1歳から保育園に入れようと思っているんだけど、なんだか後悔しちゃいそうで不安。保育園に入れるのは止めといた方がいいのかなぁ…。
子育てに少しずつ慣れてくると、ふとした時に仕事への復帰が頭をよぎりますよね。
いずれは仕事をしなければならないとはいえ、早い時期から子どもを保育園に入れてもいいものか悩んでしまうママも少なくありません。
実際に
- 「1歳から保育園に入れるなんてかわいそう」
- 「子どもは3歳までは親が見るべき」
といった考えを持つ人もいるので、保育園に預けることに対して罪悪感を感じてしまう気持ちわかります。
そこで、今回「1歳から保育園に入れて後悔してる?」といった題材で、先輩ママの声を調査しました。
この記事では
- 1歳から保育園に入れて後悔してる?
- 1歳から保育園に入れるメリットとデメリット
- 慣らし保育って何?目的や期間はどれくらい?
についてまとめています。
保育園に預けるかどうか悩んでいるママは、ぜひ参考にしてみてください。
1歳から保育園に入れて後悔してる?
先輩ママの4分の3が「後悔していない」
実際に1歳から保育園に子どもを預けている先輩ママは、保育園に入れたことを後悔しているのでしょうか。
「1歳 保育園 後悔」というキーワードを基に、SNSやyahoo知恵袋、子育てアプリなどで見られた37名分の意見をまとめてみました。
母数が少ないためこの結果が全てだと一概には言えませんが、今回調べた限りでは4人に3人の先輩ママが後悔していないことがわかりました。
一部抜粋して紹介します。
「後悔している」といった声
特に多かった「後悔している理由」には、
- 小さく可愛い時期に一緒にいられないのが辛い
- 保育園で風邪をもらってくる
といったものがありました。
「後悔していない」といった声
特に多かった「後悔していない理由」には、
- 子どもがニコニコして楽しそう
- 精神的にも金銭的にも余裕のある生活が送れる
といったものがありました。
預けて間もない頃は一時的に後悔している人が多い
4人に3人のママが、1歳から保育園に入れたことを後悔していないと答えていますが、実際はほとんどのママが預けて間もない頃に一度は後悔した経験があるようです。
その主な理由は、
- 子どもがギャン泣きしてしまう
- 預けてすぐに風邪をもらってきた
といったものでした。
ただ、これに関しては時が解決してくれるようです。
いつまでもギャン泣きする子どもはいないし、少しずつ免疫もついてくるので風邪も引きづらくなってきます。
そのためか、「最初は後悔したけど、今は後悔していません」といった声が多くみられました。
ちなみに…
これは私の話になりますが、1歳から我が子を保育園に入れたことをまったく後悔していません。
確かに、最初は自分で子どもを見てあげられないことに申し訳なさがあり、仕事を辞めることも考えましたが、保育園で楽しそうにしている子どもを見て、そんな気持ちもすぐに無くなりました。
3歳神話に根拠なし
今の時代でも「3歳になるまでは母親が育てるべきだ」と口にする人って結構多くいますよね。
特に年配の人は、夫は仕事・妻は家事育児といった考えが根強いため、比較的こういった考えの人が多いように感じます。
ただ、このいわゆる「3歳神話」ですが根拠はまったくありません。
事実、平成10年(1998年)の厚生白書では、「3歳児神話には合理的根拠はない」と記されています。
三歳児神話(子どもは三歳までは、常時家庭において母親の手で育てないと、子どものその後の成長に悪影響を及ぼす)には、少なくとも合理的な根拠は認められない。
子育てについての過剰な期待や責任から、母親を解放していくことが望まれる。そうすることが、結果的には、母親が心にゆとりをもって豊かな愛情で子育てに接することにつながり、よりよい母子関係が築かれることにつながると考えられる。
引用元:厚生労働省|厚生白書
そのため、こういった周囲の声には惑わされず、自分の意志で保育園に入れる入れないは決めるようにしましょう。
1歳から保育園に入れるメリットとデメリット
ここからは、1歳から保育園に預けることのメリットとデメリットを紹介します。
【メリット】
- 子どもの成長を共有できる人の存在
- 育児のプレッシャーから解放される
- 経済面で余裕ができる
- 同年代の子や親以外の大人から刺激を受けることができる
- 基本的な生活習慣が身につく
【デメリット】
- 病気をもらいやすい
- 離れる時に泣かれてしまい罪悪感を感じる
- 周囲から同情や非難されることも
メリット①子どもの成長を共有できる人の存在
育児のことを相談できる人が周囲にあまりいない人は特に、子どもの成長を共有できる人がいるだけでとても心強いのではないでしょうか。
保育士さんは、育児のプロです。
わからないことがあれば相談できるし、的確なアドバイスももらえます。
保育園によっては、保育参観を実施しているところもあるので、そういったイベントなどでも子どもの成長を見ることができますよ。
メリット②育児のプレッシャーから解放される
「この子のためにも、私がちゃんとやらないと!」と、育児のプレッシャーに押しつぶされそうになるママも少なくありません。
それが、保育園に預けることで「肩の荷が下りた」「リフレッシュできる」と感じるようになったママは多くいるようです。
今までは、子どもとずっと一緒にいるのはママでしたよね。
けれど、これからは一人で抱え込まずに保育士さんと相談しながら子どもを育てていくことができるので、子育てがだいぶ楽になるのではないでしょうか。
メリット③経済面で余裕ができる
保育園に子どもを預け夫婦で共働きすることで、当然経済的に余裕ができます。
また、保育料は収入の状況に合わせて決定されるものなので、収入が減った場合は保育料も一緒に軽減され、家計への負担はそれほど重くならないといったメリットもあります。
ただし、認可外保育園の場合は、認可保育園よりも保育料が高くなる傾向にあるため、認可外保育園の利用を考えている場合は料金を必ずチェックするようにしましょう。
メリット④同年代の子や親以外の大人から刺激を受けることができる
保育園では、育児のプロである保育士さんがいろいろな遊びを教えてくれます。
自宅ではなかなか経験できない室内遊びや屋外遊びはもちろん、お散歩に連れて行ってくれることも。
また、同年代のお友達と遊ぶことで様々な感情を知ることができ、相手を思いやる気持ちや我慢を覚えることもできます。
メリット⑤基本的な生活習慣が身につく
家ではママやパパに甘えて、何でもかんでもやってもらえる環境で過ごしている子どもでも、保育園ではそうもいきません。
保育園のような集団生活では、自分のことは自分でやるのが基本です。
そのため、朝の挨拶からお仕度、食事、トイレなど、基本的な生活習慣は保育園に通っていない子どもよりも早く身につく傾向にあります。
他にも、「言葉を覚えるのが早い」「礼儀を覚えることができる」といった意見がありました。保育園に入れるメリットは意外と多いみたい。
デメリット①病気をもらいやすい
特に0~1歳頃だと、まだ免疫もしっかりできていないため、集団生活が始まるとどうしても感染症をもらいやすくなります。
風邪をひいてる我が子を見るのは辛いですよね。
他にも、せっかく仕事に復帰しても、子どもが風邪を引いてしまったら休まなければならないため、それがストレスとなってしまうママも多くいます。
ただ、裏を返せば早い時期から感染症への免疫ができるということなので、ある程度すれば逆に風邪をひきにくくなるという利点もあります。
デメリット②離れる時に泣かれてしまい罪悪感を感じる
特に保育園に通い始めて間もない頃は、ママと離れたくない気持ちから大泣きしてしまう子どもは多くいます。
毎日ずっと一緒にいたのだから、こればかりは仕方がないですよね。
実際に、うちの子も2~3か月くらいは毎日泣いていました。
いつかはおさまるとわかっていても、これは結構キツイかもしれませんね。
デメリット③周囲から同情や非難されることも
「1歳から保育園に入れるなんてかわいそう」「そんなに金銭的に余裕がないの?」など、小さい頃から保育園に預けることに対して、否定的な考えを持つ人は残念ながら一定数存在します。
そんなの気にしなくてOK!…と言いたいところですが、いざこんなことを言われてしまうと色々考えさせられちゃいますよね。
ただ、保育園に入れる=かわいそう、なんてことは絶対にありません。
かわいそうかどうかを決めるのは、あなたの子どもであって、周囲の人たちではないんです。
余計なお世話でしかないので、あまり耳を貸さない方が良いですよ。
慣らし保育って何?目的や期間はどれくらい?
慣らし保育とは「本格的な保育が始まる前の短時間保育」のこと
慣らし保育とは、名前の通り「保育を慣らすための期間」のことを言います。
初日から1日保育をするのではなく、短い時間から少しずつ慣らしていくことで、子どもが無理なく保育園に通えるようにしていく制度です。
保育園によって異なりますが、初日は大体1~2時間程度で帰ることが多いです。
慣れてきたら保育時間を徐々に伸ばしていき、
- 午前中まで
- お昼ご飯まで
- お昼寝まで
といった流れで進んでいきます。
初めての保育園は、ママもお子さんも不安でいっぱい。
慣らし保育は、そんな心身の負担を減らすため、短い時間からゆっくりと保育園に慣れていくのを目的としています。
慣らし保育はだいたい1週間~2週間程度
保育園によって異なりますが、慣らし保育の期間はだいたい1週間~2週間であることが多いようです。
ただ、「この子は延長した方が良さそう」「この子は短縮しても大丈夫そう」と、子どもの様子を見て期間を変更することもあります。
ちなみに、うちの子はなかなか保育園に慣れず、慣らし保育期間は結局3週間まで伸びました。
慣らし保育中の仕事はどうする?
慣らし保育中は、仕事を休んだり早退するなどの対応が必要となります。
そのため、入園と同時に仕事復帰を考えている人は、一度職場とも相談するようにしましょう。
【まとめ】1歳から保育園に入れるのは愛情不足ではない
要点のまとめ
「1歳から保育園に入れて後悔しているか」実際に1歳から保育園に預けている先輩ママの声を調査したところ、約4分の3のママが後悔していないことがわかりました。
ただ、預けて間もない頃は一時的ではあるものの後悔している人も多く、
- 子どもがギャン泣きしてしまう
- 預けてすぐに風邪をもらってきた
といった理由が多くみられました。
中には「1歳から保育園に入れるのは、愛情不足なのではないか?」と心配しているママもいるかもしれませんが、全然愛情不足なんかじゃありません。
保育園に入れるも正解、入れないも正解です。
後悔するかしないかは人それぞれなので、周囲の声にまどわされず、自分の気持ちを大切にしましょう。