子どもにアイスクリームを与えたいと思っているんだけど、一体いつからあげてもいいの?
アイスクリームっていつから子どもにあげていいのか気になりますよね。
夏の暑い時期は特に、冷たいアイスクリームをおやつに出してあげたいと考えるママやパパは少なくありません。
結論を言うと
アイスクリームは、1歳以降に与えるのがベストです。
なぜなら、アイスクリームは
- 糖分が多い
- 味が濃い
- 胃腸への刺激が強い
といったように、赤ちゃんには負担が大きすぎる食べ物だからです。
だからと言って、1歳を過ぎていればどんどん食べてOKというわけでもありません。
この記事では
- アイスクリームはいつからあげてもいい?
- アイスクリームを与えるときに注意したい3つのポイント
- 赤ちゃんにおすすめ!簡単アイスクリームの作り方3選
についてまとめています。
ぜひ、赤ちゃんにアイスクリームを与える際の参考にしてみてください。
アイスクリームはいつからあげてもいい?
アイスクリームは1歳を過ぎた離乳食完了期から
暑い季節になると、大人でも食べたくなるアイスクリームですが、赤ちゃんには一体いつ頃から与えてもいいのか気になりますよね。
「ちょっとくらいならあげても大丈夫かな?」なんて思ってしまう気持ちわかります。
けれど、少量であっても与えてしまうのはNG!
アイスクリームは、1歳を過ぎた離乳食完了期以降に与えるようにしましょう。
アイスクリームは、知っての通り甘くて冷たい食べ物です。
そのため、
- 糖分が多い
- 味が濃い
- 胃腸への刺激が強い
といった点で、赤ちゃんに与えるのは極力控えた方が良いとされています。
乳幼児に味の濃いものを与えるのは要注意
なぜアイスクリームのような味の濃い食べ物を控えた方が良いのか、下記のような理由があげられます。
- 内蔵への負担が大きい
- 薄味が食べられなくなってしまう
- 肥満や高血圧のリスクが高まる
内蔵への負担が大きい
赤ちゃんの内臓はまだまだ未熟なので、ちょっとした量で体調を崩すことも少なくありません。
特にアイスクリームのような冷たい食べ物は、胃腸への負担が大きく、下痢や腹痛、食欲不振を引き起こす原因になる場合もあります。
大人でも、アイスクリームを食べると体が冷えるし、人によってはお腹が痛くなるときもありますよね。
けれど赤ちゃんだと、寒いときでもお腹が痛いときでも泣くことしかできません。
体調不良に気付きにくいといった点も、アイスクリームを控えた方が良い理由の1つです。
薄味が食べられなくなってしまう
赤ちゃんに甘みの強い食べ物を与えると、次第に味の濃いものを好むようになってしまい、味覚の発達に悪影響を及ぼすことになります。
離乳食を食べてもらいたくても、美味しくないと拒否されてしまったり、思うように離乳食が進まないといった可能性もあるので十分に注意しましょう。
それなら、甘みの少ないさっぱりしたアイスクリームなら大丈夫?
答えは、NOです!
甘みが少ないからと言って油断してはいけません。
冷たいものは味を感じにくい特徴があるので、甘くないと感じても意外と多くの糖分が使われています。
肥満や高血圧などのリスクが高まる
赤ちゃんの頃から、塩分や糖分を多く摂取してしまうと、将来的に肥満や高血圧・糖尿病などのリスクが高まると言われています。
「赤ちゃんなんだから、生活習慣病のことなんて考えなくても大丈夫でしょ」といった考えは非常に危険です。
病気のリスクは、大人も子どもも一緒。
我が子のためにも、味の濃い食べ物はなるべく控えるようにしましょう。
WHO(世界保健機関)では、子どもの砂糖摂取量は1日25g未満にすべきと発表しています。
赤ちゃんだと、さらに少なくする必要がありそうですね。
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大するという。
内閣府|食品安全委員会 世界保健機関(WHO)ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」
アイスクリームを与えるときに注意したい3つのポイント
少量を心掛ける
1歳の子どもが1日に摂取して良いおやつの量は、約50g前後と言われています。
ただ、この量はアイスクリーム以外に何もおやつを食べていない状態での数値なので、アイスクリームを50g食べて良いというわけではありません。
アイスクリームを与える量の目安は、大体スプーン1杯程度です。
Amazonや楽天などの大手ネット通販サイトでは、低糖質のアイスクリームを数多く取り扱っていますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
アレルギー表示や添加物を確認する
一般的なアイスクリームには、乳・卵・大豆が使われていることが多いため、与える際には十分な注意が必要です。
例えば、代表的なアイスクリームだと
- 明治エッセルスーパーカップ…乳・卵・大豆
- ハーゲンダッツ(バニラ)…乳・卵
- 31アイスクリーム(ストロベリーチーズケーキ)…乳・卵・小麦・大豆
といったように、どのアイスクリームにも必ずと言っていいほどアレルギー物質が含まれています。
特にアイスクリームには生卵が使用されているため、加熱された卵が大丈夫な赤ちゃんであってもアレルギーを引き起こす可能性がありますので注意しましょう。
他にも、アイスクリームには品質を安定させるために「安定剤」や「乳化剤」といった添加物が使われていることが多いです。
食物アレルギーのリスクや添加物の安全面を考えると、あまり早い時期から与えるのは避けた方が良さそうですね。
食後の歯磨きを忘れずに
意外にも、アイスクリームはおやつの中では比較的虫歯になりにくい食べ物です。
アイスクリームには糖分が多く含まれていますが、溶けて流れるため口の中の滞在時間は短くて済みます。
そのため、チョコレートやクッキーといったお菓子の方が虫歯になりやすい傾向にあります。
ただし、虫歯になりにくいからと言って油断は禁物!
ケアを怠ると、当然虫歯になる可能性は高まりますので、食後の歯磨きは忘れずに行いましょう。
赤ちゃんにおすすめ!簡単アイスクリームの作り方3選
赤ちゃんでも食べられるアイスクリームを作ってみよう
アイスクリームは、料理が苦手な人でも意外と簡単に作ることができます。
赤ちゃんでも食べられる甘さ控えめなアイスクリームをいくつか紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。
バナナのアイスクリーム
材料
- バナナ 1本
- 牛乳 50cc~100cc
材料はたったの2つ!砂糖や卵を使わないので、安心して与えることができますね。
私も実際に作ってみましたが、とても美味しくできて子どもも大喜びでした。
詳細レシピはこちら
冷凍バナナで牛乳アイス*離乳食〜幼児食 by ◆◇ゆっけ◆◇豆乳のアイスクリーム
材料
- 豆乳 200ml
- 豆乳生クリーム(生クリーム) 200ml
- 砂糖 30g
- バニラエッセンス 少々
生卵不使用&甘さ控えめな、豆乳を使ったアイスクリームです。
大人も子どもも一緒になって食べられるのが嬉しいですね。
詳細レシピはこちら
☆豆乳deアイス☆ by ゆぅみゅ~イチゴとヨーグルトのアイスクリーム
材料
- イチゴ 半パック
- プレーンヨーグルト 300g
- 砂糖 60g
- 生クリーム 100cc
生卵不使用!イチゴとヨーグルトのさっぱりとしたアイスクリームです。
赤ちゃん用に作るのであれば、砂糖はもう少し減らした方が良いかもしれません。
詳細レシピはこちら
苺ヨーグルト★アイス by 満月152000アイスクリームは市販品ではなく手作りがおすすめ
市販品の多くは、添加物が含まれていることがほとんど。
アイスクリームに使われている代表的な添加物は、下記のようなものがあります。
安定剤 | 食品に固さを与えて形が崩れるのを防ぐ薬剤 |
乳化剤 | 本来混じり合わないものを均一に混合するための薬剤 |
香料 | 食品や化粧品などさまざまな製品に香気を与えるための物質 |
着色料 | 食品や医薬品などに色をつけるためのもの |
人工甘味料 | 自然界には存在しない、人工的につくられた甘味料 |
なるべく添加物を摂らないに越したことはないですが、中には品質を保つために欠かせない添加物もあります。
過度に恐れる必要はありませんが、できれば市販品よりも手作りがおすすめです。
市販品のアイスクリームは、徹底された温度管理のもと作られているため、基本的に賞味期限がありません。ただ、手作りの場合は家庭での衛生管理が難しいため、大体1週間程度を目安にできる限り早めに食べきってしまいましょう。
【まとめ】赤ちゃんのアイスクリームデビューは1歳を過ぎてから
要点のまとめ
アイスクリームを与えても良いタイミングは、
1歳を過ぎた離乳食完了期以降。
ただし、アイスクリームは
- 糖分が多い
- 味が濃い
- 胃腸への刺激が強い
といったデメリットがあるため、赤ちゃんに与えるときは極少量を心掛けましょう。
赤ちゃんがアイスクリームを欲しそうにしていると、ついついあげたくなってしまいますよね。
ただ、アイスクリームはあくまで「嗜好品」です。
赤ちゃんの体への負担を考え、注意して与えるようにしましょう。