手づかみ食べっていつからいつまでさせたら良いの?
手づかみ食べを始めるタイミングや卒業時期って、一体いつ頃がベストなのか気になりますよね。
「手づかみ食べをさせた方が良いとは聞くけど、実際他のママやパパはどのくらいの期間やらせているのか知りたい」という人も多いのではないでしょうか。
手づかみ食べは「この時期にやらせるべき!」といった明確な期間はありません。
ただ、大体生後9ヶ月頃から始めて、2歳~3歳頃には卒業する子が多いようです。
手づかみ食べは赤ちゃんの成長に欠かせないもので、脳の発達のためにも積極的に実施したい行動です。
ただ、手づかみ食べにはメリットもあればデメリットもあるので、その点はしっかりと把握しておきましょう。
この記事では
- 手づかみ食べはいつからいつまで?
- 手づかみ食べのメリットとデメリット
- 手づかみ食べにおすすめの便利グッズ4選
についてまとめています。
手づかみ食べのデビュー時期や卒業時期に悩んでいるママやパパは、ぜひ参考にしてみてください。
手づかみ食べはいつからいつまで?
手づかみ食べデビューは生後9ヶ月頃から
手づかみ食べのデビューは、しっかりと離乳食が進んでいることが前提となります。
その上で、大体生後9ヶ月頃の離乳食後期から手づかみ食べを始めるのがベストです。
ただし、赤ちゃんの成長には個人差があるので、生後9ヶ月というのはあくまで目安としましょう。
- バナナ程度の固さの食べ物が食べられる
- 一人でお座りが出来る
- 食べ物に興味を示している
といった成長が見られるようであれば、手づかみ食べを始めてみてくださいね。
初めての手づかみ食べは、こんなものから始めるのがおすすめ♪
- おにぎり
- 野菜スティック
- 赤ちゃんせんべい
- バナナやイチゴなどのフルーツ
手づかみ食べは2歳~3歳頃には卒業する子が多い
手づかみ食べの卒業時期は、2歳~3歳頃を目安としている家庭が多いようです。
3歳になると、保育園や幼稚園に通い始める子供も増えてきます。
そのため、「入園までにスプーンやフォーク、箸などを使って食事が出来るようにしたい」と考えるママやパパが多いことが背景にありそうですね。
ただ、手づかみ食べの卒業時期は個人差が大きく、早々にやめさせる家庭もあれば自然とやめるのを待つ家庭もあります。
「この時期までにやめさせるべき!」といった明確な時期はないので、無理にやめさせなくても大丈夫です♪
とはいえ、いつまでも手づかみ食べばかりで食事をするわけにもいきません。食事マナーの観点からも、なるべく小学生になるまでにはスプーンやフォーク、お箸が使えるように練習しておきましょう。
手づかみ食べにおすすめのメニュー3選
実際に私がお世話になったメニューを3つ紹介します。
どれも簡単に作ることが出来るので、ぜひ作ってみてください♪
手づかみお好み焼き
材料(10cm×2枚)
- キャベツ 4枚
- ひきわり納豆又は(ひき肉) 1/2パック(大さじ2)
- 小麦粉 大さじ2
- 卵 1個
- 青のり ひとつまみ
- 納豆のタレ 1個(ひき肉の場合は醤油少々)
納豆とキャベツが入った栄養満点のお好み焼きです。
私は、カット野菜の千切りキャベツを使ってよく作ってました。
冷凍も出来るので、たくさん作って小分けに保存しておくのがおすすめですよ。
詳しいレシピはこちら
☆手づかみお好み焼き☆離乳食後期~完了期 by *セレン*手づかみうどん
材料(1食分)
- うどん 半玉~
- 卵 1個
- 小麦粉 大さじ1
- しょうゆ 少々
- 万能ねぎ 適量
材料を混ぜて焼くだけで簡単に手づかみうどんを作ることが出来ます。
私は、しらすやひじきなどを混ぜて作ることが多かったです。
うどんが無い場合は、そうめんや中華麺でも美味しく作れますよ♪
詳しいレシピはこちら
★離乳食★手づかみうどん★ by ことりんころ豆腐ホットケーキ
材料(赤ちゃんの食事2~3回分)
- ホットケーキミックス 1袋(150g)
- 豆腐 1丁(150g)
- 水または牛乳 50cc
材料はホットケーキミックスと豆腐だけ!しかも混ぜて焼くだけなのでとても簡単です。
私は、野菜ペーストや果物なども混ぜて作っていました。
おすすめは「ほうれん草×りんご」!うちの子は大喜びで食べていました♪
詳しいレシピはこちら
離乳食 後期 とうふホットケーキ♪ by どこまでもかあちゃん手づかみ食べのメリットとデメリット
メリット①五感をフル活用するため脳の発達に良い
手づかみ食べは、触覚や嗅覚などの五感が刺激されるため、脳の発達に良いとされています。
厚生労働省の策定する「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」でも、手づかみ食べは積極的にさせたい行動であるといった文言の記載があります。
手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育及び発達にとって、積極的にさせたい行動である。食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さや触感を体験し、食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につながる。
引用元:厚生労働省|授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)
最初は食材を握りつぶしてしまうこともあります。
けれど、徐々にどのくらいの力で掴めば良いのかもわかってくるので、自然と力加減を学ぶことが出来ますよ。
メリット②食べる意欲が上がる
手づかみ食べは「この食べ物は何だかベタベタしてるぞ!」「これは固くて持ちやすいなぁ」など、食べ物の感触を楽しむことから始まり、そこから「口に入れたらどうなるのかな?」といった疑問を持つようになります。
そうした食べ物への関心が、次第に食べる意欲へと変わっていきます。
赤ちゃんって、おもちゃを口にくわえたり舐めたりしますよね。それと同じで、食べ物も手や指、口で確認して少しずつ関心を持っていくんですよ♪
ちなみに、手づかみ食べは「おもちゃが食べられないものだ」と気づくキッカケにもなります。
この頃からおもちゃを口に入れたり舐めたりすることも減ってきますよ。
メリット③スプーンやフォークへの移行がスムーズに
手づかみ食べをすることで手先が器用になるので、スプーンやフォークへの移行が比較的スムーズに行えると言われています。
手づかみ食べによって、力加減がわかるようになっていることや、目と手と口の協働ができていることが影響しているようです。
摂食機能の発達過程では、手づかみ食べが上達し、目と手と口の協働ができていることによって、食器・食具が上手に使えるようになっていく。
引用元:厚生労働省|手づかみ食べについて(PDF)
デメリット①洋服やテーブルが汚れる
手づかみ食べの最大のデメリットが、洋服やテーブルが汚れることです。
これに関しては、もう仕方がないと諦めるしかありません。
私も経験しましたが、洋服やテーブルはもちろん、床やカーペット、椅子などあらゆるものが無残な状態に…もうどうにでもなれという感じです(笑)
ただ、怒ることは絶対にNG!
イライラする気持ちはわかりますが、そこはグッと堪えて。
手づかみ食べは一種の学習なので、怒りを抑えて温かく見守ってあげましょう。
デメリット②食事マナーが身に付かない
手づかみ食べを行うことで、食事マナーが心配になる人も中にはいると思います。
ただ、デメリットとして紹介してはいますが、これに関してはそこまで心配する必要はありません。
確かに、手づかみ食べによってそこらじゅうが汚くなりますし、食事マナーが身につかないのは確かです。
けれど、食事マナーは3歳以降に覚えさせれば大丈夫。
1歳~2歳頃は、しっかり食べることを覚えてもらえれば何も問題はありません。
手づかみ食べにおすすめの便利グッズ4選
汚れ対策に!長袖食事エプロン
洋服の汚れ対策には、長袖の食事エプロンが便利です。
大きなポケットが付いていれば、食べこぼしや飲みこぼしもしっかりキャッチできますよ。
汚れてもウェットティッシュで拭いたり、シャワーなどで洗い流せばOK!もちろん、洗濯も出来ます♪
小さなおにぎりが簡単に作れる!こむすびボール
ひとくちサイズ(約10g)のミニおにぎりが簡単に作れる型抜きは、手づかみ食べ用のおにぎり作りに便利です。
のりパンチが2個セットでついているので、抜いたのりでいろいろな顔を作ることが出来ます。
洗いにくさは多少ありますが、1度におにぎりが4個作れるので時短にもなりますよ♪
OXO Tot(オクソートット)|くっつくランチプレート
ひっくり返し防止の吸盤付きなので、器が動きづらく食べやすいのが特徴。
シンプルなデザイン&ホワイトカラーで食事の華やかさを邪魔しないのもポイントです。
食洗機や乾燥機対応!汚れが落ちやすい素材で作られています♪
食べこぼし対策に!Winthome お食事マット
手づかみ食べはとにかく周囲が汚れるので、このようなマットで対策するのがおすすめです。
滑り止め付きでズレない&防水加工なのでタオルでさっと拭くことが出来ます。
食事のほか、粘土遊びやレジャーシートとしても使えますよ♪
【まとめ】手づかみ食べは赤ちゃんの成長に必要なステップ!
要点のまとめ
手づかみ食べは、大体生後9ヶ月頃から始めて、2歳~3歳頃には卒業する子が多いようです。
ただ、赤ちゃんの成長には個人差があるので、開始時期や終了時期はあくまで目安としましょう。
手づかみ食べには、
- 五感をフル活用するため脳の発達に良い
- 食べる意欲が上がる
- スプーンやフォークへの移行がスムーズに
といったメリットがあります。
手づかみ食べによって、周囲が汚れたり洗い物が増えたりと、ママやパパはイライラすることもあるかと思います。
ただ、手づかみ食べは成長に必要なステップです。
「今だけだから」とグッと堪え、赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう♪