おもちゃや指など、なんでも口に入れちゃう我が子…。一体いつまで続くの?やめさせた方が良い?
興味のあるものはなんでも口に入れてしまう赤ちゃん、仕方がないとはいえ困りますよね。
だからと言って𠮟ったり止めさせようとしても理解できる月齢ではないし、逆に手を加えようとしたせいで大泣きしてしまうなんて子もいるのでとても厄介です。
このなんでも口に入れる行為ですが、大体3歳頃まで続くと言われています。
実は、なんでも口に入れる行為は成長のため必要不可欠な行動の一つ!無理に止めさせるのはあまり良くないんですよ。
ただし、3歳以降もおもちゃや指を口に入れるのは、成長とはまったく別の理由がある場合も…。
「うちの子、3歳を過ぎてるのにしょっちゅう指を口に入れてる気がする…」など、心当たりのある人は注意が必要かもしれません。
この記事では
- なんでも口に入れるのは何歳まで?
- おもちゃや指を口に入れる心理とは?
についてまとめています。
なんでも口に入れる時期やその心理をしっかりと理解して、子供の出すサインを見逃さないようにしましょう♪
なんでも口に入れるのは何歳まで?
なんでも口に入れる行動は大体3歳頃まで続く
まず大前提として、なんでも口に入れてしまう行為は成長過程の一環なので決して悪いことではありません。
「赤ちゃんがみんな通る道だから」と前向きに捉えてOK!あまり心配しなくても大丈夫です。
とはいえ、なんでもかんでも口に入れてしまう姿にはヒヤヒヤしてしまいますよね。
特に小さなおもちゃや汚れた葉っぱや石など、世の中には口にしてほしくないものがあふれているので、「なんでも口に入れる時期なんて早く終わってほしい!」と望むママやパパも少なくないと思います。
赤ちゃんがなんでも口に入れるのは、大体3歳頃まで続くと言われています。
3歳頃になると脳や五感が発達してくるため、なんでも口に入れる行動は徐々に無くなってきますので安心してください。
3歳頃になれば、「口に入れても食べられない」「食べたらダメ」といったことは理解できるようになりますよ♪
また、歯が生え揃う時期が2歳半~3歳頃なので、その頃になるとあまり口に物を入れなくなるとも言われています。
ただし、当然成長には個人差があるため、必ずしも3歳までにやらなくなるというわけではありません。
あくまで目安として考えてくださいね。
無理にやめさせるのはNG!
衛生面が心配だから、出来ればなんでも口に入れる行動を止めさせたいんだけどダメ?
無理やり止めさせるのはダメ!赤ちゃんの成長の機会を奪うことになるかも…。
確かに、小まめに消毒を行っていたとしてもやはり衛生面が気になってしまいますよね。
けれどそこはグッと堪えてください!
赤ちゃんは物を口に入れることで、その物の形や硬さ、味、温度など情報の収集を行っています。
なんでも口に入れる行為は、赤ちゃんの脳や五感の発達には欠かせない行動の一つなので、無理に止めさせてしまえば赤ちゃんの成長を妨げることになりかねません。
「いつかは止めるだろう」といった気持ちでいることが大事です。
基本的には赤ちゃんの好きなようにさせてあげましょう。
ただ、世の中には赤ちゃんが口に入れると危険なものがたくさんあります!
特に、下記のようなアイテムには十分注意してくださいね。
- タバコ
- 化粧品
- ライター
- 薬
- 電池
- 水で膨らむビーズやボール※
- マグネット※
※参考:経済産業省|子供の安全のため玩具への新たな規制が導入されます
特に、2歳頃までは誤飲に要注意!
おもちゃや指を口に入れる心理とは?
なんでも口に入れてしまう3つの理由
赤ちゃんがなんでも口に入れてしまう理由は、主にこのようなものがあると言われています。
- 物の形や感触を確認している
- 好奇心によるもの
- 生えかけの歯がかゆい
①物の形や感触を確認している
赤ちゃんにとって口は大事な情報源!
脳や五感が未発達のため、物を口に入れることで形や感触の確認をしていると言われています。
時間の経過とともに未発達だった感覚が徐々に育っていき、その中でも一番早く発達するのが「触覚」。
触覚が発達することで、赤ちゃんは「硬いor柔らかい」「熱いor冷たい」といったことを認識出来るようになります。
自分の身を守るために、まずは口で「危ないもの」と「危なくないもの」を無意識に確認しているんですね。
五感への刺激は脳の発達に必要不可欠!安全な材料で出来たおもちゃなら、どんどん持たせてあげましょう♪
なめても安心!無塗装&角が丸い安心設計の「お米のおもちゃ」が人気ですよ。
②好奇心によるもの
赤ちゃんはとにかく好奇心旺盛なので、興味のあるものはなんでも口に入れたがります。
特に、ママやパパが日頃触れることの多いものは気になって仕方がありません。
例えば
- スマホ
- テレビのリモコン
- 眼鏡
などは狙われる確率が非常に高い傾向がありますし、実際に口に入れられたことがあるといった人も多いのではないでしょうか。
なんでも口に入れる行動は、好奇心の発達にも関わってきます。
ある程度口に入れるのは仕方がないと考え、なるべく小まめに消毒をするなどしてあげるのがおすすめです。
スプレーして乾かすだけで消臭&除菌が出来る消臭除菌剤が便利ですよ♪
③生えかけの歯がかゆい
硬いものを好んで口に入れているようなら、生えかけの歯がかゆいからといった可能性もあります。
歯が生え始める時期は、大体生後6ヶ月〜8ヶ月頃が一般的。
歯の生え始めは歯茎がかゆくなりやすいため、赤ちゃんはかゆみ解消のために物を口に入れることが多くなります。
「舐める」というより「噛む」といった仕草が多く見られる場合には、もしかしたら生えかけの歯がかゆいのかも!じっくり観察してみましょう♪
もし、赤ちゃんが硬いものを好んで口にしているようなら、歯固めを用意してあげるのもおすすめです。
歯固めを使うことで、
- 食べ物を噛む練習になる
- 脳を活性化させ集中力や意欲アップ
といった効果が期待できるので、ぜひ取り入れてみましょう。
幼児期に指を口に入れるのは「不安の現れ」であることが多い
赤ちゃんがなんでも口に入れるのは、脳や五感が未発達だったり好奇心による部分がほとんどです。
ただし、幼児期におもちゃや指を口に入れる理由は少し違ってくる場合も…。
実はこれ、子供が無意識に出す「不安のサイン」である可能性が高いんです。
例えば、
- しつけが厳しすぎる
- 子供の気持ちに鈍感あるいは共感性が低い
- 我慢をさせることが多い
- 引っ越しや新しい家族の誕生など生活環境の変化
といったシーンではこのような行動が見られることも多く、心理的ストレスを表している可能性があります。
ほとんどの場合は成長することで自然と乗り越えられることが多いですが、中には他の癖に移行してしまったり負担を抱えたままになってしまう場合も…。
まずは、きちんと対話し原因を突き止める。
そして、お子さんの気持ちをしっかりと聞いたうえで寄り添ってあげるようにしましょう。
どうしたら良いのかわからない場合は、市区町村の保健センターなどに相談してみるのもおすすめですよ♪
なんでも口に入れる時期が長引く場合は医師に相談を
なんでも口に入れる行動は、時期が来れば自然と治まってくるのが一般的。
ただし、3歳以上になっても減らない場合は、自閉症など発達障害の可能性もあるので注意が必要です。
とはいえ、必ずしもそうであるとは限らないので「なんでも口に入れるのが治らない=うちの子は発達障害⁉」と決めつけるのはNG。
まずは、一度小児科医に相談してみましょう。
「指しゃぶりが卒業出来なくて困っている!」という人は、こちらの記事もおすすめ!指しゃぶり卒業グッズを紹介しています♪
【まとめ】3歳頃までは無理にやめさせなくてもOK!
要点のまとめ
なんでも口に入れる行為は、大体3歳頃まで続くと言われています。
赤ちゃんがなんでも口に入れてしまう理由は、主にこの3つ。
- 脳や五感が未発達のため、口に入れることで形や感触の確認をしている
- 興味のあるものはとりあえず口に入れて確認したいという好奇心
- 生えかけの歯がかゆい
ただし、3歳以降もおもちゃや指を口に入れている場合「不安の現れ」である可能性もあるため、きちんと対話するなど子供に寄り添うことを心掛けましょう。
なんでもかんでも口に入れてしまう赤ちゃんに「出来れば止めて欲しいな…」と感じるママやパパは多いと思います。
衛生面などを考えると当然ですよね、その気持ちすごくわかります!
けれど、これも大事な成長過程の一つ!いずれ治まる行動なので、止めてくれる日を気長に待ってみてくださいね。