出産・子育て

1歳2ヶ月になっても歩かないのはなぜ?練習は必要?歩き出す月齢の割合や前兆を解説!

1歳2ヶ月になるのにうちの子全然歩かない…大丈夫なのかなぁ?

1歳、1歳2ヶ月、1歳3ヶ月・・・と、月齢は進んでいるのになかなか歩き始める様子が見られない。ママやパパは不安になってしまいますよね。

月齢の近い子が上手に歩いているのを見たりすると、「もしかしてうちの子は何かの病気なんじゃ…?」と過剰に心配してしまう人も中にはいるかもしれません。

でも、大丈夫!子供によって成長スピードは違って当然。

1歳に満たないのに歩けるようになる子もいれば、1歳半頃になってやっと歩けるようになる子もいます。

とはいえ、不安な気持ちもわかります!

そんなあなたのために、後ほど歩く練習のやり方についても紹介するのでお楽しみに♪

この記事では

  • 1歳2ヶ月になっても歩かないのはなぜ?
  • 赤ちゃんが歩き出す月齢の割合や前兆
  • 赤ちゃんに歩く練習は必要?いらない?

についてまとめています。

歩かない理由や対策について、この機会にぜひチェックしてみてください。

1歳2ヶ月になっても歩かないのはなぜ?

成長度合いには個人差がある

赤ちゃんがいつ頃歩き出すのか、楽しみにしているママやパパは多いと思います。

「まだかなまだかな~」とワクワクしている人もいれば、「いつになったら歩くの?本当に歩けるようになるの?」と焦りや不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

ただ、1歳を過ぎているのに赤ちゃんに歩き出す様子が見られないと少し心配にはなってしまいますよね。

けれど、その点は安心してください。

赤ちゃんの成長スピードには個人差があるので、歩き出さないからと言って不安に思う必要はありません。

とは言っても、やっぱり心配…。親が何か出来ることってないの?

親が出来ることは、残念ながら「見守る」以外にはあまりないかもしれません。

とはいえ、個人差があるから気にしなくて大丈夫と言われても、なかなか不安な気持ちって消えないですよね。

そんなママやパパの不安が少しでも解消できるように

  • 歩くのが早い子遅い子の特徴
  • 歩き出す時期の平均
  • 歩き出す前兆

なども解説するので、ぜひチェックしてみてください。

歩き出す時期が早い子と遅い子の特徴

1歳に満たないのに歩けるようになる子もいれば、1歳半頃になってやっと歩けるようになる子もいます。

一体何が違うんだろう?と感じる人も少なくないはず。

そこで、歩き出す時期が早い子と遅い子にはどのような特徴があるのか、先輩ママパパの声を参考にまとめてみました。

歩くのが早い子の特徴

  • 体が比較的大きい
  • 足腰が強い
  • 好奇心旺盛
  • 兄姉がいる
  • 部屋が広々としている

身体的特徴では「体が大きく足腰が強い」、性格的特徴では「好奇心旺盛でよく動きまわる」といった子が比較的歩き出す時期が早い傾向にあるようですね。

歩き出す時期が早い子の中には、ハイハイや伝い歩きをあまりせずに歩き始めてしまう子もいるようですよ。それはそれで少し心配かも…。

歩くのが遅い子の特徴

  • 体が比較的小さい
  • 力が弱い
  • 慎重や臆病な性格
  • つかまり立ちや伝い歩きのしやすい環境が整っている

身体的特徴では「体が小さく(小さく産まれた)力があまり強くない」、性格的特徴では「慎重派でおとなしめ」といった子が比較的歩き出す時期が遅い傾向にあるようです。

ハイハイや伝い歩きで移動出来るから、と一人歩きにチャレンジしない子もいるようですよ。慎重派というよりマイペースなのかもしれませんね。

1歳6ヶ月を過ぎても歩かない場合は一度医師に相談を

歩き出す時期が遅くても基本的には問題ないので、「いつかは歩くだろう」と長い目で見てもらってOK!

ただし、1歳6ヶ月(1歳半)を過ぎても歩き出さない場合は、一度小児科医に相談してみるのがおすすめです。

赤ちゃんが歩き出す月齢の割合については次章で詳しく解説しますが、実は一人歩きは1歳5ヶ月でほぼ100%の子が達成することがわかっています。

ほとんどの場合大丈夫なことが多いですが、筋肉や神経に異常があるケースや発達障害の可能性も否定できません。

念のため、1歳半健診などで状態を診てもらうようにしましょう。

赤ちゃんが歩き出す月齢の割合や前兆

生後12ヶ月で歩き出す赤ちゃんは全体の半数程度

歩き出す月齢には個人差があるものの、実際1歳でどれくらいの子が歩けるようになるのだろう?と平均が気になる人も多いですよね。

赤ちゃんが歩き出す月齢の割合については、厚生労働省が「乳幼児身体発育調査の概況について」といった資料を公表しています。

わかりやすく表にまとめてみたので、参考にしてみてくださいね。

【一般調査による乳幼児の一人歩き通過率】

生後8ヶ月~9ヶ月1.0%
生後9ヶ月~10ヶ月4.9%
生後10ヶ月~11ヶ月11.2%
生後11ヶ月~12ヶ月35.8%
1歳~1歳1ヶ月49.3%
1歳1ヶ月~1歳2ヶ月71.4%
1歳2ヶ月~1歳3ヶ月81.1%
1歳3ヶ月~1歳4ヶ月92.6%
1歳4ヶ月~1歳5ヶ月100.0%
引用元:厚生労働省|一般調査による乳幼児の運動・言語機能について

1歳の地点で一人歩きが出来るようになる赤ちゃんは、半数程度とそこまで多くないことがわかります。

「1歳になったのにうちの子はまだ歩かない…」と悲観的になる必要は無さそう!

歩き始めが早すぎるのは良くない!?

実は、歩き始める時期はどちらかと言うと早すぎる方があまり良くないと言われています。

なぜなら、歩き始めが早すぎると足の筋肉が未熟である可能性が高いから

足がしっかりと出来上がっていない状態で歩き出してしまうと、

  • かかと周辺の骨が歪んでしまう
  • 転倒しやすい

といったリスクがあります。

実はハイハイ期間がとっても重要!

ハイハイ期間でしっかりと全身を鍛えてから歩き出した方が、歩く姿勢やバランス感覚は良くなります。

歩き出しの時期と運動神経は無関係!

歩き出す時期と運動神経って関係あるの?

  • 「うちの子はすぐに歩き出したから運動神経が良いみたい!」
  • 「親の運動神経が悪いから歩き始めるのが遅いのかな…」

こんなことを思っているママやパパはいませんか?

実はこれ、大きな間違い!

歩き出す時期と運動神経はまったくの別物です。

歩き始めるのが遅かったからと言って、運動音痴ということはないので安心してください。

そもそも、歩き出しが早い子の方が速く走れるのは当然!だってスタートが違うんだから。ある程度すれば差は感じなくなりますよ♪

運動神経は、遺伝+本人の努力で決まるもの。

歩き始める時期は関係ありません。

赤ちゃんが歩き始める前兆

ところで、赤ちゃんってどうやって歩き出すの?前兆みたいなものってある?

赤ちゃんは、ある日突然すくっと立ち上がって歩き出すわけではありません。

歩き出す前には、数日~数週間程度下記のような前兆が見られることが多いです。

  1. 手を離して数秒立つ
    • 家具などに体重を預けずその場で立つような動作が見られたら、歩き出しまであともう少しです。数日後には1歩、2歩と歩き出しているかもしれませんね。
  2. ひざを床につけずハイハイする「高ばい」を頻繁に行う
    • 高ばいは手足の筋肉がある程度発達していないと出来ない体勢なので、この姿が見られるようになったら一人歩きまであと少し。中には、おしりを高く上げて股のぞきのポーズをする子もいますよ。
  3. 伝い歩きが上達し始める
    • 伝い歩きが上達するということは、歩くための筋力がしっかりとついてきた証拠。歩くスピードがアップしてきたり、片手だけで伝い歩きをするようになったら一人歩きの日は近いですよ。

最初の一歩を見逃さないよう、このような前兆があったらしっかり様子を見るようにしましょう♪

1歳2ヶ月を過ぎても歩かない子に歩く練習は必要?

歩き出す様子が見られないと「歩く練習が必要なのでは?」と焦ってしまう人もいるかもしれませんが、歩く練習は基本的には必要ありません。

時期が来れば歩き出すので、その日を待ってもらって大丈夫です。

ただ、練習してはいけないというわけではないので、生活の中に少しずつ練習を取り入れてみてもOK!

それに、足腰を鍛えることは決して悪いことではないので、無理のない範囲で歩く練習をしてみるのもアリです。

おすすめの練習方法を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【おすすめの練習方法】

  • 一人で立ったり歩いたり出来る環境を作る
  • ママやパパと一緒にペンギン歩き
  • 手押し車を使ってみる

練習方法①一人で立ったり歩いたり出来る環境を作る

つかまり立ちや伝い歩きがしやすい環境が整いすぎていると、赤ちゃんは一人歩きの必要性を感じにくい傾向があります。

わざわざ自力で歩かなくても、家具を伝って歩けばどこにでも行けちゃいますからね。

なので、家具の配置を少し変えてみたり物を減らすなどして、赤ちゃんが一人歩きしやすい広々とした空間を作ってあげるようにしましょう。

けど、それだとハイハイで移動しちゃうんじゃない?

それでOK!ハイハイは足腰を鍛えるのに最適だしバランス感覚も養われるから、一人歩きの安定感に繋がります♪

練習方法②ママやパパと一緒にペンギン歩き

「ペンギン歩き」とは、ママやパパの足の甲に子供の足裏を乗せて一緒に歩いてみる動作のこと。

ママやパパとの触れ合いを楽しみながら、歩くリズムやバランス感覚を養うのにピッタリの練習方法です。

誰でも簡単に出来る練習方法なので、ぜひチャレンジしてみてください。

「ペンギン歩き」と聞いてもいまいちピンと来ない人は、こちらのYouTube動画がわかりやすくておすすめです♪

家でもできる!親子体操 ペンギン

赤ちゃんが不安そうにしている場合は、まずは向かい合った状態でペンギン歩きをしてみて、慣れてきたらママやパパは赤ちゃんの後ろに回って練習をしてみましょう。

練習方法③手押し車を使ってみる

歩く練習に手押し車を使ってみるのもおすすめ。

歩く練習が出来るのはもちろん、おもちゃとして遊ぶこともできるので一石二鳥です!

特に、フィッシャープライスのしまうまくんは伝い歩きを始めるくらいの月齢の子に大人気。英語と音楽が流れるのを聴きながら練習することが出来ます。

購入者の口コミ

  • まだ一人歩き出来ない孫がこの玩具を与えた所遊びながら歩いてくれました。感動しました。
  • つかまり立ちができるようになった11ヶ月で購入し、押しながらちょっとずつ歩けるようになり、そのうちにこれを押して家の中を歩き回るようになりました。
  • 歩くようになり、おぼつかない足取りの子供へは手助けになったり、遊べたりと重宝しました。

【まとめ】成長スピードは違って当然!気長に待ってあげましょう

要点のまとめ

成長度合いには差があるため、たとえ1歳2ヶ月を過ぎていたとしても歩かないことに不安を感じる必要はありません。

1歳に満たないのに歩けるようになる子もいれば、1歳半頃になってやっと歩けるようになる子もいます。

歩き出す時期が遅い子の特徴として、

  • 体が比較的小さい
  • 力が弱い
  • 慎重や臆病な性格
  • つかまり立ちや伝い歩きのしやすい環境が整っている

といった点が挙げられますが、時期が来れば自然と歩き出すことがほとんど。

その日を気長に待ってみましょう。

他人と比べてしまったり、中には歩かないことで病気を疑ってしまう人もいるかもしれません。

どうしても心配な人は、住んでいる地域の保健士さんや小児科医に相談してみるのもおすすめです。

的確なアドバイスをもらえるはずなので、1人で悩まずに行動してみてくださいね。

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