子供が飴とかグミを欲しがってるんだけど、何歳くらいから食べさせていいの?
子供も大人も大好きなお菓子ですが、子供にはあまり早い時期から食べさせたくないですよね。
けれど、スーパーなどで欲しいとせがまれたり、ママやパパの食べるお菓子を欲しそうにしていたら「まぁ、ちょっとだけなら…」と与えてしまいたくなる人も多いのではないでしょうか。
実際、私も子供の強い要求に何度か負けそうになったこともあります…。
「お菓子は何歳から食べられるのか?」を調査したところ、
- 飴:6歳頃から
- グミ:3歳頃から
- チョコレート:3歳頃から
- ラムネ:2歳頃から
と、お菓子の種類によっても食べられる時期に違いがあることがわかりました。
けれど、これはあくまで「基本的に」!
例えば、飴だと「飴玉」と「棒付き」では対象年齢が違ったりもします。
この記事では
- 飴は何歳から食べられる?
- グミは何歳から食べられる?
- チョコレートは何歳から食べられる?
- ラムネは何歳から食べられる?
- 子供の好きなお菓子の「いつから?」をまとめて紹介!
について詳しくまとめています。
お菓子を与える時期に迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
飴は何歳から食べられる?
飴玉は6歳以降を目安に
丸い形状が特徴的な飴玉ですが、
食べられる時期はお菓子の中でも比較的遅く、6歳頃が目安となります。
飴はもらう機会も多いし、もっと早くから食べさせても良いように感じますよね。
けれど、飴玉は窒息のリスクがお菓子の中でも極めて高く、早い時期から食べるのは非常に危険です。
窒息のリスク
飴玉による窒息事例は多く、政府の広報オンラインでも注意喚起を行っています。
小さな子供の口の大きさは直径約4cm。これより小さく、子供の口の中に入るものは何でも誤嚥(ごえん)や窒息の原因になる可能性があります。
あめ玉やこんにゃく入りゼリー、ピーナッツなどの食べ物、文房具や硬貨、ボタンなど、家庭の中の様々なものが窒息の原因となっています。
引用元:政府広報オンライン|暮らしに役立つ情報
また、厚生労働省の調査によると、誤嚥(ごえん)事故のほとんどが5歳以下の幼児だということがわかっています。
そのため、飴玉は6歳以下の子供に与えるのは避けるようにしましょう。
虫歯のリスクも忘れてはいけない!
どのお菓子にも言えることですが、虫歯のリスクは常に付いて回ります。
特に、飴は砂糖のかたまりと言っても過言ではないので、きちんと予防しないと虫歯になるリスクは当然高まります。
「飴は1日1個!食べたら歯磨きをする」といったように、各家庭でルールを決めて虫歯を予防しましょう。
棒付きの飴なら3歳頃から食べても大丈夫
飴玉は6歳以降が目安となりますが、
棒の付いた飴であれば、乳歯の生えそろう3歳頃から食べても大丈夫です。
棒が付いていることで、「誤って飲み込んでしまうリスクが比較的低い」というのが理由に挙げられます。
ただ、リスクが比較的低いだけであって、ゼロではないのでそこは要注意!
特に、チュッパチャップスのような棒が付いていても丸い形状のものは、棒から飴が外れてのどを詰まらせてしまう可能性があるので、できるだけ避けるようにしましょう。
他にも、棒付きの飴は
- 割れたり噛み砕いた飴が口の中を傷つける
- 棒がのどに刺さる
といったリスクもあります。
棒付きの飴を食べる時のルール
- 座って静かに食べる
- 大人が近くで見守る
- 飴は噛み砕かない
ハイチュウやぷっちょなどのソフトキャンディは3歳以降を目安に
ソフトキャンディは舐めて食べることも出来ますが、おそらく圧倒的に噛んで食べる人が多いですよね。
そのため
- 3歳を過ぎている
- しっかりと噛んで飲み込むことができる
- 奥歯がしっかりと生えそろっている
といった条件を全てクリアしていれば、ソフトキャンディを食べさせても問題はありません。
ソフトキャンディのような、ネバネバした歯につきやすいお菓子は、特に虫歯のリスクが高いと言われています。
普通の飴であれば、食べた後に水やお茶を飲めば多少砂糖が流れていきますが、ソフトキャンディは歯の間などに留まってしまうことも多く、水分ではなかなか流せません。
食べた後の歯磨きは忘れずに行いましょう。
グミは何歳から食べられる?
グミ(アンパンマングミも!)は3歳頃から食べても大丈夫
弾力ある食感が特徴のグミは、大体3歳頃から食べても大丈夫とされています。
「アンパンマングミ」を販売する不二家のホームページにも、3歳以上を目安として欲しいと明記されていました。
Q 「アンパンマングミ」の対象年齢は?
A グミを咀嚼(そしゃく)できることが前提ですので、個人差がありますが、おおよそ3歳以上のお子様が召し上がることを目安としています。
引用元:不二家ホームページ|お客様窓口
お子様が噛まずに誤飲したりされませんよう、保護者の方がお子様の成長に合わせて与えてあげてください。
グミを食べるときに注意したいポイントは、「弾力」と「糖分」です。
窒息のリスク
グミは弾力のあるお菓子なので、奥歯でしっかり噛んでから飲みこむ必要があります。
そのため、乳歯が生えそろっていない時期はもちろん、食べ物をしっかりと噛むことができるまではグミを食べるのは避けるようにしましょう。
飴と同様、グミも窒息のリスクが高く、実際に毎年のように窒息事故も発生しています。
食べさせるときは、お子さんからなるべく離れず、「ちゃんとカミカミするんだよ」と声をかけながらしっかりと噛めているか確認してあげてください。
糖分の摂り過ぎ
グミの成分のほとんどは砂糖なので、食べ過ぎによる糖分の摂り過ぎが心配です。
飴と違い、グミは一粒を長く楽しむといった食べ方をするお菓子ではないので、油断すると2個、3個…と無意識に多く食べてしまいがち。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、3歳~5歳の一日の糖質摂取量の目安は約50gとされています。
糖分を摂り過ぎると、下記のようなリスクが高まります。
- 肥満
- 虫歯
- 糖尿病
グミの糖質は、1粒(5g)で約4.2g程度あるので、食べる量には十分に注意しましょう。
ハリボーなどのハードグミは6歳以降を目安に
ハリボーなど硬めに作られているグミに関しては、6歳以降を目安にしてください。
噛み応えのあるハードグミは、大人でも噛んでいるとあごが痛くなることってありますよね。
大人ほどの噛む力がない子供が食べると、そのまま飲み込んでしまう危険があります。
同じグミではありますが、ハードグミはまた別の食べ物として考えた方が良さそうです。
チョコレートは何歳から食べられる?
チョコレートは3歳頃から食べても大丈夫
チョコレートを製造・販売するメーカーのホームページを一通り確認しましたが、何歳から食べても良いといった文言は確認できませんでした。
ただ、一般的には3歳頃を目安に食べさせても良いとされているようです。
子供の味覚は、3歳までに食べたものが影響すると言われ、3歳までの間に濃い味に慣れてしまうと将来的に濃い味ばかりを好んで食してしまいます。
チョコレートは糖分が多く、消化器官が未発達な子供(特に3歳未満)には不向きなお菓子です。
3歳未満の子供にチョコレートを与えるのは避けるようにしましょう。
だからと言って、「3歳を過ぎたら好きに食べて良い」というわけではありません。
- 食べる時は少量を意識する
- 食べた後は歯磨きをする
といった点は守るようにしてくださいね。
高カカオのチョコレートにはこんな効果も!
- リラックス効果
- アレルギー症状の緩和
- 抗酸化作用(肌の老化予防など)
3歳以降のチョコレートは、高カカオのチョコレートを選ぶのもおすすめです!
チョコレート風味(ココア風味)のケーキであれば1歳半頃から食べてもOK
チョコレートは3歳以上が目安となりますが、
チョコレート風味(ココア風味)のケーキや蒸しパンなどであれば、大体1歳半頃の離乳食完了期から取り入れても大丈夫です。
ココアは、生後9ヶ月から飲ませても良いとされています。
Q.ココアは何歳くらいから飲ませてもよいですか。
A.9ヶ月をすぎて「フォローアップミルク」を飲むようになったら、風味をつけるために、純ココアをミルクに混ぜてもかまいません。
引用元:森永製菓ホームページ|お問い合わせ窓口
ホットケーキミックスなどを使えば、ケーキや蒸しパンなどは簡単に作ることが出来るので、ぜひお子さんのおやつに作ってみてはいかがでしょうか。
ココアを与える時期については、こちらの記事で詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。
ラムネは何歳から食べられる?
ラムネは2歳頃から食べても大丈夫
ラムネはお菓子の中では比較的早く、2歳頃から食べても大丈夫とされています。
アンパンマンポータルサイトで取り扱っている「アンパンマンミニミニラムネ」の対象年齢も2歳となっているので、その頃から食べても問題なさそうですね。
商品名 | アンパンマンミニミニラムネ(容器入り) |
価格 | 108円(税込み) |
対象年齢 | 2歳~ |
商品内容 | アンパンマンの形をした小粒ラムネを持ち運びに便利な容器に詰めました。 味はもも、みかん、ぶどう、りんご、の4つの詰め合わせになっていて色々な味が楽しめます。 |
ラムネは、口の中で溶けやすく子供も食べやすいお菓子なので
- 上下の歯が生えそろっている
- 噛む力が少しずつ強くなってきている
といった成長がみられるようであれば、まずは少量で様子を見てあげましょう。
ラムネを買うときは、サイズが小さめものを選ぶようにしましょう。大きいサイズのラムネだと、のどに詰まらせてしまう可能性がありますよ!
1歳頃から食べられるラムネもある
カクダイ製菓さんから発売されている「1才ごろからのクッピーラムネ」という商品は、小さな子供用にと作られたラムネです。
商品名の通り1歳から食べられるラムネなので、安心して食べることが出来ます。
子供の好きなお菓子の「いつから?」をまとめて紹介!
スナック菓子は何歳から?
スナック菓子と言っても色々な種類があるので一概には言えませんが、大体3歳~4歳から食べられる商品が多いようです。
例えば、カルビーから発売されてるスナック菓子の対象年齢は下記の通りです。
ポテトチップス | 3歳頃から |
堅あげポテト | 4歳頃から |
じゃがりこ | 4歳頃から |
かっぱえびせん | 3歳頃から |
ジャガビー | 4歳頃から |
「堅あげポテト」や「じゃがりこ」などは、かたさが特徴の商品であるため、4歳頃から食べることを推奨しているようです。
スナック菓子は、脂質の高いものがほとんど!
食べ過ぎは肥満のリスクが高まりますので、少量を意識して食べさせるようにしましょう。
おすすめはコレ!
カルビーからは、小さな子供でも食べられるよう薄味に仕上げられた
- 1才からのかっぱえびせん
- 1才からのサッポロポテト
といった商品も発売されているので、気になる人はチェックしてみてください。
ガムは何歳から?
ガムを食べられる年齢は、食べたものを吐き出すことができる4歳~5歳くらいを目安とするのがベストです。
ガムは他のお菓子のように飲み込むことを目的としていないため、吐き出すことができるかどうかが一番の鍵となります。
そのため、年齢で考えるのではなく「ガムは噛み終わったら出してね」という言葉に対して、「理解することができるorできない」で判断するのがおすすめです。
子供が誤ってガムを飲み込んでしまった場合はどうしたらいい?
Q ガムを飲み込んでしまったが、大丈夫ですか?
A 大丈夫です。ガムは、胃や腸等の体内で消化吸収されず、便と一緒に排出されてしまいます。
引用元:ロッテ公式ホームページ|お客様相談室
ただ、飲み込んだ後に子供の様子がおかしいと感じた場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。
アイスは何歳から?
アイスは、1歳を過ぎた離乳食完了期以降であれば食べさせても大丈夫です。
ただ、アイスは糖質と脂質の高い食べ物なので、与える際にはいくつか注意する点があります。
アイスを与える時期については、こちらの記事で詳しく書いているのであわせて読んでみてください♪
【まとめ】お菓子は糖質の多い食べ物!食べたらきちんと歯を磨きましょう
要点のまとめ
気になるお菓子の「何歳から?」を調査したところ、下記のような結果となりました。
飴 | 飴玉は6歳以降、棒付きの飴は3歳頃から |
グミ | 基本的には3歳頃から、ハードグミは6歳以降 |
チョコレート | 3歳頃から |
ラムネ | 2歳頃から |
スナック菓子 | 3~4歳頃から |
ガム | 4~5歳頃から |
アイス | 1歳頃から |
ただし、ほとんどのお菓子は糖分が多く、依存度も高い傾向にあります。
与える際は、少量を意識するようにしましょう。
とは言え、お子さんがお菓子を欲しがっていたら与えてしまいたくなりますよね。
そういったときは、「もう少しお兄ちゃん、お姉ちゃんになってからね♪」と声をかけ、糖分控えめの幼児用ビスケットをあげたり、手作りのおやつを準備してあげましょう。