牡蠣やあさりって何歳くらいから食べられるの?
牡蠣やあさりといった貝類って、子どもには何歳頃から食べさせて良いのか気になりますよね。
カキフライやあさりの酒蒸し、お味噌汁と様々な料理に使えるため、そろそろ貝類を始めてみようかなと考えているママやパパも多いのではないでしょうか。
栄養価の高い牡蠣やあさりですが、
大体1歳頃から食べさせても大丈夫です。
ただ、貝類はアレルギーなどの心配もあるため、食べさせるときには注意すべきポイントがあります。
この記事では
- 牡蠣は何歳から食べられる?
- あさりは何歳から食べられる?
- しじみは何歳から食べられる?
- 貝類を食べさせるときに注意したい3つのポイント
についてまとめています。
ぜひ、牡蠣やあさりなどを食べさせる際の参考にしてみてください。
牡蠣は何歳から食べれる?
牡蠣は1歳頃から食べさせても大丈夫
クリーミーな味がクセになる「牡蠣」ですが、
食べさせても良い時期は、大体1歳頃が目安です。
牡蠣は弾力が強く、調理によって柔らかくするのもなかなか難しい食材なので、1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしましょう。
1歳以降に与える際はなるべく細かく刻み、ご飯に混ぜたりとろみをつけたスープなどに入れて食べさせるのがおすすめです。
オイスターソースであれば生後9ヶ月頃からOK!
1歳未満の赤ちゃんに牡蠣を与えてはいけない理由は、牡蠣の身が硬いからです。
オイスターソースは牡蠣を主原料として作られた調味料ですが、牡蠣の身は入っていませんよね。
離乳食が順調に進んでいるようであれば、生後9ヶ月頃から与えても問題ありませんので、ちょっとした風味付け程度であれば使っても大丈夫です。
生牡蠣やカキフライは早くても3歳を過ぎてから
「牡蠣を食べるならやっぱり生牡蠣が一番!」という人も少なくないと思いますが、赤ちゃんに食べさせるのはNG!
赤ちゃんの内臓は大人と比べ非常に未熟なので、加熱されていない生牡蠣を食べるのは危険です。
子供のうちはあまり食べさせない方が無難ですが、どうしても与えたい場合は3歳を過ぎた頃を目安としましょう。
また、脂の多いカキフライもできれば3歳を過ぎた頃がベストです。
カキフライは、1個を5~6等分程度に切ってから与えるようにしてくださいね。
牡蠣を使ったおすすめ離乳食レシピ
牡蠣シチュー
材料(1人分)
- 牡蠣 1粒
- 小麦粉 少々
- バター 小さじ1/4
- 玉ねぎ 10g
- お好みの野菜 10g
- 牛乳 50㏄
牡蠣を使った鉄分たっぷりのシチュー。
ベジタブルミックスなどを使えば、色鮮やかなシチューになるのでぜひ試してみて下さい。
詳しいレシピはこちら
鉄分補給の離乳食♪ 牡蠣シチュー by ~ママパンダ~魚と牡蠣のおかゆ
材料
- 魚 10g
- 牡蠣 1個
- ねぎ 少々
- しいたけ 3g
- 全粥 80g
魚と牡蠣を使った栄養満点のおかゆ。
ねぎの代わりに、小松菜やほうれん草などを使っても美味しく作れますよ。
詳しいレシピはこちら
【離乳食後期】魚と牡蠣のお粥 by mogcookあさりは何歳から食べれる?
あさりは1歳頃から食べさせても大丈夫
貝汁や酒蒸し、パスタなどなど、あさりは貝類の中でも比較的使いやすいですよね。
そのあさりですが、
食べさせても良い時期は大体1歳頃が目安です。
あさりは牡蠣と同様に弾力が強く、赤ちゃんの口では噛みづらい食材なので、1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしましょう。
1歳以降に与える際はなるべく細かく刻み、ご飯に混ぜたりとろみをつけたスープなどに入れて食べさせるのがおすすめです。
あさりのすまし汁であれば生後9ヶ月頃からOK!
あさりの旨みがたっぷり詰まったすまし汁やお味噌汁って美味しいですよね。
あさりの身を取り除いた貝汁であれば生後9ヶ月頃から与えても問題ありませんので、ぜひ赤ちゃんの離乳食に出してあげてください。
あさりは比較的塩分が強いので、お味噌汁として与える際は味噌の量は少量(もしくは入れない)で出してあげましょう。
味付きのあさり缶詰は1歳半~2歳頃を目安に
あさりの缶詰には、「水煮」と「味付き」のものがありますよね。
水煮の缶詰であれば、通常のあさりと同様1歳頃から食べさせても問題ありませんが、
味付きの缶詰の場合は、1歳半~2歳頃を目安としてください。
味付きの缶詰は味付けが濃いものが多いため、赤ちゃんの離乳食には不向きです。
食べさせる際は、水で少し洗い流すなど下処理を行ってから使いましょう。
あさりを使ったおすすめ離乳食レシピ
和風クラムチャウダー
材料(2人分)
- あさり 1パック
- 玉ねぎ 小1個
- じゃがいも 1個
- 小麦粉 大さじ2
- オリーブオイル 少量
- 豆乳 100ml
- 味噌 大さじ1
- 和風出汁 400ml
あさりの旨みと野菜の甘みが感じられる、栄養満点のクラムチャウダー。
離乳食として出す場合は、味噌は使わず出汁の味のみで食べさせてあげてくださいね♪
詳しいレシピはこちら
離乳食にも♡やさしい和風クラムチャウダー by yuitomama5あさりの炊き込みご飯
材料(3~4人分)
- あさり 200〜300g
- 米 2合
- 人参 1/2〜1本
- きのこ 人参と同量くらい
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
あさりの旨みがたっぷり詰まった優しい味の炊き込みご飯。
薄味で塩分控えめ、お子さんでも安心して食べることができますよ。
詳しいレシピはこちら
旨味たっぷり☆簡単あさりの炊き込みご飯 by だいだいマミーしじみは何歳から食べれる?
しじみは1歳頃から食べさせても大丈夫
しじみは貝類の中でも特に栄養価が高く、離乳食には積極的に取り入れていきたい食材の一つです。
そんな栄養たっぷりのしじみですが、
食べさせても良い時期は大体1歳頃が目安です。
宍道湖産大和しじみを全国へ販売・通販している「しじみ屋」さんの漁師blogでも、「できるだけ1歳以降に食べさせてあげてください」といった記載がありました。
ちなみに、しじみは
- カルシウムが豊富
- 貧血の予防
- 疲労回復
- 血行促進
- 睡眠の改善
といった効果が期待できる優れた食材です。
1歳以降に与える際はなるべく細かく刻み、ご飯に混ぜたりとろみをつけたスープなどに入れて食べさせてみましょう。
しじみの味噌汁なら生後9ヶ月~10ヶ月頃からOK
しじみエキスがたっぷり詰まったお味噌汁は、貝殻や身さえ除けば生後9ヶ月頃から飲めます。
味噌汁を作る場合は、下記のようなお味噌汁の素を使うと便利です↓
しじみを茹でたお湯を注ぐだけで簡単に作ることができますよ♪
しじみは冷凍保存が超おすすめ!
しじみは冷凍することで、グルタミン酸やアラニンといった旨味成分を吸収しやすくなり、美味しさがアップします。
また、しじみの代表的な成分「オルニチン」は成長ホルモンの分泌を促すことでも有名ですが、冷凍することでなんと8倍まで栄養価がアップすることがわかっています!
もうこれは冷凍保存するしかないですよね!
しじみの冷凍保存方法
- しじみの表面を流水で擦り洗いします。
- ボウルに500mlの水と小さじ1杯の塩を入れます。
- ざるになるべく重ならないようしじみを並べ、2で作った塩水に入れます。
- 暗所に4時間程度置いておきます。
- 塩水からしじみを取り出し、流水で洗います。
- キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
- ジップロックなどの冷凍保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
保存する際は、口が開いてしまっているしじみは取り除いてくださいね。
冷凍したしじみは、1ヶ月程度保存が可能ですよ♪
下処理がめんどうな場合は、初めから冷凍しじみを買ってしまうのもアリです!
しじみを使ったおすすめ離乳食レシピ
しじみご飯
材料
- 米 2合
- しじみ 500g
- 水 100cc
- 酒 100cc
- みりん 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- だしの素 小さじ1
- 塩 小さじ1/3
- 生姜 ひとかけ
しじみの旨みがたっぷり詰まった栄養満点の炊き込みご飯。
ほんのりしょうがの香りが感じられる、優しい味です。
詳しいレシピはこちら
旨味たっぷり♡簡単☆美味しいしじみご飯♡ by *…puni…*しじみのすまし汁
材料(3人分)
- しじみ 150g
- 水 80㏄
- 顆粒和風だしの素 小さじ2
- しょうゆ 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 塩 ひとつまみ
- 三つ葉 適量
しじみはやっぱりシンプルなすまし汁が一番!
土用丑の日に、うなぎと一緒に出してあげるのもおすすめです♪
詳しいレシピはこちら
しじみのすまし汁 by 単!!うなぎは何歳から食べられる?についてもまとめていますので、ぜひチェックしてみてください♪
貝類を食べる際に注意したい3つのポイント
必ず火を通してから与える
貝類を与える際は、必ず火を通すことを徹底して下さい。
火が通っていない状態は、食中毒の発生要因となる場合があります。
特に内臓が未発達な赤ちゃんが生の状態で食べてしまうと、腹痛や嘔吐といった症状が出やすくなります。
「ちょっとだけなら…」は絶対にNG!
牡蠣を生で食べる大人も多いと思いますが、赤ちゃんにはもう少し大きくなってから食べさせてあげてくださいね。
あさりやしじみは砂抜きを行う
スーパーや鮮魚店で売られている貝類は、あらかじめ砂抜きされているものもありますが、基本的には自宅で砂抜きは行うようにしましょう。
少しでもジャリジャリしていたら、赤ちゃんも嫌がって食べてくれない可能性があります。
砂抜きの方法はYouTubeで紹介されている人もたくさんいるので、ぜひ参考にしてみてください。
アレルギーに要注意
貝類は、アレルギー症状の出る可能性が比較的高い食材です。
特に牡蠣はあたる人も多く、加熱したものであっても油断はできません。
主なアレルギー症状は
- 口内や唇のかゆみや痛み
- 蕁麻疹
- 顔の赤みや腫れ、湿疹
といったものがあり、重篤なものだと呼吸困難となる場合もあります。
他にも、食中毒に似た腹痛や嘔吐などが起きる人もいますので、十分に注意しましょう。
少しでも違和感を感じた場合は、食べるのを中止し医療機関を受診してください。
アレルギー反応が出てもすぐに対応できるよう、初めて貝類を与える際は必ず医療機関のあいている日時(平日や昼間など)で行うようにしましょう。
【まとめ】貝類は1歳を過ぎたら積極的に食事に取り入れてみましょう
要点のまとめ
牡蠣やあさりなどの貝類は、大体1歳頃から食べさせても大丈夫です。
ただし、食べさせる際は下記の点に注意し、食べ慣れないうちは医療機関を受診できる時間帯で与えるようにしましょう。
- 必ず火を通してから与える
- 調理前は砂抜きを行う
- アレルギーに注意する
今回は、牡蠣・あさり・しじみについてお話ししましたが、ハマグリやホタテも1歳頃から食べさせても大丈夫です。
貝類は栄養が豊富なので、汁物や混ぜご飯、パスタなどいろいろな料理に使ってみてくださいね。