プリンやゼリーって何歳くらいから食べても大丈夫なの?
甘くて滑らかなプリンやゼリーは大人でも好きな人の多いデザートですが、子供にはいつ頃から与えても良いのか気になりますよね。
- 「歯がなくても食べれるから比較的早いのかな?」
- 「結構甘いから食べられる時期は意外と遅いのかも」
など、様々な意見があると思います。
結論を言うと
- プリンは1歳~2歳頃から
- ゼリーは1歳半~2歳頃から
食べさせても大丈夫です。
ただ、これは市販品を食べてさせても良い時期。
手作りのプリンやゼリーは、食べさせても良い時期が少し変わってきます。
この記事では
- プリンは何歳から食べられる?
- ゼリーは何歳から食べられる?
- プリンやゼリーを食べるときに注意したい3つのポイント
- 誰でも簡単!手作りプリン&ゼリーのおすすめレシピ4選
についてまとめています。
プリンやゼリーを食べさせてみようかなと考えているママパパは、ぜひ参考にしてみてください。
プリンは何歳から食べられる?
市販のプリンは1歳~2歳頃を目安に
プリンを食べさせても良い年齢の目安ですが、市販と手作りによっても違いがあります。
まずは市販のプリンですが、大体1歳~2歳頃を目安に食べさせても大丈夫です。
「プッチンプリン」を製造・販売する江崎グリコのホームページには、プッチンプリンは1歳過ぎまでは控えて欲しいと明記されていました。
Q 【プッチンプリン】離乳食として食べさせてもよいですか
A 離乳を順調に進めるために、1歳過ぎまではお控えください。あくまで食事を基本に栄養バランスを考えた上で、おやつとしてお召し上がりください。
引用元:江崎グリコ公式ホームページ|お問合せ・Q&A
ただ、市販のプリンには多くの砂糖が使われているため、1歳から食べさせるのはあまりおすすめしません。
実際、プリンを食べさせたことのあるママの声を調べてみると、2歳頃から食べさせたという回答が多かった印象です。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、子供の1日の砂糖(炭水化物)摂取量は約50gとされています。
プッチンプリンの糖質は、なんと12.1g!
商品名 | グリコ プッチンプリン |
内容量 | 67g(1個あたり) |
エネルギー | 89kcal |
たんぱく質 | 1.1g |
脂質 | 4.0g |
炭水化物 | 12.1g |
確かに、これはあまり積極的には与えたくない量かもしれませんね。
手作りプリンなら1歳頃から食べても大丈夫
手作りのプリンであれば、砂糖の量を調整することができるので、1歳頃の離乳食完了期から食べさせても大丈夫です。
1歳頃の子供は、おやつから100kcalくらいのエネルギーを摂るのが望ましいと言われています。
例えば、こちらのレシピで計算してみましょう↓
簡単子供おやつ♪レンジでプリン風 by あおはな材料(量) | カロリー | 糖質 |
卵(1個) | 90kcal | 0.2g |
牛乳(80ml) | 54kcal | 3.7g |
砂糖(大さじ1) | 35kcal | 9.0g |
合計 | 179kcal | 12.9g |
上記は小さめココット3つ分の量ということなので、1つ分だとカロリーが約59.6kcal、糖質が約4.3gということになりますね。
これであれば、手作りプリン1個(59.6kcal)+αでおやつにできそうです。
ちなみに、+αは…
- おせんべい…1枚
- クッキー…1枚
- キャンディチーズ…2個~3個
- とうもろこし(粒のみ)…1/4本
- バナナ…1/2個
- リンゴジュース…80ml
といったものがおすすめです!
プリンはおやつの中でもたんぱく質が豊富なので、+α無しにしてプリンの量をもう少し増やしてもOKです。
ベビーフードには7ヶ月の赤ちゃんでも食べられるプリンもある
ベビーフードを製造・販売するキューピーからは、生後7ヶ月の赤ちゃんでも食べられるプリンが発売されています。
赤ちゃんのために作られたプリンなので、安心して食べさせることができます。
気になる人はチェックしてみてください。
ゼリーは何歳から食べられる?
市販のゼリーは1歳半~2歳頃を目安に
ゼリーを食べさせても良い年齢の目安ですが、大体1歳半~2歳頃を目安に食べさせても大丈夫です。
プリンと同様、市販のゼリーは糖質が高い傾向にあります。
例えば、明治から発売されている「アンパンマンのやわらかりんごゼリー(内容量100g)」の糖質はなんと18.4g!
1日の砂糖摂取量の目安が約50gなので、いかに糖質が高いかがよくわかりますよね。
ちなみに、不二家から発売されている「アンパンマンフルーツゼリー」は、1個あたりの内容量が16gと少ないので、糖質は3.5g程度。
明治のゼリーと比較すると糖質が少なそうに見えますが、同じ100gで計算すると糖質は21.7gなので、不二家のゼリーの方が実は糖質が高いんです。
寒天を使ったゼリーなら9ヶ月頃の離乳食後期から大丈夫
一般的なゼリーに使われることの多いゼラチンは、アレルギーの心配があるため1歳未満の赤ちゃんに与えるのはあまり好ましくありません。
ですが、寒天を使ったゼリーであれば、9ヶ月頃の離乳食後期から食べさせても大丈夫です。
寒天には
- 腸内環境を整える
- 満腹感を得やすい
といったメリットがあるので、むしろ積極的に食べさせてあげたい食品の一つでもあります。
特におすすめなのが、牛乳寒天。
例えば、こちらのレシピで計算してみましょう。
子供も大好き☆牛乳寒天 by ココkitchen材料(量) | カロリー | 糖質 |
水(100ml) | 0kcal | 0.0g |
粉寒天(2g) | 0kcal | 0.0g |
砂糖(大さじ1) | 35kcal | 9.0g |
牛乳(250ml) | 170kcal | 12.0g |
合計 | 205kcal | 21.0g |
上記はプリンカップ4個~5個の量ということなので、1つ分だとカロリーが約45kcal、糖質が約4.7gということになりますね。
これであれば、牛乳寒天1カップ(45kcal)+αでおやつにできそうです。
牛乳寒天は、たんぱく質とカルシウムが摂れるのでおすすめ!ミカンやキウイ、いちごなどを入れればビタミンも摂れて彩りも鮮やかになりますよ。
コーヒーゼリーは6歳を過ぎてから
コーヒーゼリーはカフェインが含まれているため、6歳を過ぎてから食べさせるのが安心です。
子供は大人に比べカフェインを分解する力が弱く、過剰に反応してしまいます。
カフェインの過剰摂取は
- 心拍数の増加
- 興奮作用による不眠
- 吐き気
などといった健康被害をもたらすことがありますので、早い時期から食べさせるのは避けましょう。
6歳を過ぎた後も、大人が食べているものを少し分ける程度に留めておいた方が良いかもしれません。
こんにゃくゼリーは6歳を過ぎてから
こんにゃくゼリーを与える時期は様々な意見があり、「1歳を過ぎれば大丈夫」という人もいれば「幼児は食べない方がいい」という人もいます。
メーカーのホームページも調べてみましたが、与えても良い年齢は公表していませんでした。
ただ、過去には窒息事故も起きているため、少しでも不安を感じるようであれば6歳以降に与えるのがおすすめです。
ただ、クラッシュタイプのこんにゃくゼリーなどもあるので、あげるorあげないは最終的にはママパパが判断してくださいね。
プリンやゼリーを食べるときに注意したい3つのポイント
最初のうちは潰して食べさせる
プリンやゼリーは滑らかでつるんとしているので、よく噛まずに飲み込んでしまうことも多くあります。
プリンやゼリーによる窒息事故も実際に起きているので、与える際はあらかじめスプーンなどで細かく潰してあげるのがおすすめです。
ペーストにするわけではないので、ミキサーやフードプロセッサーなどは使わなくてOK。
また、子供が食べているときはなるべくその場から離れず、そばで見守ってあげるようにしましょう。
少量を意識する
手作りと違い、市販品は砂糖の量を調整することができないため、食べる量自体を減らす必要があります。
食べる量の目安は下記の通りです。
食べる量の目安
- プッチンプリン…1/2個程度
- ちょこっとプッチンプリン…1個~2個
- 明治のアンパンマンゼリー…1/3個程度
- 不二家のアンパンマンゼリー…1個~2個
砂糖の過剰摂取は、肥満や虫歯のリスクが高まります。
おやつは100kcal程度の摂取が理想的なので、足りない分はチーズや小さめのおにぎりなどを食べるようにしましょう。
人によってアレルギー症状が出る可能性も
プリンやゼリーを食べさせるときは、アレルギーに注意しましょう。
プリンだと、卵・牛乳・大豆などが使われていることが多く、ゼリーにはゼラチン(果汁入りの場合は、みかん・りんご・桃など)が使われていることが多いです。
これらの材料は、アレルギー症状の出やすい食品です。
特に初めて食べさせるときは、医療機関の開いている日時で行い、一口食べさせた後はしばらく様子を見てあげるようにしましょう。
卵や牛乳のアレルギーがあるお子さんには、グリコの「プッチンプリンのやさしい甘さ」がおすすめ!植物生まれのプリンなので、安心して食べることができますよ。
誰でも簡単!手作りプリン&ゼリーのおすすめレシピ4選
電子レンジで作る!簡単かぼちゃプリン
材料(2人分)
- naconaパウダー(かぼちゃ) 2包
- 牛乳 130ml
- 卵 1個
- 砂糖 大さじ2
- バニラエッセンス 数滴
材料を全て混ぜたら容器に入れて、あとは600wの電子レンジで2分~2分30秒。
誰でも簡単にできるおやつレシピです!
詳細レシピはこちら↓
電子レンジで作る!簡単かぼちゃプリン by nacona-ナコナnaconaパウダーはAmazonなどでも購入することができます。
和光堂などの野菜粉末でも代用できるので、ぜひ試してみてください。
豆乳黒ゴマプリン
材料(プリンカップ3個)
- 豆乳 250ml
- 粉寒天 2g
- 黒ゴマペースト 14g
- 砂糖 大さじ1/2
全ての材料を鍋に入れて火にかけながら混ぜ、その後は容器に入れて冷やすだけで完成です。
卵・牛乳不使用なので、アレルギーを持つ子でも安心して食べられます。
甘さ控えめなので、刻んだバナナなどを乗せてあげてもOK!
詳細レシピはこちら↓
離乳食後期の子にも♪豆乳黒ゴマプリン by himmelーソラ黒ゴマペーストが一つあると、ヨーグルトやアイスなどにも使えて便利ですよ。
りんごの寒天ゼリー
材料(3人分)
- 100%リンゴジュース 150ml
- 水 150ml
- 粉寒天 3g
粉寒天を水で溶かしてリンゴジュースと混ぜ合わせ、その後は容器に入れて冷やすだけで完成です。
砂糖不使用!優しい甘さのゼリーで、1人分のカロリーは約30kcal、糖質は7g程度と控えめ。
オレンジジュースやぶどうジュース、野菜ジュースなどで作っても美味しそうですよね。
詳細レシピはこちら↓
子供のおやつに☆リンゴ寒天ゼリー by ちびスターあやたくみかん入り牛乳寒天
材料(4人分)
- 水 300ml
- 牛乳 200ml
- 粉寒天 4g
- 砂糖 50g
- みかんの缶詰 1缶
「寒天はよく溶かす」というポイントさえ押さえておけば、誰でも簡単に作ることが出来ます。
みかんの他、桃やパイナップルなどの缶詰を使ったり、イチゴやリンゴを刻んで入れても美味しそうですよね。
詳細レシピはこちら↓
スプーン止まらない♫簡単デザート牛乳寒天 by asupoyo【まとめ】市販品で適度に手を抜きつつ、手作りにも挑戦してみましょう!
要点のまとめ
市販品に関しては、
- プリンは1歳~2歳頃から
- ゼリーは1歳半~2歳頃から
食べさせても大丈夫です。
ただし、手作りのプリンやゼリーであれば
- プリンは1歳頃(離乳食完了期)から
- ゼリーは9ヶ月頃(離乳食後期)から
食べさせても大丈夫です。
プリンやゼリーは子供も食べやすいデザートなので、ついつい早い時期から与えたくなりますよね。
今回紹介した「何歳から?」は、必ずしもこの年齢でなければならないというわけではありません。
子供の成長具合を見つつ、最終的には親の判断で食べさせる時期を決めるようにしましょう。