出産・子育て

だんごは何歳から食べれる?注意すべきポイント解説【その他の和菓子のいつから?も】

おだんごっていつ頃から食べさせていいの?

大人から子供まで大好物な人も多いおだんごですが、一体何歳頃から食べさせて良いのか気になりますよね。

食べさせてみたいと思いながらも、そのもちもちとした食感がネックで食べさせる時期に悩むママパパも多いのではないでしょうか。

結論を言うと、おだんごは早くても3歳を過ぎてから食べさせるのがベストです。

弾力性や粘着度が特徴のおだんごは、噛む力や飲み込む力の弱い幼児が食べるとのどを詰まらせてしまう可能性があります。

「ちょっとくらいなら…」が大変な事故に繋がる場合も…。

この記事では

  • だんごは何歳から食べれる?
  • だんごを食べさせる際に注意したいポイント
  • その他、気になる和菓子の「いつから?」を調査

についてまとめています。

食べさせても良い時期や注意点をしっかりと確認して、安心してお子さんとおだんごの味を楽しみましょう♪

だんごは何歳から食べれる?

おだんごは早くても3歳を過ぎてから

みたらしだんごや月見だんご、美味しそうなおだんごに「食べてみたい!」と欲しがるお子さんもいるかと思います。

中には「まぁ、ちょっとくらいなら…」と、一口あげてしまった人もいるかもしれません。

けれど、おだんごを早い時期から食べさせるのはNG!

おだんごは、早くても3歳を過ぎてから食べさせるようにしましょう。

その理由はただ一つ。

皆さんが危惧している通り「粘着度が高くのどに詰まらせてしまう恐れがあるから」です。

特に噛む力や飲み込む力の弱い幼児や高齢者は、窒息事故に繋がりやすくとても危険!

お子さんの命を守るためにも、早い時期からおだんごを食べさせるのは避けた方が無難です。

ただ、3歳頃になると

  • 食べ物をしっかり噛むことを覚える
  • 飲み込む力が発達する
  • ママやパパが言っていることが理解できる

といった成長が見られるため、少量ずつであれば食べさせても構いません。

ただし、食べさせる前に注意すべきポイントは必ずチェックしてくださいね。次章で解説します!

手作りすいとんなら2歳頃から与えてもOK

手作りのすいとんなら自分で柔らかさを調節することが出来るので、2歳頃から食べさせてもOK。

一般的なすいとんは、水・小麦粉・片栗粉で作られていますよね。

ポイントは、水分と片栗粉の量です。

水分を気持ち多めにし、片栗粉は気持ち少なめにすれば、おだんごのような弾力を抑えることが出来ます。

ただし、水分を増やすことでもちもち感は減ってしまうため、人によっては「こんなのおだんごじゃない!」と感じてしまう場合も…。

“おだんご”を食べさせたい場合は、お子さんが3歳になるまで待ちましょう♪

すいとんは必ず小さく切って与えるようにしてくださいね。

豆腐で作る白玉団子がおすすめ【レシピあり】

早い時期からおだんごを食べさせたい場合は、豆腐を使った手作り白玉団子を作ってみてはいかがでしょうか。

豆腐を使った白玉団子であれば、大体2歳頃から食べさせても大丈夫です。

豆腐を使った白玉団子は、噛み切りやすく粘り気が少ないのが特徴。

一般的なおだんごよりものどに詰まらせるリスクは少ないので、手作りがめんどうでなければぜひ挑戦してみてください。

豆腐白玉団子の作り方

【材料】白玉粉 1袋(180g)、絹ごし豆腐 1丁(300g)、食品保存袋(ジップロックなど) 1枚

  • 袋に白玉粉を入れる
  • 絹ごし豆腐の水気を切り、白玉粉の入った袋に入れる
  • 手でもみもみ混ぜて、一口大に丸める
  • 熱湯で茹でる
  • 白玉団子が浮き上がってきたら、そこから2~3分待つ
  • 白玉団子を冷水に取る
  • そのまま冷やして完成

材料を混ぜて丸めて茹でるだけ!誰でも簡単に作ることが出来ますよ♪食べさせるときは小さく切ってあげて下さいね。

詳しいレシピはこちら↓

簡単お月見デザートフワフワ豆腐白玉白玉粉 by 柴犬カール

きな粉のおだんごにしてみたり、フルーツポンチなどに入れても美味しいです。

抹茶パウダーや桜パウダーを使って、ひな祭りの三色団子や菱餅を作るのもおすすめ!

だんごを食べさせる際に注意したい4つのポイント

おだんごを食べさせる際は、以下の点に注意しましょう。

  • とにかくよく噛む
  • 小さく切ったものを与える
  • 水分と一緒に食べさせる
  • 子供のそばを離れない

①とにかくよく噛む

おだんごを食べさせる際は、とにかくよく噛むことを徹底してください。

おだんごは弾力性や粘着性が特徴の食べ物なので、とにかくよく噛むことが重要です。

とにかくしつこく!お子さんに「わかってるってば!」と言われるくらいまでよく噛むことを言い続けましょう。

3歳以降であってもよく噛むことが習慣づいていない子だと、おだんごを食べさせるのはちょっと早いかも…。まずは、他の食べ物でしっかり噛む練習をするのがおすすめですよ。

よく噛むことは、おだんごを飲み込みやすくする他にも

  • 満腹感を感じやすくなる
  • 唾液がたくさん出ることで虫歯の予防になる
  • 栄養の吸収がよくなる

といったメリットもあります。

理想は、一口30回!ママやパパがお手本を見せてあげるのも効果的です。

②小さく切ったものを与える

おだんごを食べさせる際は、小さめに切った状態で出してあげましょう。

サイズの目安は大体1㎝角くらい。

それ以上大きくなると、のどに詰まらせるリスクが高くなりますので十分注意してください。

参考

各年齢における最大開口量(どれくらい口が開けられるか)は下記の通りです。

年齢2歳3歳4歳5歳
男の子の平均値36.1mm38.4mm40.2mm40.3mm
女の子の平均値35.0mm37.6mm38.9mm39.9mm
引用:小児の最大開口量 に関する研究|小児の最大開口量 に関する研究

おだんごのような弾力性・粘着性のある食べ物は、安全のため大きくても最大開口量の半分以下の大きさがベスト

お子さんが「そのままで食べたい」と言っても、絶対ダメ!

しっかりと小さくしてから食べさせるようにしてくださいね。

③水分と一緒に食べさせる

口の中が乾いている状態でおだんごを食べると、のどに張り付きやすくなってしまうため非常に危険です。

必ず水分と一緒に食べさせるようにしましょう。

「水分でのどを潤す→おだんごをよく噛む→水分と共に飲み込む」といった形でおだんごを食べさせるのがおすすめです。

また、食べ物と一緒に水分を摂ることで食べ過ぎ防止の効果も期待できます。

水分がお腹に入ることで満腹感を得やすくなるし、食べるペースも抑えることが出来るんですよ♪

④子供のそばを離れない

大人が目を離した隙にのどを詰まらせてしまう可能性もあります。

おだんごを食べさせる際は、必ずそばで見守ってあげるようにしましょう。

もし子供がのどを詰まらせてしまったらどうしたらいい?

子供がのどを詰まらせた場合、

  • 呼吸が苦しそう
  • 顔色が悪くなる
  • 声が出せない

といった症状が現れることがほとんどです。

窒息に気づいたら迷わず救急車を呼び、救急車が来るまでの間は応急処置を行ってください。

応急処置の方法

  • 背部叩打法
    • 手の付け根で肩甲骨の間を強く何度もたたく
  • 腹部突き上げ法
    • 後ろから腕を回し、片手で握りこぶしを作る
    • 親指側をへその上で、みぞおちの十分下方に当てる
    • もう一方の手で包むように握り、素早く手前上方に向かって圧迫するように突き上げる

応急処置の詳しいやり方は、こちらの動画が非常にわかりやすいです!

小児の気道異物除去

「おはぎ」や「すあま」は?気になる和菓子の「いつから?」大調査!

おはぎは3歳頃から食べさせてOK

おはぎは基本的にもち米を使って作る食べ物なので、おだんごと同様に出来る限り3歳以降に食べさせるのがベストです。

奥歯が生え揃っていない赤ちゃんは、もち米を上手にカミカミすることが出来ません。

また、もち米は一般的な米と違って潰したり水分量を多くして炊いたりしても、どうしても弾力性が残ってしまいます。

しっかり噛むことが難しいうちは、なるべく食べさせないようにしましょう。

他にも、おはぎには

  • あんこによる糖分の摂り過ぎが心配
  • おだんごと比べて味が濃い

といった特徴もあります。

3歳を過ぎた後も、食べさせる量(砂糖の量)には十分注意しましょう。

すあまも3歳頃が目安

和菓子の一つである「すあま」も3歳を過ぎてから食べさせるようにしましょう。

すあまは、うるち米からできた上新粉にお湯と砂糖を混ぜ蒸して作る和菓子です。

おもちというより求肥に近い弾力を持っていますが、おだんごと同じようにのどに詰まらせるリスクが高いため、早い時期から食べさせるのは出来るだけ避けるようにしてください。

すあまに似た「ういろう」も出来るだけ3歳以降がベストですよ!

ただし、手作りでおだんご感を調節することが出来る場合に限り、2歳以降から与えてもOK。

ういろうなら、上新粉や米粉を使わず薄力粉で代用することも出来ますよ。

例えば、

離乳食~幼児おやつ☆さつまいもういろう by めぐみぽこ

ミルクういろう by つくばみらい市

など、探せばレシピはたくさんあるので、手作りに挑戦したい場合はぜひ検索してみてください。

あんこと小豆では食べさせても良い時期は少し異なる

和菓子と言えばあんこが定番ですよね。

おだんごやおはぎ、白玉ぜんざいなどなど美味しい和スイーツが盛りだくさん!

けれど、あんこは砂糖が多く使われているので「何歳くらいから食べさせてもいいのかな?」と疑問に思うママパパも多いのではないでしょうか。

実は「あんこ」と「小豆」とで食べさせても良い時期は少し違います。

ちなみに、あんこは2歳以降が目安ですが、小豆は離乳食後期からOKなんですよ。

詳しくはこちらの記事で解説しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください♪

【まとめ】白玉団子、月見団子、みたらし団子…全部3歳を過ぎてから!

要点のまとめ

おだんごは、早くても3歳を過ぎてから食べさせるのがベストです。

なぜなら、おだんごは弾力がある上に粘着度が高く、小さな子供が食べるとのどに詰まらせてしまう恐れがあるから。

3歳を過ぎていて

  • 食べ物をしっかり噛むことが出来る
  • 飲み込む力がついている
  • ママやパパが言っていることが理解できる

といった成長が見られるようになってから、少しずつ食べさせるようにしましょう。

白玉団子に月見団子、みたらし団子…おだんごはいろいろな種類があってとても美味しいですよね。

食べさせる際は、小さく切ったおだんごに水分を添えて、よく噛むよう指導を重ねながら食べさせてあげてくださいね♪

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