赤ちゃん用のテーブルチェアは危ないって聞いたんだけどホント?
赤ちゃん用の椅子、悩みに悩み抜いて「よしっ!テーブルチェアを買おう!」と決めたところ、
- 「テーブルチェアは危ないから使わない方がいいよ」
- 「テーブルチェアって転落事故が多いんだって」
なんて声を聞いてしまったら、買うのをためらってしまいますよね。
もしかしたら、実際に購入を止めた人もいるかもしれません。
けれど、テーブルチェア=危ないは間違い!
取り付け方法や耐荷重をしっかり守れば安全に使うことが出来ます。
とはいえ、テーブルチェアにはメリットもあればデメリットもあるので、しっかりと見極めてから買うのがおすすめです。
この記事では
- 赤ちゃん用テーブルチェアは危ない?
- 赤ちゃん用テーブルチェアのメリットとデメリット
- おすすめの赤ちゃん用テーブルチェア4選
についてまとめています。
危険かどうかはもちろん、メリットデメリットや使用時期など、気になる点はしっかりとチェックしておきましょう♪
赤ちゃん用テーブルチェアは危ない?
赤ちゃん用テーブルチェアは安全に使うことができる
「テーブルチェアは危ないから買わない方がいい」なんて話を聞いてしまったら、購入をためらってしまいますよね。
けれど、大丈夫です!
赤ちゃん用のテーブルチェアは、使い方さえ間違えなければ安全に使うことができます。
じゃあ、なんで「危ない」なんて噂が流れているんだろう?
それは、椅子が要因になった乳幼児の転落事故が毎年のように起きているからです。
東京消防庁が発表する「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」によると、「椅子」が要因の事故により 432 人以上が救急搬送されていて、なかでも「落ちる」が最も多くなっているそうです。
事故種別 | 0歳 | 1歳 | 2歳 | 3歳~5歳 | 合計 |
落ちる | - | 95人 | 72人 | 75人 | 242人 |
転ぶ | 6人 | 34人 | 46人 | 69人 | 155人 |
ぶつかる | 2人 | - | - | 23人 | 25人 |
はさまる・はさまれる | 2人 | 8人 | - | - | 10人 |
ただ、この数字は「椅子による事故の数」であって、「テーブルチェアによる事故の数」ではありません!
実は意外にも、テーブルチェアでの転落事故はそれほど多くなく、一番多いのはハイチェアによる転落事故なんです。
そのため、「テーブルチェア=危ない」といった噂は正しくありません。
むしろ、テーブルチェアは取り付け方法や耐荷重をしっかり守りさえすれば安全に使うことが出来るんです!
ただし、軽いテーブルや小さなテーブルには要注意!赤ちゃんの体重によってひっくり返ってしまう危険もあります。
赤ちゃん用テーブルチェアを選ぶときは耐荷重を必ずチェック
前述の通り、テーブルチェアは正しい取り付け方法と耐荷重をしっかり守ることで、安全に使うことが出来ます。
特に、耐荷重は「この体重までであれば安全に使えますよ」というメーカーのいわばお墨付きでもあるので、しっかりとチェックしてから買うようにしましょう。
例えば、人気の高い「イングリッシーナ」のテーブルチェアの仕様を確認してみます。
製品サイズ | 42 x 35 x 27 cm; 2.2 kg |
推奨最高体重 | 15kg |
素材 | ポリエステル、鉄 |
メーカー推奨年齢 | 5ヶ月~3年 |
セット内容・付属品 | 収納袋内臓、専用トレー |
耐荷重は、15kgと記載がありました。
3歳児の体重の平均が大体13kg~15kgなので、メーカーの推奨年齢通り3年までと考えて良さそうですね。
ちなみに、他のメーカーのテーブルチェアも確認してみると
- RENNUOベビーチェア…15kg(メーカー推奨年齢:6ヶ月~3年)
- カトージ テーブルチェア…15kg(メーカー推奨年齢:5ヶ月~3年)
- リッチェル テーブルチェア…20kg(メーカー推奨年齢:5ヶ月~3年)
- 西松屋 テーブルチェア…15kg(メーカー推奨年齢:5ヶ月~3年)
という感じで、ほとんどのテーブルチェアが耐荷重15kgと設定しているようです。
取り付け方法は取扱説明書を熟読!
取り付けが甘かったことが原因で転落したという事例も少なからずあります。
- しっかり椅子を押し込む
- 天板を挟むアームは最後までしっかり絞める
といった点には十分注意し、取扱説明書はめんどくさがらずに最後まで読むようにしましょう。
購入前には「対応テーブルの厚み」も要チェック!買ったのに入らなかった…なんてことにならないように、商品の仕様にも目を通しておきましょう。
赤ちゃん用テーブルチェアのメリットとデメリット
【メリット①】省スペースで使える
直接取り付けるテーブルチェアは、椅子を押したり引いたりといった動作をする必要がありません。
そのため、比較的省スペースで使えるといったメリットがあります。
ハイチェアの場合、置くだけでも50cm×50cm程度のスペースが必要で、更にそれを押したり引いたりするため、それなりのスペースが無いと使えません。
ただ、ハイチェアは折り畳めるタイプのものもあるため、「ハイチェアの方が省スペースで使える」と考える人もいます。
【メリット②】大人と同じ目線で食事ができる
テーブルチェアを使うことで、赤ちゃんはママやパパと同じ目線で食事をすることができます。
同じ目線で食事をすることは、赤ちゃんにとってとても重要で、
- 食事マナーが自然と身に付く
- ママやパパの真似をして上手に食べようと努力する
- 家族とコミュニケーションが取れる
といった効果が得られると言われています。
農林水産省でも、家族で揃って食事を摂ることの重要性を発信していますよ。
家族が食卓を囲んで共に食事をとりながらコミュニケーションを図ることは食育の原点であり、共食を通じて、食の楽しさを実感するだけでなく、食や生活に関する基礎を習得する機会にもなっていきます。
農林水産省|家族と一緒に食べる食事の状況と取組
【メリット③】持ち運びが出来る
テーブルチェアは持ち運びが出来るものが多く、帰省時や外出先で使うことが可能です。
例えば、ベビーチェアを用意していない飲食店や旅館などに持って行くことも出来ます。
また、「遊びに来る孫のために買った」といった祖父母の声も多く聞かれますよ。
テーブルチェアの重量は、大体2kg程度のものがほとんどなので、持ち運びはそこまで苦になりません。
私の場合、家で使う用とは別に、持ち運び用のテーブルチェアも用意しましたよ♪
【デメリット①】常にテーブルの一部分が占領される
テーブルチェアは、テーブルに直接取り付けるタイプの椅子なので、
一度取り付けたら使わなくなるまでほとんど取り外すことはありません。
そのため、テーブルの一部分が常に占領された状態となってしまいます。
大きく広々としたテーブルであればさほど気にならないかもしれませんが、小さめのテーブルだと少し手狭に感じてしまうかもしれません。
ただ、食事をするテーブルと日常的に使うテーブルが分けられているのであれば、そこまで気にする必要はなさそうです。
【デメリット②】使える期間が短い
テーブルチェアは、ほとんどのメーカーが15kg程度までの使用を想定しています。
それに対し、ハイチェアの耐荷重は大体30kg~50kg程度なので、それと比べるとテーブルチェアは使用できる期間が短いというデメリットがあります。
3歳頃になるとイスを買い直す必要があるので、テーブルチェアはコスパが悪いと感じる人もいるかもしれませんね。
人気のアイリスプラザのハイチェアは耐荷重50kg。5000円程度で購入できるので、コスパの良さが際立っていますね。
【デメリット③】汚れたらカバーを洗う必要がある
ハイチェアやローチェアであれば、汚れたとしてもサッと拭くだけで済みますよね。
ですが、テーブルチェアの場合カバーが布で作られているため、汚れたら一度カバーを全て外して洗濯もしくは手洗いが必要となります。
離乳食が1回食であればそこまでの負担にはなりませんが、離乳食が2回、3回と増えていくと結構な負担に。
汁物をこぼされたりするともう最悪です…。
テーブルクロスの付いた食事エプロンであれば、多少は被害を抑えることが出来ますよ♪
おすすめの赤ちゃん用テーブルチェア4選
イングリッシーナ(Inglesina)|テーブルチェア
製品サイズ | 使用時:幅35×奥行42×高さ27cm 折りたたみ時:幅35×奥行42×高さ10cm |
対応テーブルの厚み | 20mm~85mm |
推奨最高体重 | 15kg |
メーカー推奨年齢 | 5ヶ月~36ヶ月まで |
本体重量 | 1.9kg |
セット内容・付属品 | 収納袋内蔵・専用トレー付 |
イングリッシーナのテーブルチェアは、日本のみならず世界中で愛されるテーブルチェアです。
とにかく作りがしっかりしていて安定感抜群!
どれを買ったら良いか迷ったら、イングリッシーナのテーブルチェアを選んでおけば大丈夫ですよ♪
Amazonでは、イングリッシーナのテーブルチェアは「日本正規品」と「並行輸入品」が販売されています。並行輸入品の場合、ごくまれに偽物が混じっていることがあるので、出来れば正規品を購入するようにしましょう。
購入者の口コミ
- 机に引っ掛けるような感覚なので、グラつくんだろうな、と思っていましたがそんなことはない。しっかりとかみあわさって全く動かない。
- おしゃれなデザインと色でとても気に入っています。離乳食開始に合わせて購入しましたが、おすわりも安定していて、使いやすさもとても満足です!
ちなみに、我が家もイングリッシーナのテーブルチェアを愛用!グラグラすることなく安定しているし、ベルトでしっかり固定もできるので脱出される心配がなく安心して使えますよ♪
カトージ|テーブルチェア
製品サイズ | 取付サイズ:幅38cmx奥行56x高さ23cm シート座面サイズ:幅25x奥行25x深さ20cm |
素材 | メッシュ生地 |
対応テーブルの厚み | 20mm~90mm |
推奨最高体重 | 15kg |
メーカー推奨年齢 | 5ヶ月~36ヶ月まで |
本体重量 | 1.8kg |
肩ベルトを含んだ5点式ベルトが、お子さんの立ち上がりをしっかりガードしてくれるので安心して使うことが出来ます。
通気性抜群のメッシュ生地なので、夏の暑い日でも快適に過ごせるのも嬉しいポイント。
しかも食べこぼしで洗うことになっても、他の製品より乾きが早いという特徴があります。
購入者の口コミ
- 安全性が高くしっかり固定できます。テーブルの高さに関係なくどこでもつけれて本当に重宝してます。
- 取り付けも取り外しも簡単で持運びがとても便利です!またかなりの汚れも、洗うと予想以上に綺麗になり乾きも早かったです。
RENNUO|テーブルチェア
製品サイズ | 取付サイズ:奥行40.5×幅52.5×高さ36cm シート座面サイズ:奥行27×幅32×深さ30cm |
素材 | コットン |
対応テーブルの厚み | 20mm~80mm |
推奨最高体重 | 18kg |
メーカー推奨年齢 | 6ヶ月~36ヶ月まで |
本体重量 | 不明 |
5点式調整可能のシートベルトで、お子さんの立ち上がりをしっかりガード!股ベルト・腰ベルトでしっかり固定することができます。
テーブルの天板に挟んでアームを回転させるだけで、誰でも簡単に取り付けることが可能。
背面には大きめのポケットが付いているので、赤ちゃん用の小物を収納しちゃいましょう♪
購入者の口コミ
- 安定性もテーブルへの着脱も簡単シンプルでおしゃれ。理想的な商品でしたがあえて悪いところを書くと、分解するときにちょっと力が必要です。
- テ―ブルの幅に合うか心配でしたが、許容範囲も充分あり問題有りませんでした。携帯用バッグも着いていたので、持ち運びが出来て外食時でも椅子を探さずに済みます。
西松屋(Smart Angel)|テーブルチェア
製品サイズ | 使用時:奥行56.5×幅38×高さ22cm(一番長い部分) 折りたたみ時:奥行56.5×幅38×高さ10cm |
素材 | 本体:スチール、ABS、PA、TPR、POM シート:ポリエステル100% 座面ボード:PVC、MDF、ウレタンフォーム |
対応テーブルの厚み | 25mm~40mm |
推奨最高体重 | 15kg |
メーカー推奨年齢 | 5ヶ月~36ヶ月まで |
本体重量 | 約1.8kg |
西松屋のテーブルチェアは、とにかくコスパが最強です。
「短い期間しか使わないし、出来れば安く買いたい!」というママパパにおすすめ!
安いからと言って性能が悪いわけではないので、その点は安心してくださいね。
購入者の口コミ
- 簡単に取り付けられます。自宅で洗濯できるし値段格安で助かります。テーブルチェアで部屋が明るくなります。
- しっかりと安定していて簡単に装着できるので買ってよかったです。ただ机の上にあがったりとじっとしないので使用回数少ないですが...また落ち着いたら使用したいです。
【まとめ】テーブルチェアはルールを守って安全に使いましょう
要点のまとめ
テーブルチェア=危ないは間違い!
取り付け方法や耐荷重をしっかり守れば安全に使うことが出来ます。
また、テーブルチェアには、このようなメリットやデメリットがあります。
- 【メリット①】省スペースで使える
- 【メリット②】大人と同じ目線で食事ができる
- 【メリット③】持ち運びができる
- 【デメリット①】常にテーブルの一部分が占領される
- 【デメリット②】使える期間が短い
- 【デメリット③】汚れたらカバーを洗う必要がある
メリットやデメリットがあるのは、テーブルチェアだけではありません。
もちろん、ハイチェアやローチェアにも同じようにメリットやデメリットがあります。
テーブルチェアはお子さんにとって最良のものか、しっかりと見極めて購入しましょう♪