットは「スキンシップ」「心身の成長」
ベビースイミングの主な目的は、
- スキンシップで親子の信頼関係を育む
- 水と触れ合うことで赤ちゃんの発育や発達を促す
といったものがあげられます。
①スキンシップで親子の信頼関係を育む
水の中で赤ちゃんと一緒に遊んだり、たくさん体を動かすことでスキンシップをはかることが出来ます。
ママやパパと肌を触れ合わせることは、赤ちゃんにとって信頼関係を深める絶好の機会!
特に乳児期はママやパパとの関わりがとても重要とされているので、親子の信頼関係を育む一環としてベビースイミングに通うのはとてもおすすめです。
②水と触れ合うことで赤ちゃんの発育や発達を促す
赤ちゃんは水に対しての恐怖心があまりありません。
そのため、この時期から水に慣れさせておくことで将来的に水への恐怖心が和らぐとされています。
水を怖がり始めるのが大体1歳を過ぎた頃からなので、早めのスタートが効果的。
しかも、水中での運動は手足をたくさん動かす「全身運動」なので、神経や筋肉の発達を促すにもピッタリです。
ベビースイミングは生後6ヶ月頃からOK!危険性は?
ベビースイミングっていつから通える?危険性はないの?
ベビースイミングは、一般的に生後6ヶ月~3歳の赤ちゃんを対象にしています。
ただ、赤ちゃんは1歳を過ぎると徐々に水に対して恐怖心を抱くようになってしまうので、始めるのは生後6ヶ月からがベストと言われています。
とはいえ「生後6ヶ月からスイミングなんて大丈夫なの?危険はないの?」といった不安を抱くママやパパも多いのではないでしょうか。
けれど、そこは安心して大丈夫!
赤ちゃんには保護者が付き添うのが原則で、保護者に水泳経験がなくても問題ありません。
ちなみに、レッスンは例えばこのような流れで行います(セントラルスポーツのベビースイミングを参考にしました)。
レッスンの流れ
- プールサイドに座り、歌を歌いながらお腹や頭などに水をかけていきます
- パパやママと一緒にプールに入り、抱っこでゆらゆら
- 「高い高い」をしたり水を口でブクブクさせたり、少しずつ水に慣れさせます
- 滑り台やトンネルを使って体を動かしたり、ボールで遊んだりします
- 40分~60分程度でレッスン終了です
スタッフさんがしっかりサポートしてくれるので大きな危険はありませんが、赤ちゃんがプールの水を大量に飲んでしまわないようにママやパパは注意してくださいね。
ベビースイミングについて気になる疑問を解決【Q&A】
ベビースイミングにはどんなデメリットがある?
ベビースイミングには、主にこのようなデメリットがあります。
- 衛生面が少し心配
- 着替えさせるのがめんどくさい
- ママは化粧NG
①衛生面が少し心配
スイミングスクールのプールは塩素によって消毒されているので、衛生面に関しては特に心配いりません。
ただ、やはり赤ちゃんなので当然おしっこやうんちを我慢することは出来ないし、鼻水や唾液などもプールに流れます。
スイミング用のおむつは、うんちをカバーすることは出来ますがおしっこは完全にカバーすることはできません。
消毒はされていますが、「気分的に嫌だな」と感じるのならベビースイミングは不向きかもしれませんね。
②着替えさせるのがめんどくさい
ベビースイミングは、とにかく着替えさせるのがめんどくさいです。
動き回る赤ちゃんに水着を着せるのは結構大変!
特に冬だと着ている服も多いので、服を脱がせるだけでも一苦労…実はそれで通わせるのを止めてしまう人も多くいるのだとか。
しかもママやパパも水着に着替えないといけないから、二重でめんどくさいですよね。
③ママは化粧NG
スイミングスクールは、基本的に化粧NGのところが多いです。
水質を守るためなので仕方がないですが、すっぴんに抵抗のあるママは少し気になってしまうかもしれませんね。
ちなみに、スイミング後に化粧直しをするような場所もないので、すっぴん覚悟で臨むようにしましょう。
眉毛だけでも何とかしたい!
「化粧は難しいなら、何とか眉毛だけでも…」といった人もいますよね。
そんな人におすすめなのが、「眉ティント」というアイテム。
眉ティントとは、眉部分の地肌を眉毛色に染めるもので汗・水・皮脂に強く、1回で約3日消えない特性を持っています。
ベビースイミングの費用はどれくらい?
月会費はスポーツクラブによって多少差はありますが、大体5,000円~7,000円くらいが相場のようです。
ただし、初回は水着や水泳キャップ、入会金などがかかる場合もあるので、詳しい金額はスポーツクラブに直接問い合わせてみましょう。
ちなみに、ベビースイミングは週1回30分~60分程度が一般的です。
キャンペーンやお友達の紹介などで「水着無料!」「入会金無料!」といったサービスを行っているスポーツクラブもあるので、その辺りもしっかりチェックしてくださいね♪
ベビースイミングで産後のママは痩せた?痩せない?
ダイエット効果はあまり期待できない
産後太り解消のためにベビースイミングを考えている人もいるかもしれませんね。
ただ、残念ながらベビースイミングにダイエット効果を期待するのは難しいかもしれません。
なぜなら、ベビースイミングの消費カロリーはそこまで多くないから。
下記は、水中ウォーキングを行った際の消費カロリーです。
水中ウォーキングの消費カロリー
- 50㎏の人→約131kcal/1時間
- 60㎏の人→約158kcal/1時間
- 70㎏の人→約184kcal/1時間
こちらのサイトで計算できるので、自分の体重でカロリー計算してみましょう♪
ベビースイミングは、ほとんどの場合は週1~2回程度。
毎日行うのであれば多少のダイエット効果は期待できるかもしれませんが、週1~2回程度では運動量が少ないので痩せるのは難しいです。
ちなみに、6枚切りの食パン1枚のカロリーが約158kcalですよ♪
運動不足解消やストレス解消にはおすすめ
ダイエット効果はそこまで期待できませんが、運動不足解消やストレス解消にはベビースイミングはピッタリです。
スイミングによる習慣的な運動は、
- 水圧によってむくみが取れやすくなる
- 不安や憂鬱な気持ちを取り除く
- 副交感神経が刺激されリラックス効果を得られる
といった効果が期待できるとされているので、産後のママには特におすすめの運動です。
【まとめ】ベビースイミングに通わせる目的を明確にしておきましょう♪
要点のまとめ
ベビースイミングにどのような効果を期待しているかによって、「意味がある」「意味がない」の判断は異なります。
泳ぎを覚えさせたいと思っているなら効果は感じられない=意味がないと感じるかもしれません。
ただし、
- 水に慣れさせたい
- 軽く運動させてあげたい
- 子供とのスキンシップの一環として取り入れたい
といった目的であれば一定の効果が期待できます。
赤ちゃんの初めての習い事として通わせる人も多い「ベビースイミング」
確かにデメリットもありますが、親子の信頼関係を育むにはピッタリな習い事です。
「子供の寝つきが良くなった!」なんて声もあるので、一度ベビースイミングの体験に参加してみてはいかがでしょうか。