子供の食事をワンプレートで出すのはよくないって聞いたんだけどホント?
お子さんの食事をワンプレートで出す家庭は多いと思いますが、それが良くないとしたらママやパパは戸惑ってしまいますよね。
筆者も子供にワンプレートで食事を出していた経験があるだけに、「ワンプレートで食事を出すのはダメ」といった意見にとても驚いたと同時に、なぜ?といった疑問がわきました。
そこで、子供の食事をワンプレートで出すことは本当によくないのか調べたところ
1歳~2歳くらいであれば、ワンプレートで食事を出しても大丈夫だということがわかりました。
ただ、ワンプレートには
- 犬食いになってしまう
- 姿勢が悪くなってしまう
といったデメリットもあることから、ワンプレートの卒業時期も重要になってきます。
この記事では
- 子供の食事をワンプレートで出すのはよくない?
- 小学生になるまでに教えておきたい5つの食事マナー
- ワンプレート卒業に!子供におすすめの食器セット4選
についてまとめています。
現在ワンプレートを使っている人も、これから使おうかと考えている人も、ぜひ参考にしてみてください。
子供の食事をワンプレートで出すのはよくない?
1歳~2歳くらいであればワンプレートでもOK
毎日当たり前にワンプレートで食事を用意しているママやパパが、「よくない」なんて噂を耳にしてしまったら、少し心配になってしまいますよね。
けれど、安心してください。
結論を言うと、1歳~2歳くらいであればワンプレートで食事を用意しても問題ありません。
確かに、ワンプレートにはデメリットもあるため、よくないとする意見もあります。
ただ、1歳~2歳のうちは大人が食べさせる機会の方が多いですよね。
それに、幼児期は「ご飯を食べること」の方が重要なので、そんなに慌ててワンプレートを止める必要はありません。
食事マナーなどは、少しずつ教えていけば大丈夫ですよ♪
ワンプレートがよくないと言われる理由
ワンプレートであれば洗い物も少ないし、見映えも良くてメリットだらけかと思いきや、実はこのようなデメリットがあります。
- 犬食いになってしまう
- 姿勢が悪くなってしまう
デメリット①犬食いになってしまう
犬食いとは、その名の通り「犬のように食事をする」様子のこと。
食器を持たず前屈みになりながら口を器に近付け料理を食べることを言います。
ワンプレートでの食事はお茶碗を持たないため、まだまだ食べることに慣れていない子供は、犬食いになってしまうことが多々あります。
たまに大人でも犬食いしている人がいますが、ちょっと見苦しいですよね。
デメリット②姿勢が悪くなってしまう
ワンプレートだとお皿がテーブルに置かれた状態のまま食事をするため、無意識に前屈みとなってしまいます。
その影響で、背骨が曲がり猫背になりやすくなります。
意識的に背筋を伸ばしながら食べられれば問題ありませんが、子供には少し難しいかもしれませんね。
お茶碗を持ち上げて食事をするのは、実は日本だけ。海外ではお皿を置いたまま食事をするのは普通なので、気にしすぎだとする意見もあります。
3歳になったら別皿で用意するのがベスト
3歳頃になると、お箸を持つトレーニングを少しずつ始める家庭も増えてきます。
出来れば、そのタイミングでワンプレートを卒業させていくのがおすすめです。
ただし、必ずしも3歳からお箸を使わなければいけないわけではないので、そこはお子さんの成長に合わせて進めてあげてくださいね。
進めるときの注意点
- お茶碗はなるべく軽いものを選ぶ
- ママやパパが毎回お手本を見せる
- 最初は短時間でもOK
- 口で食べ物を迎えに行かない
- 出来なくても責めない
- 上手に出来たら褒めてあげる
特に、「上手に出来たら褒めてあげる」は必ず実践するようにしましょう。
子供のモチベーションアップにも繋がりますよ♪
小学生になるまでに教えておきたい5つの食事マナー
食事の前には手を洗う
手洗いは基本中の基本!
帰宅後、トイレ後、食事前は必ず手を洗うようにしましょう。
手洗いが嫌いな子って多いけど、そういう子にはどう対応したらいいの?
そういった場合は、まず「なぜ、手を洗うのが嫌いなのか」をお子さんに尋ねてみましょう♪
子供のうちは、手洗いの重要性がわかるまでに時間がかかります。
中には、子供なりの理由があることも。
冷たい水が嫌いならぬるま湯にすれば良いし、手洗いをする意味がわからない場合は丁寧に説明してあげればOK!
まずは話を聞いてあげるところから始めてみましょう。
食事の挨拶はきちんと声に出す
食べる前は「いただきます」、食べた後は「ごちそうさま」を必ず習慣づけるようにしましょう。
「いただきます」と「ごちそうさま」は、食事に携わってくれた人達への感謝と、食材への感謝の気持ちです。
食事の挨拶は、食育の基礎!
人に何かをしてもらったら、感謝の気持ちを持つのは当然のこと。
出来れば、家族みんなで「いただきます」「ごちそうさま」が言えるようにしたいですね。
食べ物を噛むときは口を閉じる
口を閉じずにクチャクチャと食事をする人ってたまに見かけますよね。
あの咀嚼音、すごく不快じゃありませんか?
実際、日常生活で人を最もイラつかせる音だとも言われています。
Sound Proof Prosが行ったノイズについての調査によると、食事中の「クチャクチャ」と聞こえる大きな咀嚼(そしゃく)音が、人を最もイラつかせることが分かった。
引用元:防音に特化した情報サイト「Sound Proof Pros」が行ったノイズについての調査
周囲の人たちのためにも、自分のためにも、口を閉じて食べる練習はしっかりと行っておきたいですね。
食事は正しい姿勢を心がける
食事中は、きちんと正面を向き背筋を伸ばして食べることを心がけましょう。
姿勢が悪いと見映えが良くないのはもちろん、成長が阻害されたり、運動能力が伸びにくいといったデメリットがあります。
このような行動はNG!
- 肘をつく
- 膝を立てる
- 足を組む
- 前屈みになる
- 立ち上がる
- 歩き回る
集中力のない子供は、立ち上がったり歩き回ることが多い傾向にあります。
折り紙やパズルをしたり、絵本の読み聞かせをすることで集中力アップが期待できるので、ぜひ試してみてくださいね。
お茶碗は持って食べる
ワンプレート卒業後は、お茶碗はきちんと持って食べるようにしましょう。
お茶碗を持って食べることで、自然と背筋も伸び正しい姿勢を保つことが出来ます。
ただし、お茶碗の縁に口を付けてかき込むような食べ方はNG!
お箸で一口分を持ち上げ口へ運ぶように、ママやパパがお手本になって教えてあげてくださいね。
ワンプレート卒業に!子供におすすめの食器セット4選
【ミッフィー】つみつみ子供食器セット
ミッフィーの絵柄が可愛い、8点セットの子供食器。
積み上げてコンパクトに収納ができるので、おかたづけのやり方も身に付きます。
電子レンジ・食洗機対応。離乳期から幼児食に向けて、長く使える食器セットです。
【きかんしゃトーマス】子供食器セット
シンプルなデザインが特徴的な、トーマスの子供食器セット。
軽く割れにくい素材を使用した食器なので、お子さんもお茶碗をしっかり持ち上げ食べることが出来ます。
プレゼント用に購入するのもおすすめです。
【ディズニープリンセス】子供食器セット
ディズニープリンセスのデザインが可愛い子供食器セット。
軽く割れにくい素材を使用しているため、お子さんも安心して使えます。
お気に入りのキャラクター食器と共に過ごせば、お子さんも楽しく食事が出来ますよ♪
【ディズニー】お茶碗&汁椀セット
重ねて収納ができる、ディズニーデザインの可愛いお茶碗&汁椀のセットです。
陶器製で少し重みがあるため、4歳~5歳くらいから使うのが良いかもしれません。
他にも、ミッキーやプーさんなど違うデザインのセットもあるので、気になる人はチェックしてみてください。
【まとめ】必ずしも「ワンプレートが悪い」というわけではありません
要点のまとめ
1歳~2歳くらいであれば、ワンプレートで食事を出しても大丈夫です。
ただし、ワンプレートには
- 犬食いになってしまう
- 姿勢が悪くなってしまう
といったデメリットもあるので、3歳以降はなるべく使わず、料理は別皿で用意してあげるのがおすすめです。
「ワンプレートはよくない」といった意見は多いですが、必ずしもワンプレートが悪いというわけではありません。
親がきちんと食事マナーを教えてあげることで、ワンプレートであっても犬食いなどは防ぐことだってできます。
ワンプレート卒業を急ぐ必要はないので、お子さんの成長に合わせて進めてあげてくださいね。