フォローアップミルクってどのタイミングで飲ませたらいいの?寝る前に飲むのはダメ?
離乳食の足りない分を補ってくれるフォローアップミルクですが、飲ませるタイミングって少し難しいですよね。
寝付きが良いからと、寝る前に飲ませている人も少なくないかもしれません。
けれど、ちょっと待って!
寝る前のフォローアップミルクは、出来れば避けた方がいいかも。
フォローアップミルクは足りない栄養を補える一方で、寝る前に飲むと
- 虫歯になりやすい
- フォローアップミルクなしでは寝れなくなってしまう
といった弊害が出てしまう可能性があるんです。
とはいえ、栄養不足になってしまうのではないかと心配になる気持ちわかります。
この記事では
- フォローアップミルクを寝る前に飲むのはダメ?
- フォローアップミルクはいつまで?
- フォローアップミルク卒業のコツ
についてまとめています。
フォローアップミルクの飲ませ方からやめ方まで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
フォローアップミルクを寝る前に飲むのはダメ?
寝る前のフォローアップミルクは出来れば避けてください
フォローアップミルクを飲ませてから寝かしつける、というルーティンで日々動いている家庭も多いと思います。
ですが、寝る前のフォローアップミルクはあまりおすすめできません。
フォローアップミルクは、足りない栄養を補う目的で飲ませると良いとされていますが、
- 虫歯になりやすい
- フォローアップミルクなしでは寝れなくなってしまう
といった症状になる可能性があります。
虫歯になりやすい
フォローアップミルクは糖分が多いため、寝る前に飲むことで虫歯になるリスクがあります。
エネルギー | 134kcal |
たんぱく質 | 3.2g |
脂質 | 7.0g |
炭水化物 | 14.5g |
赤ちゃんにミルクを飲ませていたらそのまま寝てしまった、なんてことは珍しくありません。
だからと言って「起こすのは可哀想だから…」と、赤ちゃんを起こさずそのまま寝かしつけてしまうと、ミルクが歯に残ってしまい虫歯になってしまうことも。
飲んだ後は歯磨きをするなど、必ず虫歯対策をする必要があります。
歯磨きが難しい赤ちゃんには、歯みがきナップがおすすめ!
フォローアップミルクなしでは寝れなくなってしまう
フォローアップミルクを飲んでから寝ることが習慣化してしまうと、卒業させるのに苦労する傾向にあります。
実際に、「毎日赤ちゃんに寝る前のフォローアップミルクを与えていた」という家庭は、やめさせる際に下記のようなことに悩まされたそうです。
- フォローアップミルクをもらえるまで泣き続ける
- ぐずってなかなか寝てくれない
- 寝つきが悪くなり夜間に何度も起きる
- 夜泣きがひどくなる
すべての赤ちゃんにこのような症状が出るとは限りませんが、苦労する人は少なくありません。
寝る前のフォローアップミルクは、できるようであれば避けた方がベストです。
フォローアップミルクのデメリット
寝る前のフォローアップミルクには、
- 虫歯になりやすい
- フォローアップミルクなしでは寝れなくなってしまう
といったデメリットがありますが、そもそもフォローアップミルクを飲ませること自体にいくつかのデメリットがあります。
デメリットはコレ!
- 牛乳をなかなか飲んでくれない
- 離乳食が上手く進まない
- お金がかかる
牛乳をなかなか飲んでくれない
フォローアップミルクは甘味があり、赤ちゃんが飲みやすいように作られています。
そのため、牛乳への移行がなかなか上手くいかない場合もあります。
フォローアップミルクと牛乳を混ぜて与えるなど、なるべく早めに何かしらの対策を講じるのがおすすめです。
離乳食が上手く進まない
赤ちゃんが欲しがるからとフォローアップミルクを与えすぎると、それだけで満腹になってしまい離乳食がなかなか進まず苦労する場合もあります。
また、フォローアップミルクには赤ちゃんの成長に必要な「亜鉛」が含まれていないため、亜鉛を摂取するためには離乳食をしっかりと食べるほかありません。
フォローアップミルクは、あくまで「離乳食を補助するためのもの」と考え、適量を与えるようにしましょう。
お金がかかる
フォローアップミルクの価格は、大体1缶1,500円前後。
飲ませる量によっても若干異なりますが、例えば1缶を1ヶ月で使い切るとしたら、1年間でなんと18,000円にもなります。
18,000円もあったら、赤ちゃんの洋服やおもちゃなどが色々買えちゃいますよね。
そう考えると、卒業はできるだけ早い方が良さそうです。
フォローアップミルクはいつまで?
1歳~1歳半頃までにやめる家庭が多い
フォローアップミルクは、大体1歳~1歳半頃までにやめる家庭が多いようです。
1歳~1歳半頃になると離乳食の量も軌道に乗ってくるため、そういった理由からフォローアップミルクの卒業を決断するのかもしれませんね。
ただ、フォローアップミルク「たっち」を製造・販売する雪印メグミルクによると、3歳頃まで与えることを推奨しています。
フォローアップミルクの推奨年齢も確認しましょう。たとえば、「雪印メグミルク たっち」は3歳ごろまで与えることをすすめています。
引用元:雪印メグミルク|フォローアップミルクはいつまで飲ませたらいいの?
実際のところ、3歳頃までフォローアップミルクを与えている人はごく少数ではありますが、「1歳半を過ぎてもまだ卒業できない!」など焦る必要はありません。
成長には個人差があるので、お子さんに合わせて卒業時期を決めるようにしましょう。
フォローアップミルクの飲ませ方
フォローアップミルクは、あくまで「離乳食の補助」なので満腹にさせてしまっては意味がありません。
雪印メグミルクの公式ホームページで「フォローアップミルクの量の目安例」の記載がありましたので、飲ませる量がわからないという人はこちらを参考にしてみてください。
月齢 | 目安量(毎食後/3回) | 目安(食間) |
9ヶ月~12ヶ月 | 80ml~120ml | 200ml |
1歳~3歳 | 200ml |
食間は、午前10時頃と午後3時頃がベスト!
ただ、おやつをしっかりと食べているようであれば、200mlは少し多いかもしれません。
お子さんの様子を見て、量を減らすなど加減してみましょう。
寝る前のフォローアップミルク卒業のコツ4選
卒業のコツ①牛乳に切り替える
寝る前のフォローアップミルクがダメだと言われても、じゃあ今夜からやめよう!というのはなかなか難しいですよね。
なので、まずは夜だけでもフォローアップミルクから牛乳に切り替えてみましょう。
フォローアップミルクから牛乳に切り替える方法
- フォローアップミルクと牛乳を7:3で作る(200mlの場合、ミルク140ml+牛乳60ml)
- 7:3の割合を3日程度続ける
- 慣れてきたら割合を5:5にする(200mlの場合、ミルク100ml+牛乳100ml)
- 5:5の割合を3日程度続ける
- 牛乳100%で与えてみる(心配なら3:7で作ってもOK)
アレルギーなどで牛乳がダメな場合は、豆乳を使ってもOKです。
牛乳は必ず温めたものを与えてくださいね♪
牛乳はフォローアップミルクと比べ鉄分が不足しています。離乳食でしっかりと栄養を摂りましょう!
卒業のコツ②哺乳瓶で麦茶を与えてみる
麦茶は、他のお茶と違いカフェインがなく、ミネラルが豊富。
添加物も含まれていないので、赤ちゃんの水分補給にぜひ取り入れて欲しい飲み物です。
初めからマグやコップで飲むのは少しハードルが高いので、まずは哺乳瓶に入れて少量飲ませてみましょう。
中には、初めての味に拒否する赤ちゃんもいると思いますが、そこは根気強く続けてくださいね。
ベビー麦茶は冷凍保存が便利です。保存期間や飲ませるタイミングなどをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
卒業のコツ③量を少しずつ減らす
フォローアップミルクを200mlあげているのであれば、180ml・160ml・140ml……と、少しずつ量を減らしていくのも効果的です。
ただ、最初から半量にしてしまうのはNG!
なるべくバレないように、数日にわたって少しずつ減らしていくのがポイントです。
水の量を多めにして、ミルクの味を薄めていくのもOK。
自然と卒業できるように、慎重に進めていきましょう。
卒業のコツ④離乳食の量を増やす
卒業を成功させるには、やはり離乳食の量が重要。
離乳食がしっかりと食べられていれば、フォローアップミルクを欲しがることも自然と減ってきます。
離乳食の量を増やすのが良いことはわかっているけど、なかなか増やせない場合はどうしたら良いの?
赤ちゃんが離乳食をなかなか食べてくれないときは、下記のようなことを試してみるのもおすすめですよ♪
- 母乳やミルクの量を減らしてお腹を空かせる
- ママやパパも一緒に食事をする
- 食器を変えてみる
- 具材の大きさや硬さを変えてみる
- 食べれたらとにかく褒める
- 味付けを変えてみる(ベビーフードを使ってみても◎)
私は、実際に「ママやパパと一緒に食事をする」「具材の大きさや硬さを変えてみる」「食べれたらとにかく褒める」を実践していました。
具材の大きさをいつもより小さくしたり、少し柔らかくしたりするだけで、なぜかパクパク食べてくれることもあったので、ぜひ試してみてください。
【まとめ】寝る前のフォローアップミルクは早めの卒業を目標に
要点のまとめ
寝る前のフォローアップミルクはあまりおすすめできません。
フォローアップミルクは、離乳食を補助する目的がありますが
- 虫歯になりやすい
- フォローアップミルクなしでは寝れなくなってしまう
といった症状が出る可能性があるため、長期で飲ませるのはできるだけ避けるようにしましょう。
また、フォローアップミルクには他にも
- 牛乳をなかなか飲んでくれない
- 離乳食が上手く進まない
- お金がかかる
といったデメリットもあるので、離乳食がしっかりと進んでいるようであれば早めの卒業がおすすめです。
とはいえ、「早くやめさせないと!」と焦る必要はありません。
赤ちゃんの成長には個人差があるため、フォローアップミルクがなかなかやめられないお子さんもいるかと思います。
お子さんの成長に合わせて、少しずつ卒業の準備をすすめていきましょう。