出産・子育て

梅干しは何歳から食べれる?梅ジュースやカリカリ梅は?【塩抜きのやり方や離乳食レシピも!】

梅干しって何歳から食べさせて大丈夫なの?酸っぱいし塩分も多いから、あまり早い時期から与えるのって良くないのかなぁ。

ご飯のお供やおにぎりの定番でもある梅干しですが、子どもには何歳頃から食べさせても良いのか気になりますよね。

「酸っぱい梅干しを食べたらどんな反応をするのか見てみたい」と、ちょっとした好奇心から与える機会をうかがっている人も中にはいるのではないでしょうか。

結論を言うと

梅干しは、離乳食後期の生後9ヶ月頃から食べても大丈夫です。

ただ、梅干しは塩分の多い食べ物なので、与える際に注意したいポイントもあります。

他にも、梅ジュースやカリカリ梅だと食べても良い時期が違うことも!

この記事では

  • 梅干しは何歳から食べられる?
  • 梅干しに関する気になる疑問を調査!【Q&A】
  • 子供におすすめ!梅干しを使ったレシピ3選

についてまとめています。

ぜひ、赤ちゃんに梅干しを与える際の参考にしてみてください。

梅干しは何歳から食べられる?

生後9ヶ月頃から食べても大丈夫

体にも良いとされる梅干しですが、食べさせても良い時期は意外と早く、

生後9ヶ月頃の離乳食後期から食べても大丈夫です。

生後9ヶ月頃になると内臓が少しずつ整い始め、体の外へ塩分を排出する力が身についてきます。

なので、梅干しを食べても問題ないとされています。

ただし、梅干しを与える際は注意する点が2つあります。

  1. 塩分が多い
  2. 種がある

塩分が多い

厚生労働省の発表する「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、塩分の摂取量の目安は「6〜11ヶ月では1.5g未満」とされています。

0~5ヶ月0.3g
6~11ヶ月1.5g
1~2歳3.0g
3~5歳3.5g
6~7歳4.5g
引用元:厚生労働省ホームページ|日本人の食事摂取基準(2020年版)」を基に作成

梅干しの塩分は、小粒のもので約0.5g程度、大粒のものだと約2.5g程度あります。

上記の食事摂取基準は1日の目安量なので、他の食事からも塩分を摂ることを考えると、梅干し1つを与えると塩分過多であることがわかりますね。

そのため、梅干しを与える場合は、多くても赤ちゃんのスプーン1杯程度を目安としましょう。

また、塩分を抑える方法として「塩抜き」がおすすすめです

塩抜きのやり方は後ほど紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

種がある

梅干しには大きな種があるので、そのままの状態で与えるのはNGです。

そのまま飲み込むことは考えにくいですが、可能性はゼロではありません。

梅干しは、必ず種を取り除きペースト状に叩いてから食べさせるようにしましょう。

3歳を過ぎるまではそのまま与えることは避け、ママパパがきちんと処理してあげてくださいね。

はちみつ梅干しは1歳未満の赤ちゃんにはNG

塩分控え目で子供でも比較的食べやすい「はちみつ梅干し」ですが、1歳未満の赤ちゃんに与えるのは絶対にやめましょう。

 1歳未満の赤ちゃんは、はちみつを食べると乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

Q なぜ生後1歳未満の乳児にハチミツを与えてはいけないのですか?

A 大人の場合、ボツリヌス菌が体内に入っても、他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、問題になることはありませんが、乳児の場合は、腸内細菌の環境が整っておらず、ボツリヌス菌が増えて毒素を作ってしまうことがあるからです。

生後1歳以上になると、離乳食等により腸内環境が整う時期となるため、ハチミツを避ける必要はありません。ハチミツは栄養価の高い食品ですが、生後1歳以上になってから与えましょう。

引用元:消費者庁|ハチミツによる乳児のボツリヌス症

乳児ボツリヌス症の症状には

  • 便秘
  • 哺乳力の低下
  • 泣き声が小さくなる
  • 元気がなく無表情
  • 首のすわりが悪くなる

といったものがあります。

ほとんどの場合は治療すれば治癒しますが、まれに重症化するリスクもありますので十分に注意してください

薄味にしなくても良いのは3歳以降

梅干しの塩分について触れましたが、一体何歳くらいからそのまま食べても大丈夫なのか気になりますよね。

梅干しをそのまま与えても良い時期は、大体3歳を過ぎた頃を目安としましょう。

3歳をすぎると内臓もそれなりに発達しているため、赤ちゃんのときほど体への負担はかかりません。

自分で種を取り除くことも出来るようになるので、小粒の梅干し1個が入ったおにぎりを食べる程度であれば大丈夫です。

大粒の梅干しになると塩分が多くなるため、半分に切るなどして使うようにしましょう。

梅干しに関する気になる疑問を調査!【Q&A】

梅干しのおにぎりは何歳から食べられる?

おにぎりの具材の定番である梅干しですが、

離乳食がしっかりと進んでいるようであれば、1歳頃から食べさせても大丈夫です。

梅干しをおにぎりに使う際は

  • 種は取り除く
  • おにぎりに塩は振らない
  • 味付け海苔はNG

といった点に注意しましょう。

梅干し自体にしっかりと味が付いているので、塩を振ったり味付け海苔を使ってしまうと、塩分過多となってしまいます。

梅干し入りのふりかけなどを使うのもおすすめです。

カリカリ梅や梅ジュースは何歳から大丈夫?

駄菓子屋で売っているようなカリカリ梅は何歳から大丈夫?

カリカリ梅を与えるのは、3歳以降を目安としましょう。

ただし、与える場合は丸々1個ではなく半分程度にしてください。

カリカリ梅は、梅干しと同様に塩分の多い食べ物です。

また、市販されているカリカリ梅は、添加物が使用されていることも多く、あまり早い時期から与えるのはおすすめしません。

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子供が梅ジュースを欲しがるんだけど、ちょっとだけなら飲ませても大丈夫?

実は、梅ジュースは早い時期から与えてもOK!

大体、離乳食初期の生後6ヶ月頃から飲むことが出来ます。

ただし、市販されている梅ジュースは味が濃いので、必ず水で埋めてから与えるようにしましょう。

また、中には自宅で梅シロップを作っている人もいますよね。

梅シロップを使う場合は、最初のうちは「水9:梅シロップ1」くらいの割合で子供に飲ませてあげるのがおすすめです。

梅干しの塩抜きってどうやるの?

梅干しの塩味を取り除く「塩抜き」ですが、やり方はとっても簡単です!

お子さんに出す用の梅干しは、ぜひ塩抜きをしてあげてください。

用意するもの

  • 梅干し
  • タッパー(深めのもの)

梅干し100gに対して、水は400ml用意します

最終的に捨てるので、使う水は水道水で問題ありません。

タッパーは深めのものが良いですが、なければボウルや深めのお皿でも大丈夫です。

塩抜きのやり方

  1. 用意した容器(タッパー)の中に、なるべく重ならないように梅干しを入れます。
  2. 水を注ぎます。
  3. 数時間(好みによって5時間~8時間程度)そのまま漬けておきます。
  4. ザルにあげ、軽く洗います。
  5. キッチンペーパーなどで水気を取り、冷蔵庫で保管します。

お湯を使うと、30分~1時間程度で塩抜きが出来るので、早めに塩抜きがしたい場合はお湯を注いでください。

塩抜きすると長期間の保存が難しくなるので、塩抜きは食べる分だけするようにしましょう。そして、必ず冷蔵庫保存!2~3日で食べきるようにしてくださいね。

子どもにおすすめ!梅干しを使ったレシピ3選

梅干しうどん

材料

  • うどん 1/3袋
  • 梅干し 1/2個
  • 乾燥わかめ 小さじ1
  • しらす お好みで
  • だし汁 200cc

食欲がない日でもさっぱり食べられる、梅干しを使ったうどんです。

大人でも美味しく食べられるので、大人用として作った後に子供の器に小分けするのもおすすめ。

しらす入りなので、たんぱく質もちゃんと摂れますよ。

詳しいレシピはこちら

Cpicon 離乳食後期~さっぱり梅干うどん! by ぷーちょす

ツナとひじきと梅干しの炊き込みご飯

材料(2合分)

  • 米 2合
  • ツナ缶 1缶
  • ひじき(戻したもの) 適量
  • 梅干し 2個
  • 酒 適量
  • みりん 適量

大人も子供も美味しく食べられる炊き込みご飯です。

ツナとひじきも入っているので、しっかりと栄養も摂れますよ。

離乳食として出す場合は、おじやにしてあげるのがおすすめです。

詳しいレシピはこちら

Cpicon ツナとヒジキと梅干しの炊き込みご飯 by matoキッチン

梅ジュース

材料

  • 梅 1㎏
  • 氷砂糖 1kg
  • リンゴ酢 180cc

リンゴ酢で作るため、フルーティーでお子さんでも飲みやすい梅ジュース。

うちの子が大好きなので、我が家でも毎年作っています。

子供用に作る場合は、多めの水で埋めるようにしてくださいね。

詳しいレシピはこちら

Cpicon ☆梅シロップ☆(梅ジュース) by ☆栄養士のれしぴ☆

【まとめ】離乳食後期から梅干しを食べさせてみよう

要点のまとめ

梅干しは、離乳食後期の生後9ヶ月頃から食べても大丈夫です。

ただ、梅干しは塩分が多いため、与える際は少量を意識するようにしましょう。

また、種類によって与えても良い時期は異なるため、下記の表を参考にしてみてください。

梅干し(一口分)生後9ヶ月頃から
はちみつ梅干し1歳以降
梅干し(そのまま)3歳以降
梅干しおにぎり1歳以降
カリカリ梅3歳以降
梅ジュース生後6ヶ月頃から

梅干しは塩分の多い食べ物ですが、整腸作用や風邪の予防にも効果があると期待されている食べ物です。

ご飯の上に一口分をちょこんと乗せてあげたり、おにぎりの具材に使ったりと、ちょっとしたアクセントとしてぜひ取り入れてみてください。

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