赤ちゃんの枕はいらないって聞いたんだけどホント?
大人は枕が無いと眠りにくいですが、赤ちゃんに枕は必要なのでしょうか?
「赤ちゃんのうちは枕は必要ない」と言う人もいれば、「赤ちゃんでも枕は必要」と言う人もいるので、どれが正しいのかわかりにくいですよね。
結論を言うと、赤ちゃんに枕は必要ありません。
そもそも大人と赤ちゃんとでは背骨の形が違うので、枕を使う意味がないんです。
とはいえ、向き癖や絶壁が気になる人も多いのではないでしょうか。
実際、うちの子も向き癖がひどくてかなり悩まされました…。
けれど、向き癖や絶壁には予防・改善する方法などもあるので、後ほど詳しく紹介します♪
この記事では
- 赤ちゃんの枕はいらないってホント?
- 赤ちゃんの向き癖や絶壁の対策法4選
- 赤ちゃんの向き癖や絶壁予防におすすめのアイテム4選
についてまとめています。
枕が必要になる時期にも少し触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんの枕はいらないってホント?
赤ちゃんに枕は必要ありません
赤ちゃんの枕の購入に悩むママやパパは意外と多いのではないでしょうか。
頭の形や向き癖、寝ハゲなど、いろいろ心配ですよね。
けれど、赤ちゃんに枕は必要ないので、用意する必要はありません。
なぜ必要ないのか、主にこのような理由があげられます。
- 赤ちゃんの背骨が枕を必要とする形ではないため
- 窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まるため
大人は睡眠姿勢を整えるために枕を使いますが、赤ちゃんにとってはそれが逆に負担となってしまうことも。
また、枕に顔が埋もれてしまう危険もあることから、特別な理由がない限りは枕の使用は避けるようにしましょう。
赤ちゃんと大人では背骨の形に違いがある
赤ちゃんの背骨は、枕を必要とする形ではないため、基本的には枕は用意しなくて大丈夫です。
大人の背骨はS字型なので枕によって睡眠姿勢を整える必要がありますが、赤ちゃんの背骨はC字型なので枕を使ったところで何の効果もありません。
赤ちゃんの背骨は、ママのお腹の中にいるときからC字型の状態で、成長する中で少しずつS字型になっていきます。
だからと言って、矯正する必要は一切ありません。
「枕がないと頭や首が辛そう…」と思うかもしれませんが、赤ちゃんにとって枕なしで寝るのがベストな形なので心配しなくて大丈夫です。
ちなみに、お昼寝のある保育園では、枕は不要としているところがほとんどですよ♪
ドーナツ枕を使う場合は固さに注意!
向き癖を治すのにドーナツ枕が良いって聞いたんだけど、これもやっぱり使わない方が良いの?
ドーナツ枕を使っても問題はありませんが、選び方にポイントがあります。
ドーナツ枕を選ぶポイント
- 固めの枕を選ぶ
- 横幅がなるべく広いもの
- 枕カバーの洗濯ができる
- 通気性や吸水性がある素材
特に、ふわふわの柔らかな枕は絶対にNG!
消費者庁も、固めのマットレスや枕の使用を推奨しています。
ふかふかの柔らかい敷き布団、マットレスや枕は、うつぶせになった場合、顔が埋ってしまい、鼻や口が塞がれ、窒息するリスクがあります。
引用元:消費者庁|Vol.529 赤ちゃん用の寝具に適しているのは、ふかふか? それとも固め?
この記事では、向き癖や絶壁の予防におすすめな枕も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
枕は10歳~12歳頃から使うのがベスト
赤ちゃんは、生後3ヶ月頃から背骨が少しずつS字カーブに向かって発達していきます。
そして、S字カーブが完成されるのが大体10歳~12歳頃。
そのため、枕は10歳以降から用意するのがベストです。
子供用の枕はサイズが小さいため、大きめな子だと寝づらさを感じることも!お子さんの成長に合わせて、必要であれば大人用の枕を用意してあげましょう。
赤ちゃんの向き癖や絶壁の対策法4選
顔の向きとは逆方向から声をかける
赤ちゃんは生後2ヶ月~3ヶ月頃になると、音の鳴る方向を向いたり追視をするようになります。
顔の向きとは逆方向から声をかけたり、音の鳴るおもちゃを使うことで、こちらに向いてもらう頻度を増やすのが効果的です。
赤ちゃんと遊ぶときは、なるべく顔の向きとは逆方向にいるようにしましょう。
このような、握ったり振ったりすると音が鳴るようなおもちゃを使うのがおすすめです♪
腹ばいで遊ぶ機会を増やす
早い子だと、生後3ヶ月頃から寝返りをするようになります。
寝返りをするようになって間もない頃だと、長時間のうつ伏せは少し心配ですが、首をしっかりと持ち上げうつ伏せが出来るようであれば、腹ばいの状態で遊ばせるのも効果的です。
ママやパパが、隣でうつ伏せになって遊んであげるのもおすすめです。
赤ちゃんが腹ばいを嫌がる場合は、「絵本を読むときは腹ばいのときだけ」などルールを作ってみましょう。何度か続けると、絵本を持っていくだけで腹ばいになってくれたりしますよ♪
片方の腕ばかりで抱っこしない
赤ちゃんを抱っこするとき、片方の腕ばかりを使ってしまいがちですよね。
そこを、いつもとは逆の腕を意識的に使うことで赤ちゃんの向き癖防止に繋がります。
特に、横抱きするときはぜひ実践してみてください。
横抱きにすると、赤ちゃんは周囲が気になるため抱っこしている人とは逆の方向に顔を向ける傾向にあります。
例えば…
- 左に向く癖のある赤ちゃんは、ママやパパの右腕に頭が来るように抱っこ
- 右に向く癖のある赤ちゃんは、ママやパパの左腕に頭が来るように抱っこ
ちょっとしたことですが、効果は十分期待できるので試してみてくださいね。
「頭の形外来」で診てもらう
頭の形外来とは、赤ちゃんの頭の形に対して専門的に診療を行う外来のことです。
頭の形外来では、重症度にもよりますが主にヘルメット治療をメインに治療が行われます。
基本的には、一日中(お風呂の時間を除く)ヘルメットを装着したまま過ごし、その生活を約半年間続けるといったもの。
私も以前、子供の向き癖が気になり「頭の形外来」の受診を考えたことがありますが、小児科の先生に「真夏でも24時間ヘルメットが外せないよ」と言われ、結局治療はやめることにしました…。
赤ちゃんの頭の形に関して、治す治さないは小児科医の中でも賛否が分かれるそうです。
ただ、頭の形がどうしても気になる人は、一度受診を検討してみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんの向き癖や絶壁予防におすすめの枕4選
Adokoo ベビーまくら
向き癖が改善したというレビューも多く、人気の高いベビー枕です。
枕の真ん中の凹みによって、均等に圧力がかかるよう気をつけることができ、向き癖や絶壁を予防することができます。
表地は肌に優しいパイル地、裏面は通気性に優れたメッシュ素材なので、赤ちゃんも快適に眠れますよ♪
チチロバ(TITIROBA) ベビー枕
硬すぎず柔らかすぎず、適度な硬さで赤ちゃんの頭をしっかり支えてくれるベビー枕です。
均一に頭圧を分散できるので、向き癖や絶壁の対策にピッタリ!
76個の空気孔があり通気性も抜群なので、うつ伏せによる窒息防止にも役立ちます。
ジェルトロン ベビーまくら
身体の凹凸に応じて変形し、常に一定の圧力で支える特性を持っているベビー枕です。
素材は、グミキャンディーのような「硬すぎず柔らかすぎず」不思議な感触で、赤ちゃんの睡眠をしっかりとサポートしてくれます。
アレルギー誘発性なし!ダニ・カビの温床にもならない安全素材なのも嬉しいポイントです♪
Hidetex ベビーピロー
柔らかすぎず硬すぎず、低反発でもっちりとした触り心地が特徴的なベビー枕です。
Amazonでも「絶壁が治った」と高評価!通気性も良く、洗濯してもへたらないと大人気のアイテムです。
コンパクトなので、お泊り旅行などにも持って行くこともできますよ♪
【まとめ】赤ちゃんの枕は準備しなくて大丈夫です!
要点のまとめ
赤ちゃんに枕は必要ありません。
そもそも大人と赤ちゃんとでは背骨の形が違うため、枕を使う意味はありません。
ただし、向き癖や絶壁の予防として枕を使うのは効果的です。
他にも、
- 顔の向きとは逆方向から声をかける
- 腹ばいで遊ぶ機会を増やす
- 片方の腕ばかりで抱っこしない
- 「頭の形外来」で診てもらう
といった対策をすることで、向き癖や絶壁の予防が期待できます。
赤ちゃんの枕は、特別な理由がない限りは使用は避けるようにしましょう。
ただ、向き癖や絶壁が気になる場合は、窒息に注意しつつ対策法やドーナツ枕などを使用してみるのもおすすめです。
赤ちゃんが枕を嫌がる場合は、無理強いはしないようにしてくださいね♪