卵かけご飯は何歳から食べても大丈夫?
大人も子供も大好きなTKGこと、卵かけご飯!一体何歳頃から食べても良いのか気になりますよね。
生卵を使うから幼い子には食べさせない方が良さそうだけど、じゃあいつからだったらOKなんだろう?といった疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、卵かけご飯は2歳後半~3歳頃からなら食べても大丈夫です。
ただし、これはあくまで目安!
中には「5歳まで与えない方が良い」「10歳を過ぎるまでは待った方が良い」といった意見もあって、実は正解があるわけではないんです。
子供に安全に卵かけご飯を食べてもらうため、どういったところに注意すべきなのかしっかりと確認しておきたいですね。
この記事では
- 卵かけご飯は何歳から食べられる?
- 卵かけご飯を食べさせる際の注意点【気になる疑問Q&A】
- 子供におすすめ!卵かけご飯のアレンジレシピ
についてまとめています。
そろそろ卵かけご飯を食べさせてみようと考えているママやパパは、ぜひ参考にしてください。
卵かけご飯は何歳から食べられる?
卵かけご飯は2歳後半~3歳頃からOK!
サラッとして食べやすい卵かけご飯なら、低月齢の子でも上手に食べられそうですよね。
けれど生卵を使っている点を考えると、あまり早くから食べさせるのはおすすめできません。
卵かけご飯を食べさせるタイミングは、大体2歳後半~3歳頃が目安です。
赤ちゃんは生後6ヶ月頃から自分自身で免疫力を高めていき、大体2歳~3歳頃には免疫システムが整ってくるとされています。
そのため、ウイルスや細菌に感染するリスクを考えると、卵かけご飯は早くても2歳以降に与えた方が安心です!
2歳未満の子には「卵かけご飯」ではなく、ゆで卵をご飯に混ぜた「卵まぜご飯」で食べさせるようにしましょう♪
乳幼児に生卵がNGな理由は「サルモネラ菌」
ところで、何で乳幼児に生卵を食べさせてはいけないのか知っていますか?
「免疫力がまだ未発達だから」「ダメだと言われたから」など、言われるがまま従ってはいるけど何が悪いのかは知らないという人も意外と多いのではないでしょうか。
乳幼児に生卵を与えてはいけない理由、それは「サルモネラ菌」による食中毒のリスクがあるからなんです。
【サルモネラ菌の特徴】
- 発育温度は10℃以上
- 20℃以上になると繁殖力が増す
- 熱抵抗性が弱いため、加熱によって死滅する
サルモネラ菌は食中毒を引き起こす菌の一種で、生卵はサルモネラ菌の食中毒原因食品の一つとしても有名です。
日本は衛生管理がしっかりとしているから安全だという声もありますが、リスクが無いわけではありません。
大人でも生卵による食中毒の発生事例はあるので、免疫力の低い乳幼児であればなおさら!
新鮮な卵であっても、小さな子供には食べさせない方が無難です。
日本では生卵を食べる習慣があるけど、海外ではほとんど生では食べないそうですよ!
5歳まで与えない方が良いといった声も…
子供は3歳頃になればある程度の免疫力は付いてきますが、大人と比べればまだまだ未熟。
そのため、生卵や生魚といった生のタンパク質は5歳くらいまでは与えない方が良いといった意見もあります。
中には「食中毒やアレルギーのリスクを考えるなら、10歳を過ぎるまでは与えるべきではない」といった考えを持つお医者さんもいるそうですよ。
10歳までというのは少し現実的ではない気もしますが、要はそれくらい気を付けた方が良いということ。
少しでも生卵を食べさせることに抵抗がある人は、お子さんが5歳くらいになるまで待ってみても良いかもしれませんね。
卵かけご飯を食べさせる際の注意点【気になる疑問Q&A】
卵かけご飯を食べさせる際に注意したい2つのポイント
子供に卵かけご飯を食べさせる際に注意したいポイントは、主にこの2つ!
- 出来るだけ新鮮なものを与える
- 初めての卵かけご飯は黄身のみで試す
詳しく解説するのでしっかりチェックしておきましょう。
①出来るだけ新鮮なものを与える
卵かけご飯に使う卵は、出来る限り新鮮な卵を用意しましょう。
もちろん、賞味期限内は当たり前!
「卵は多少賞味期限が過ぎてても大丈夫」といった話もありますが、それは加熱調理で使う場合に限ります。
生で食べる場合には絶対にNGなので注意してください。
他にも、
- 購入後すぐに冷蔵庫へ入れる
- 冷蔵庫からは食べる直前に取り出し、室温下で放置しない
- 食べる直前に割り、できるだけ早く食べ終える
といった点に注意し、出来る限り新鮮な状態を保つようにしましょう。
卵は水洗いNG!
卵の殻の表面には、微細な穴(気孔)がたくさんあります。
そのため、殻の表面を水で洗ってしまうと、その穴から雑菌が卵の中に入り込んでしまう可能性が…。
殻に汚れが付いていたら水で洗いたくなるかもしれませんが、汚れはキッチンペーパーなどで拭き取るようにしましょう。
水洗い厳禁です!
②初めての卵かけご飯は黄身のみで試す
そもそも、卵アレルギーの主なアレルゲンは「黄身」ではなく「卵白」の方です。
ほとんどの場合、卵白に含まれる成分に対してアレルギー反応が起こるので、初めての卵かけご飯はまず黄身のみで試すのがおすすめ。
黄身のみを使った卵かけご飯を食べさせて、問題ないことを確認してから卵白を使うようにしましょう。
けど、うちの子は卵アレルギーじゃないから大丈夫でしょ?
その考えは危険です!加熱した卵は大丈夫なのに、生卵ではアレルギーが出るといった人も結構いるんですよ。
卵は加熱するとタンパク質の構造が変わるため、アレルゲンが弱くなる性質があります。
加熱した卵で症状が出なくても、生卵も同じように症状が出ないとは限らないので油断は禁物!
「加熱した卵」と「生卵」は、まったくの別物だと考えましょう。
【Q&A①】半熟卵や温泉卵は何歳からOK?
生卵と同じく、半熟卵や温泉卵も2歳半~3歳頃から食べさせるのが安心です。
それまではしっかりと火を通すようにしましょう。
ちなみに、半熟卵や温泉卵以外にも
- マヨネーズ
- カスタードクリーム
- アイスクリーム
- マシュマロ
などに使われている卵も十分に加熱されていないので、早い時期から与えるのは避けた方が無難です。
参考:アナフィラキシーってなあに.jp|代表的な食物アレルギー(鶏卵)
【Q&A②】卵かけご飯は毎日食べさせても大丈夫?
結論から言うと、卵かけご飯を毎日食べても問題はありません。
ただ、卵かけご飯だけではビタミンやミネラルが不足しているので、他のおかずと一緒に食べるようにしましょう。
例えば、
- 野菜たっぷりの味噌汁
- 納豆や豆腐などの植物性たんぱく質
- ビタミン豊富な果物
などと一緒に摂るのがおすすめです。
フリーズドライの味噌汁なら、お湯を注ぐだけなので忙しい朝でも楽チンですよ♪
子供におすすめ!卵かけご飯のアレンジレシピ
卵かけご飯をそのまま食べるのも美味しいけど、ちょっとしたアレンジをすることでまた違った味を楽しむことが出来ます。
お子さんに「卵かけご飯はもう飽きた」と言われても大丈夫!
アレンジレシピを3つ紹介するので、ぜひ試してみてください。
アレンジレシピ①とろ~りチーズの洋風卵かけご飯
材料(1人分)
- ご飯 1膳
- 卵 1個
- ベジタブルミックス 大さじ1
- スライスチーズ 1~2枚
- しょうゆ 小さじ1~2
- 塩コショウ 適量
作り方
- 耐熱皿にスライスチーズ以外の材料を入れ、よく混ぜる
- スライスチーズを細かくちぎり、①の上に乗せる
- 電子レンジで1分程度加熱して完成
しょうゆ味の卵かけご飯に飽きたらチーズを使って洋風にしちゃいましょう。
材料は好みの量に調節してOK!こんがりさせたいならオーブントースターで加熱してもGood♪
こちらのレシピを少しアレンジしました♪
レンジで簡単*卵かけご飯の洋風アレンジ by rantanaアレンジレシピ②納豆とひじきの卵かけご飯
材料(1人分)
- ご飯 1膳
- 卵 1個
- 納豆 1パック
- しょうゆ 小さじ1~2
- ひじき 適量
- すりごま 適量
- ネギ 適量
作り方
- あらかじめ納豆は混ぜておく
- ひじきは水で戻し、ネギはみじん切りにする
- ご飯の上に②とすりごまをかける
- 混ぜておいた納豆を乗せ、中心にくぼみを作る
- くぼみに卵を乗せて完成
納豆とひじきで栄養たっぷり!朝食におすすめの一品です。
鮭フレークや味付け海苔を入れても美味しいですよ。
こちらのレシピを少しアレンジしました♪
ハマる!アレンジ卵かけご飯♪ by メソ8969アレンジレシピ③なめ茸卵かけご飯
材料(1人分)
- ご飯 1膳
- 卵 1個
- なめ茸 適量
- 天かす 適量
- ネギ 適量
作り方
- ネギはみじん切りにしておく
- ご飯の上に卵となめ茸を乗せる
- 天かすとネギをトッピングして完成
薄味なので、物足りなければしょうゆやめんつゆを小さじ1程度かけてみてくださいね。
なめ茸が卵に絡んでとっても美味しいですよ♪
サラッとしているので食欲がない日にもおすすめです。
こちらのレシピを少しアレンジしました♪
長男が好きなTKG☆なめ茸卵かけご飯 by ゆいmaru3【まとめ】卵かけご飯は2歳後半~3歳頃を目安に食べさせましょう
要点のまとめ
卵かけご飯は、2歳後半~3歳頃からなら食べさせても大丈夫です。
ただし、生卵はサルモネラ菌による食中毒やアレルギーの心配があるため、食べさせる際は
- 出来るだけ新鮮なものを与える
- 初めての卵かけご飯は黄身のみで試す
といった点に注意し、少しでも不安な場合は5歳くらいまで食べさせるのは控えるようにしましょう。
お子さんが食べたそうにしていたら、「まぁ少しだけなら…」とつい食べさせてあげたくなりますよね。
けれど、そこはグッと我慢!
ママやパパは「もう少し大きくなったら一緒に食べようね」と未来の約束をしてあげてくださいね。