さらさを使ってたら洗濯槽にカビが!これって何が原因なの?
いつも通りさらさを使っていると、ふと洗濯槽にカビを発見!そんな人も多いのではないでしょうか。
- 「普通に洗濯してるだけなのに洋服に黒いツブツブが付いてることがある」
- 「洗剤をさらさに変えてから突然カビが発生するようになった」
こんな経験をした人も少なくないはず!
カビが頻繁に発生していると、「さらさって他の洗剤と比べてカビが付きやすいのかな?」とつい勘ぐってしまいますよね。
それ、あながち間違っていません。
実は、さらさは洗剤の中でも特にカビが発生しやすい条件が揃った洗剤なんです!
じゃあ、さらさを我慢して使うか他の洗剤に変えるしかないってこと?
大丈夫!洗濯槽にカビが発生してしまっても対処する方法はあるし、カビにくくするコツも後ほど解説します♪
この記事では
- さらさで洗濯槽にカビが!原因は何?
- さらさで洗濯槽にカビが発生してしまった時の対処法
- 洗濯槽をカビにくくする5つの対策
についてまとめています。
今回紹介する対処法やカビにくくするコツは、誰でも簡単に行うことの出来る方法なのでぜひチェックしてみてください。
さらさで洗濯槽にカビが!原因は何?
カビの原因は洗剤や柔軟剤の溶け残り
しっかり洗濯したはずなのに
- 衣服に黒いゴミカスが付いている
- なんだかカビ臭い
なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
よく見れば洗濯槽には無数のカビが!一体何が原因なのか気になりますよね。
そのカビ、主な原因はズバリ「洗剤や柔軟剤の溶け残り」です。
洗濯槽にカビが発生するメカニズムは、図で表すとこのような感じになります。
洗剤が水にしっかり溶けていればすすぎで流れていくので、洗剤は洗濯槽に残らずカビにはなりません。
ただ、溶け残りはどの洗剤でも起こりうることで、完璧に洗い流すのはなかなか困難。
特に洗剤の中でも、ひと際カビが発生しやすい条件が揃った洗剤が「無添加さらさ」なんです。
さらさは他の洗剤と比べ特にカビが発生しやすい
なぜ、さらさは洗剤の中でも特にカビが発生しやすいのか。
それは、界面活性剤として「純石けん分」が使われているからです。
「純石けん分」とは、洗濯用に使われる石鹸のことを言います。
↑さらさには「純石けん分」が使われているけど…NANOXには使われていない!↓
この「純石けん分」がなかなか厄介で、一般的な合成洗剤より溶けにくいといった性質を持っています。
そのため、さらさは他の洗剤と比べ洗剤の溶け残り=石鹸カスが発生しやすく、そこにカビが生えてしまうんです!
他にも、石鹸成分には
- 硬水との相性が悪い(洗浄力が弱まる)
- 黄ばみの原因になる
といったデメリットもあるため、人によっては「汚れ落ちが悪い」と感じてしまうかもしれません。
ただ、さらさは蛍光剤・漂白剤・着色料ゼロの無添加洗剤です。
生まれたばかりの赤ちゃんの衣類にも安心して使うことが出来る点は、十分メリットと言えます。
さらさで洗濯槽にカビが発生してしまった時の対処法
漂白剤やクリーナーを使ってカビを除去しましょう
さらさだけに限らず、洗濯洗剤を使っていれば洗濯槽には汚れが溜まり、黒カビや茶色いカスが出てくるようになります。
このような黒カビや茶色いカスが発生したら、なるべく早めに洗濯槽の掃除を行いましょう。
洗濯槽のカビを取るには、
- 塩素系の漂白剤(洗濯槽クリーナー)を使う
- 酸素系の漂白剤(洗濯槽クリーナー)を使う
- 重曹とクエン酸を混ぜて使う
といった主に3つ方法があります。
どうせなら一番効果のある方法でやりたいな。どれがおすすめ?
基本的にはどれでもOKだけど、カビ取りの特徴を最大限生かしたいなら「何に特化しているか?」という点で使い分けるのがベストですよ♪
洗濯槽クリーナーの選び方
洗濯槽クリーナーには「酸素系」と「塩素系」2つのタイプがありますが、一体どっちを使ったら良いんだろうと思うことありますよね。
- 価格が高い方が洗浄力が強いのでは?
- カビには塩素が効きそうな気がする
などなど、「何となく」で洗濯槽クリーナーを買っていませんか?
実は「酸素系」と「塩素系」では得意分野と不得意分野がまったく違うので、特徴を知ったうえできちんと使い分ける必要があります。
「酸素系」と「塩素系」の違い
【酸素系クリーナーの特徴】
- 汚れを落とす力が強い
- 漂白力は穏やか
【塩素系クリーナーの特徴】
- 殺菌する力が強い
- 漂白力は強力
- 特有のにおいがある
それぞれの特徴がわかったところで、おすすめしたいカビ取りは
酸素系と塩素系を2回に分けて使う方法です!
- まずは酸素系クリーナーでしっかりと汚れを落とす
- 次に塩素系クリーナーを使って仕上げる
この順番が一番ベスト!
洗濯槽の汚れをしっかり落としてから、殺菌することが出来ます。
酸素系クリーナーを使うと、黒カビや茶色いカスが浮いてきます。このような道具があると簡単にすくえるので便利ですよ♪
おすすめの洗濯槽クリーナー6選
洗濯槽の掃除におすすめのクリーナーを6つ紹介します。
どれを買ったら良いか悩んでしまう人は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
ドラム式洗濯機では使用できない商品もあります。購入前にしっかりチェックするようにしましょう。
酸素系クリーナー
【ジョンソン|洗濯槽カビキラー(酸素系)】
カビ・雑菌・汚れを強力洗浄!アクティブ酵素で落とす洗濯槽クリーナーです。
カビキラーには酸素系と塩素系があるので、併用して使うとより効果的ですよ♪
【シャボン玉石けん|洗たく槽クリーナー】
黒カビや汚れをしっかり洗浄・除菌、イヤなニオイもスッキリ消臭してくれる洗濯槽クリーナーです。
私も以前使ったことがありますが、その名の通り気持ちいいほどごっそり取れます!
【オキシクリーン|酸素系漂白剤】
洗濯機はもちろん、しみ抜きやキッチン、洗面所や浴室の掃除などなど、家中の掃除に使うことが出来るマルチ酸素系漂白剤です。
ちなみに、私はお風呂やレンジフードの掃除にも使ってます♪コストコでも安く売ってますよ。
塩素系クリーナー
【パナソニック|洗濯槽クリーナー】
黒カビを高濃度の洗浄成分でしっかり分解&除去!各メーカーの洗濯機に使用可能な洗濯槽クリーナーです。
ドラム式専用もあります♪
洗濯機内の金属部品のサビを防止する「防食補助剤」配合なので、安心して使うことが出来ますよ♪
【ジョンソン|洗濯槽カビキラー(塩素系)】
洗濯槽カビの奥まで浸透・強力分解!ドラム式洗濯槽でも使える洗たく槽クリーナーです。
カビ胞子除去率99.9%!洗濯カス、ヌメリ、雑菌を残しません。
【レック|茂木和哉 洗濯槽クリーナー】
高濃度塩素パワーと1.8kgの大容量で黒カビを超強力分解!洗剤エキスパート「茂木和哉」が開発したプロ仕様の洗濯槽クリーナーです。
1回分使い切りタイプなので少し価格が高めに感じるけど、1発でピカピカになるので買って損なしですよ♪
普段から小まめに掃除をしてるなら重曹+クエン酸でOK!
洗浄力はクリーナーに比べるとやや劣りますが、普段から洗濯槽の掃除をしている人なら重曹とクエン酸でもOK。
重曹やクエン酸ならドラッグストアなどで安く手に入れることが出来るし、人肌に対する刺激が少ないといった面でもおすすめです。
重曹+クエン酸を使ったカビ取り
【準備するもの】
- 重曹…40Lに対し300g
- クエン酸…40Lに対し100g
- ゴミすくいネット
【カビ取り方法】
- 洗濯槽に40~50℃のぬるま湯を洗濯槽いっぱいに入れる
- クエン酸→重曹の順に投入する
- 「洗い」で5分程度かくはんする
- そのまま一晩放置する
- 再び「洗い」で5分程度かくはんする
- ゴミすくいネットで黒カビや茶色いカスを取り除く
- 汚れが出なくなるまで⑤→⑥をひたすら繰り返す
詳しい方法は、こちらの動画を参考にしてみてください♪
洗濯槽をカビにくくする5つの対策
今まで通りさらさを使いたい、けど洗濯槽のカビが気になる…。
そんな人は、これから紹介する洗濯槽をカビにくくする対策をぜひ実践してみてください。
主な対策はこちら。
- すすぎの回数を増やす
- 洗濯機のフタは開けたままにしておく
- 洗剤の溶かし込みを行う
- お風呂の残り湯は使わないようにする
- 洗濯槽に穴のない洗濯機に変える
①すすぎの回数を増やす
最近では、洗濯機のすすぎ1回に対応している洗剤が増えていますが、本当に洗剤が落ちているのか心配ですよね。
洗濯槽のカビは洗剤の溶け残りが主な原因なので、すすぎの回数を増やすことである程度予防することが出来ます。
すすぎの回数は、基本的には洗剤のラベルに記載された通りに行えば問題はありませんが、気になる人は+1回すすぎの回数を増やしてみましょう。
「ためすすぎ」ではなく「注水すすぎ」に切り替えるのも効果的ですよ♪
「溜めすすぎ」と「注水すすぎ」の違い
【ためすすぎとは】
設定水位まで給水してすすぐ方法のこと。一般的な「すすぎ」は、この溜めすすぎのことを指します。
【注水すすぎとは】
汚れのひどい洗濯物や念入りにすすぎをしたいときなどに使う機能。給水しながらすすぎをするので、溜めすすぎよりもキレイにすすぐことができる一方、使う水の量は多くなります。
また、洗剤の入れすぎも石鹸カスの原因になります!
洗剤の量は水の量に対して最も汚れが落ちる「適量」というものがあるので、多めに入れたところで洗浄力はほとんど変わりません。
洗剤は用量を守って正しく使いましょう。
②洗濯機のフタは開けたままにしておく
黒カビは湿気が多い場所を好むので、使わない時は洗濯機のフタを開けたままにして換気するようにしましょう。
フタを開けておくだけでも湿気がこもるのを防ぐことが出来ます。
週に1回程度、洗濯後に乾燥をかけるのも効果的ですよ♪
また、洗濯機の中には衣類は入れたままにしないようにするとGood!
衣類を入れたままにせず常に空気が通りやすい状態にしておくことで、カビ発生の抑制に繋がります。
③洗剤の溶かし込みを行う
洗濯物を入れる前に洗剤の溶かし込みを行うことで、カビを防ぐことが出来ます。
この溶かし込みは、さらさのような石鹸成分が含まれる洗剤には特に有効な方法です。
溶かし込みの仕方
【準備するもの】
- さらさ(他の洗剤でもOK)
- バケツ
- 泡立て器(無ければスプーンでもOK)
【溶かし込み方法】
- バケツの中に洗濯1回分の洗剤を投入する
- ①に3~5Lのぬるま湯を入れて泡立てる(お風呂のシャワーを使うと簡単に泡立てることが可能)
- 泡立て器でかき混ぜる
- たっぷり泡が立ったら洗濯機に流し入れる
- そのままいつも通りに洗濯を行う
ポイントは、とにかくたっぷり泡を立てること!
少し手間ですが、溶かし込みを行うことでカビを防ぐだけでなく
- 汚れ落ちが良くなる
- イヤなニオイが無くなる
といった効果も期待できますよ。
④お風呂の残り湯は使わないようにする
お風呂の残り湯は、石鹸カスが発生しやすいためなるべく使わないようにしましょう。
お風呂の残り湯には雑菌や皮脂が含まれているため、洗濯に使うとカビの発生を進行させたりイヤなニオイの原因となる場合があります。
けど水道代節約のためにお風呂の残り湯は使い続けたいなぁ…。やっぱりダメ?
どうしてもお風呂の残り湯を使いたい場合は、使ってもOK。
ただし、お風呂のお湯をなるべく清潔に保っておくことが条件です。
以下の点に注意!
- 体を洗ってから湯船につかる
- 体以外はお湯につけない(タオルやおもちゃなどはNG)
- ほこりや汚れが入らないように入浴後はフタをする
- 入浴剤は使わない
⑤洗濯槽に穴のない洗濯機に変える
洗濯機の買い替えを検討している人は、穴のない洗濯機を選ぶのも一つの手です。
穴なし洗濯槽のメリットは
- 黒カビが発生しにくい
- 洗浄力が高い
- 衣類が傷みにくい
といった点で、近年穴のない洗濯機を選ぶ人も増えています。
ただし、黒カビが発生しにくいとはいえ、使っていれば当然汚れはたまります。
穴ありの洗濯槽と同じように、定期的な掃除は行うようにしましょう。
【まとめ】カビの原因「石鹸カス」には定期的な掃除がおすすめ♪
要点のまとめ
さらさで洗濯槽にカビが発生する主な原因は「洗剤や柔軟剤の溶け残り」
防止するためには
- すすぎの回数を増やす
- 洗濯機のフタは開けたままにしておく
- 洗剤の溶かし込みを行う
- お風呂の残り湯は使わないようにする
- 洗濯槽に穴のない洗濯機に変える
といった方法が有効です。
万が一、黒カビや茶色いカスが発生してしまった場合は、①酸素系クリーナー→②塩素系クリーナーの順で洗濯槽の掃除を行うとキレイに仕上がります。
さらさだけに限らず、どの洗剤でも起こりうる「洗濯槽の黒カビ」
見るだけで気持ち悪いし、衣類に移ってしまったらショックですよね…。
少しめんどくさいと感じるかもしれませんが、洗濯機を長く使うためにも定期的な掃除は欠かさず行うようにしましょう。