今回は、70サイズのロンパースの作り方を紹介します。アレンジもいろいろできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
お子さんの鬼滅の刃コスプレに!
冨岡義勇をイメージしたロンパースを作ってみました。
型紙は他の鬼滅キャラクターにも代用できるので、好きなキャラクターのロンパースが作れますよ。
鬼滅の刃/冨岡義勇風ロンパースの作り方【STEP1】
型紙をつくろう
型紙は無料でダウンロードできます(※営利目的の利用は不可)。
型紙は縮尺1/2で作成しているので、拡大して印刷してください。
ロンパースのサイズは70で作っていますが、少し大きめにしているので70~75くらいで考えてもらえると良いと思います。
型紙には縫いしろ1cm(一部2cmあり/裾・袖口)が含まれていますが、縫いしろ1cmじゃ不安な人は大きめにカットして使ってくださいね。
印刷したら線に合わせてカットし、テープやのりで貼り付ければ型紙は完成です。
自分で型紙を作ってみたい人は、下の製図を参考にしてみてください。
材料を準備しよう
今回は、冨岡義勇風のロンパースを作るので、下記の材料を準備しました。
材料
- 布(ダブルガーゼ/黒) 50cm
- 布(ダブルガーゼ/えんじ色) 50cm
- 布(ダブルガーゼ/亀甲柄) 50cm
- スナップボタン(白・黒) 各5個
- 接着芯
- ミシン糸(白・黒) 各1個
- バイアステープ(ニット地/黒)
- ウォッシャブルフェルト(白)
春夏に着ることを想定して、今回はダブルガーゼで作ってみました。
他にも、甚平などで使用するようなサッカー生地などで作っても良いと思います。
布は上記の量で足りると思いますが、不安な人や大きめに作りたい人はもう少し多めに買っておくと安心です。
接着芯は、布に張りを持たせたり型くずれを防いだりするものです。
今回は襟の部分に使いますが、無くても一応作ることはできます。ただ、あった方が仕上がりはキレイです。
今回使用した布は、こちらで購入しました
鬼滅の刃/冨岡義勇風ロンパースの作り方【STEP2】
生地をカットしよう
型紙に必要な数と色の記載があるので、それに従って生地をカットします。
えんじ色と亀甲柄を裁断するときは、型紙の表裏に十分注意してください。
えんじ色は右手側・亀甲柄は左手側です。
ちなみに、私は一度間違えて裁断してしまいました…冨岡さん厄介ですね。
カット時、合印を付けるのを忘れずに!
合印とは、例えば前身頃と後身頃を縫い合わせる時に、「前と後ろでここは必ず合うよ」という目印みたいなもの。
縫いしろ部分に5mmくらいの切れ込みを入れたり、チャコペンで印をつけておくのがおすすめです!
後ろ身頃(下)・後ろ見返し・袖は、必ず「わ」でカットしましょう。
「わ」とは、二つ折りにした生地の折り目に型紙を合わせること。型紙内では、二重の半円で記されています。
接着芯をカットしよう
接着芯が必要なパーツ
- 前見返し 2枚
- 後見返し 1枚
カットした接着芯は、裏面にアイロンで接着しておきましょう。
カットした全パーツがこちら
画像内では、えんじの前中心身頃と前脇身頃の向きが表裏逆になってます…ごめんなさい。
前見返しと後見返しには接着芯を貼りました。
鬼滅の刃/冨岡義勇風ロンパースの作り方【STEP3】
縫い方の手順
①後身頃の上(えんじ・亀甲柄)を縫い合わせます。
下の画像を参考に、同じ色の線同士を縫い合わせます。
布は中が表、合印は必ずズレないように縫ってくださいね。
縫った後は、縫い代の処理と縫い代を倒すアイロンがけも同時に行います。
私はロックミシンで縫い代を処理していますが、ロックミシンを持っていない人は他の方法で処理する必要があります。
ロックミシンを使わずに端処理をする方法が知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
②前中心身頃と前脇身頃を縫い合わせます。
前中心身頃(黒)と前脇身頃(えんじ・亀甲柄)を、中表にして同じ色の線同士で縫い合わせます。
この際、ベルト位置にベルトを挟むのを忘れずに!(2枚目画像参照)
ベルトの型紙はありませんので、縦2.5cm×横7.0cmの白布を2つ用意してください。
私は端処理が面倒だったので、ウォッシャブルフェルトを使いました。
100均でも売ってるのでおすすめです。
縫った後は、縫い代の処理と縫い代を倒すアイロンがけも同時に行います。
本来ならばベルト金具が必要ですが、この服は赤ちゃん用なので、腹ばいで過ごすことを考えあえて今回は付けませんでした。
③前身頃の上下、後身頃の上下をそれぞれ縫い合わせます。
前身頃の上下・後身頃の上下を、中表にして同じ色の線同士で縫い合わせます。
縫った後は、縫い代の処理と縫い代を倒すアイロンがけも同時に行います。
④前身頃と後身頃の、肩と脇を縫い合わせます。
前身頃と後身頃を、中表にして同じ色の線同士で縫い合わせます。
縫った後は、縫い代の処理と縫い代を倒すアイロンがけも同時に行います。
⑤袖下を縫い合わせます。
中表にして、縫い代1cmで出来上がり線を縫います。
縫った後は、縫い代の処理と縫い代を倒すアイロンがけも同時に行います。
⑥身頃と袖を縫い合わせます。
身頃に袖を縫い付けます。
布は中が表、合印がズレやすいのでゆっくりと縫いましょう。
縫い付けたら、袖口は二つ折りにして縫います。
袖口の縫い代は2cmなので、1cmを2回折るような感じにすれば端処理の必要もありません。
⑦前身頃と前見返しを縫い合わせます。
前身頃と前見返しを、下記画像を参考に中表にして縫い合わせます。
縫い終えたら、前見返しが裏になるようにひっくり返しておきましょう。
ひっくり返すときは、アイロンでしっかりと縫い代を割りましょう。カーブ部分の縫い代に切れ込みを入れるとキレイにひっくり返すことができます。
⑧股下を縫い合わせます。
股下パーツを中表にして、下記画像の黄色ラインを縫います。
縫い終えたら、表が外側にくるようにひっくり返します(下記画像参照)。
アイロンでしっかりと縫い代を割る&切り込みを入れるとキレイに仕上がります。
その後、上部分に2本の縫い目を用意します(下記画像参照/返し縫い不要)。
縫い代が1cmなので、上から5mm、7mmくらいに縫い目を作ると良いです。
左右を軽く引っ張り、布を少し寄せます。
布が伸びやすいため、このように布を寄せることで次の工程で縫い合わせやすくなりますよ。
⑨後身頃・股下・後ろ見返しを縫い合わせます。
股下を、後身頃と後ろ見返しの間に挟んで縫い合わせます。
あらかじめ後身頃と後見返しの裾部分(縫い代2cm)を縫っておくと、ズレを多少防ぐことが出来るのでおすすめです。
しわが寄りやすいので、布が噛んでしまわないように慎重に縫いましょう。
縫い終えたら、後ろ見返しが裏になるようにひっくり返します。
縫い代に切り込みを入れることで、キレイなカーブを作ることができます。
⑩前中心線から裾、股下のラインを縫います。
裾は縫い代2cmなので、1cmを2回折って待ち針で留めておきます。
前中心は出来上がり線から中に2~5mm程度で縫い、裾や股下は下から7~8mm程度で縫います。
⑪衿ぐりにバイアステープを縫い付けます。
衿ぐりにバイアステープを付けます。
気持ち引っ張り気味に付けるとキレイに仕上がります。
一般的なバイアステープよりも、ニット地のバイアステープの方が肌触りが良く伸びるのでおすすめです。
私は、このバイアステープを使いました
隊服は本来ならば詰襟ですが、赤ちゃんの快適さを優先し今回はバイアステープを採用しました。
⑫スナップボタンを付けます。
型紙通りの場所に、スナップボタン(上から5個目までは白、その下は黒)を付けます。
スナップボタンの向きに注意しましょう!
間違いを防ぐため、持っているロンパースを隣に置いて確認しながら付けると良いですよ。
本来ならば隊服のボタンは金色(?)ですが、良い色のスナップボタンが見つからなかったので、今回は白で作りました。
忠実に再現したい人は、頑張ってちょうどいい色のスナップボタンを探してみてくださいね。
私が使ったスナップボタンはこちら
ただし、スナップボタンを取り付ける際、専用のプレス(下記のもの)が必要なので注意してください。
工具不要のスナップボタンもありますが、非常に取れやすいので個人的にはあまりおすすめしません。洗濯や着替えを繰り返すと高確率で取れますので、それでも良いという人以外は使わない方が無難です。
ロンパース作りのポイント
気を付けたいポイント
- 合印は絶対に合わせる
- 焦らずゆっくりと縫う
- 特に股下は布がズレやすく、噛みやすいので注意する
- 縫い代をアイロンでしっかりと倒す
上記のポイントさえ押さえておけば、キレイなロンパースを作ることができます。
ちなみに、着るとこんな感じ。
この型紙を少しアレンジすれば、
- 竈門炭治郎
- 我妻善逸
- 煉獄杏寿郎
- 胡蝶しのぶ
- 伊黒小芭内
といったキャラクターのロンパースを作ることもできます。
試しに、同じ型紙を少しアレンジして煉獄さん風ロンパースも作ってみました。
まとめ
今回作ったもの | ロンパース |
サイズ | 70(70~75) |
製作時間(目安) | 5時間程度 |
材料費 | 3,000円くらい |
難易度 | ★★★☆☆ |
テレビを見たり子どもの世話をしながら作っていたので、製作時間はもう少し短いかもしれません。
そこまで難しくないので、初心者さんもぜひ挑戦してみてください。