イカやタコって何歳くらいから食べさせてもいいの?
イカやタコといった海鮮食材って、子どもには何歳頃から食べさせて良いのか気になりますよね。
煮物や酢の物、たこ焼きなどなど、イカやタコは海鮮の中でもポピュラーな食材なのでそろそろ始めてみたいと考えているママやパパも多いのではないでしょうか。
結論から言うと、イカやタコは大体2歳頃から食べさせても大丈夫です。
ただし、食中毒やアレルギーなどの心配もあるため、食べさせる際は注意すべきポイントをしっかりとチェックしておく必要があります。
他にも、エビやカニといった甲殻類の「何歳から?」についても解説します♪
この記事では
- イカやタコは何歳から食べてOK?
- エビやカニなどの甲殻類は何歳から食べてOK?
についてまとめています。
ぜひ、イカやタコなどを食べさせる際の参考にしてみてください。
イカやタコは何歳から食べてOK?
大体2歳頃を目安に食べさせてみましょう
イカやタコを食べさせるタイミングって意外と難しいですよね。
魚介類はアレルギーの心配があるうえに、イカやタコは硬くて飲み込みにくいのがネックな食材…食べさせる時期や食べさせ方に悩んでいる人は少なくないはず。
結論から言うと、イカやタコは大体2歳頃を目安に食べさせてみるのがおすすめです。
2歳~3歳頃になると胃や腸もだいぶ発達してくるので、その頃を目安に少量ずつ試してみても問題ありません。
ちなみに、イカやタコはたんぱく質が豊富!他にも、疲労回復に繋がると言われている「タウリン」や免疫力アップに必要な「亜鉛」といった体に嬉しい栄養成分がたくさん含まれていますよ♪
ただし、お刺身やお寿司など生で与えるのは3歳を過ぎるまで控えた方が安心です。
生食は非常に弾力が強いため、歯が生え揃っていてしっかり噛み切る力がついてきてから与えるようにしましょう。
保育園によっては給食で出てくる場合も…
あまり多くはないですが、イカやタコを給食のメニューに取り入れている保育園もあります。
場合によっては、2歳を待たずにスタートする必要があるかもしれません。
詳しくは預ける予定の保育園に確認してみてくださいね。
イカやタコを食べさせるときに注意したい3つのポイント
イカやタコを食べさせる際は、下記の点に注意してください。
- 必ず火を通してから与える
- 慣れないうちはすり潰してから食べさせる
- アレルギーに要注意
①必ず火を通してから与える
イカやタコを与える際は、必ず火を通すことを徹底しましょう!
火が通っていない状態は、食中毒の発生要因となる場合があるため注意が必要です。
特に内臓が未発達な子供がイカやタコを生の状態で食べてしまうと、腹痛や嘔吐といった症状が出やすくなります。
「ちょっとだけなら…」は絶対にNG!
イカやタコをお刺身やお寿司の状態で与えるのは、早くても3歳を過ぎてからにしましょう。
ちなみに、調理方法別に与える時期の目安をまとめたので参考にしてみてください。
お刺身やお寿司 | 早くても3歳を過ぎてから |
煮物 | 2歳頃からOK(小さめにカット) |
イカフライ | 2歳頃からOK(小さめにカット) |
さきいか(スルメイカ) | 2歳頃からOK(硬めのものや塩分が強いものは3歳を過ぎてから) |
イカの塩辛 | 刺激が強いため早くても3歳を過ぎてから |
ホタルイカ | 2歳頃からOK(加熱して小さめにカット) |
タコの酢の物 | 2歳頃からOK(加熱して小さめにカット) |
たこ焼き | 2歳頃からOK(小さめにカット) |
タコはたこ焼きから始めてみるのもおすすめ!たこ焼き自体にタコのエキスが染みているので、最初はタコを取り除いた状態であげてみるのがベスト。冷凍たこ焼きを使うと楽チンです♪
②慣れないうちはすり潰してから食べさせる
イカやタコは硬さに特徴のある食材なので、そのままで食べさせてしまうと喉を詰まらせる危険があります。
なかなか消化しづらいといったデメリットもあるため、慣れないうちはしっかりとすり潰しミンチ状にしてから食べさせてみましょう。
イカのすりみ団子を作ると、お鍋やお吸い物、和風スープの具として使えて便利です。
イカすりみ団子の作り方
【材料】
- イカ 150g
- はんぺん 1枚
- 料理酒 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1/2
- 塩 ひとつまみ
【作り方】
- イカとはんぺんを適当な大きさに切り、フードプロセッサーなどでミンチ状にする
- ①をボウルに移し、料理酒・片栗粉・塩を加えて混ぜ合わせる
- お鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら②をスプーンなどで形を整えながら入れる
- 3~5分くらい煮ればOK
※茹で時間は大きさにもよるため、様子を見ながら調節してください。
お子さんの手づかみ食べにもおすすめなので、ぜひお試しあれ!
フードプロセッサーやミキサーを使えば簡単にすり潰すことが出来ます♪
③アレルギーに要注意
魚介類は、1つダメだとあれもこれもダメということが比較的多い食材です。
特にイカはアレルゲンとしては上位の食材で、ショック症状も起こしやすいと言われているので注意が必要。
主なアレルギー症状は
- 腹痛や嘔吐
- 口内や唇のかゆみや痛み
- 蕁麻疹
- 顔の赤みや腫れ、湿疹
といったものがあり、重篤なものだと呼吸困難となる場合もあります。
少しでも違和感を感じた場合は、食べるのを中止し医療機関を受診してください。
アレルギー反応が出てもすぐに対応できるよう、初めて与える際は必ず医療機関のあいている日時(平日や昼間など)で行うようにしましょう。
乳幼児におすすめ!イカやタコを使ったレシピ
【イカを使ったレシピ】イカのお焼き
材料
- イカ 2杯
- ニラ 1/2束
- めんつゆ(4倍濃縮) 大さじ1
- 片栗粉 大さじ3
- 卵 1個
- 料理酒 大さじ3
作り方
- イカを適当な大きさに切り、フードプロセッサーで粉砕する
- ニラをみじん切りにする
- 料理酒以外の材料を全てボウルに入れ混ぜる
- スプーンで③を適量すくい、フライパンに落とす
- 中火で焼き、焼き色がついてきたら裏返す
- 料理酒を入れてフタをし、水気が無くなるまで蒸す
材料を混ぜて焼くだけの簡単レシピ。
冷凍保存が可能なので、多めに作って冷凍しておくのもおすすめですよ♪
詳しいレシピはこちら♪
イカのお焼き!幼児にも❣️ by ☆ひまわり♬【タコを使ったレシピ】たこの炊き込みご飯
材料
- 米 1.5合
- 水 適量
- 茹でだこ 100g
- ☆醤油 大さじ1
- ☆顆粒だし 小さじ1
- ☆料理酒 大さじ1
- ☆塩 少々
- ☆おろし生姜 小さじ1
作り方
- タコをみじん切り~1㎝角程度(子供に合わせたサイズ)に切り、塩水でさっと洗い流す
- 普段の水加減でお米を研ぎ、☆の材料を入れて混ぜ合わせる
- タコを乗せて炊飯し完成
炊飯器に全部お任せ!タコとお米を一緒に炊くだけの超簡単レシピです。
枝豆を入れると緑色が映えるのでおすすめ♪他にも、キノコや人参を入れてみるのもGood!
詳しいレシピはこちら♪
たこ飯 たこの炊き込みご飯 by liqueur☆エビやカニなどの甲殻類は何歳から食べてOK?
1歳~1歳半頃を目安に食べさせてみましょう
与える時期に明確な決まりはありませんが、エビやカニといった甲殻類は大体1歳~1歳半頃を一つの目安として食べさせてみるのがおすすめ。
エビやカニ自体は比較的柔らかい食材なので、しっかりと加熱した後に細かく切ってご飯に混ぜたりスープに入れたりして少量から与えてみましょう。
けど甲殻類ってアレルギーが出やすいんでしょ?あまり早くから食べさせるのって良くないんじゃ…。
アレルギーが怖いからという理由で、与える時期を先延ばしにしてもあまり意味がありませんよ!
最近の研究では、開始時期を遅らせてもアレルギーの予防効果はないことがわかっています。
遅かれ早かれいずれは確認する必要があるので、与える時期を先延ばしにするのではなく、まずは少量ずつ食べさせてみるのが重要です。
アレルギーが不安な場合は…
本来であれば食材そのものを食べさせるのがベストですが、アレルギーが不安な場合は加工食品を使ってみてもOK。
加工食品の方がアレルギー症状が出るリスクは低いと言われています。
例えば、エビであれば「えびせん」、カニなら「味噌汁(具なし)」「カニクリームコロッケ」といったものを食べさせてみるのもよいかもしれませんね。
このようなお菓子から始めてみるのもおすすめですよ♪
エビやカニの注意ポイントはココ!
- 必ず火を通してから与える
- アレルギー反応が出てもすぐに対応できるよう、必ず医療機関のあいている日時で食べさせる
貝類は何歳から食べられる?
甲殻類と同じく、食べさせても良い時期がわかりづらい貝類。
牡蠣やあさりなどはいつから食べさせても良いのか、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてください♪
乳幼児におすすめ!エビやカニを使ったレシピ
【エビを使ったレシピ】エビのふんわり焼き
材料
- むきえび 120g
- はんぺん 1袋(55g)
- 小松菜 2束
- ねぎ 35g
- 人参 35g
- 塩 少々
- 片栗粉 大さじ1
- ごま油 適量
作り方
- エビ、小松菜、ねぎ、人参をそれぞれみじん切りにする
- はんぺんは袋のまま、ある程度手で潰しておく
- ①と②の材料をボウルに入れ、塩と片栗粉も加えてねばりが出るくらいまでよく混ぜる
- 熱したフライパンにごま油をひき、③のタネをスプーンですくって落とし焼く
- 表面に焼き色がついたら裏返し、フタをして中火~弱火で蒸し焼きにする
- 火が通ったら完成
野菜もしっかりとれる栄養たっぷりのおかずレシピ!
枝豆やニラ、ひじきなどを入れて作っても美味しいですよ♪
詳しいレシピはこちら♪
離乳食後期~完了期☆えびのふんわり焼き by yukari0123【カニを使ったレシピ】カニ缶でブロッコリーのカニあんかけ
材料
- ブロッコリー 1株
- カニ缶 1缶
- 卵 1個分
- 水 200cc
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 水溶き片栗粉 適量
作り方
- ブロッコリーは小房に分けて茹でる
- 小鍋に水、カニ缶(汁ごと)、鶏がらスープの素を入れて煮立たせる
- 一旦火を止め、溶いた卵を回し入れかきたま状にする
- 水溶き片栗粉を入れて、再び火をつけとろみをつける
- ブロッコリーをお皿に盛り、上から④をかけて完成
カニ缶を汁ごと使った旨味たっぷりな簡単レシピです♪
優しい味付けなので、小さなお子さんでも美味しく食べることができますよ。
詳しいレシピはこちら♪
カニ缶でブロッコリーの蟹餡掛け by 2525招き猫【まとめ】イカやタコは2歳頃、エビやカニは1歳頃を目安に
要点のまとめ
与える時期の目安は下記の通り。
- イカ:2歳~3歳頃
- タコ:2歳~3歳頃
- エビ:1歳~1歳半頃
- カニ:1歳~1歳半頃
ただし、食べさせる際は
- 必ず火を通してから与える
- アレルギーに注意する
- 慣れないうちはすり潰して使う
といった点に注意し、食べ慣れないうちは医療機関を受診できる時間帯で与えるようにしましょう。
食べさせても良い時期は、あくまで目安です。
お子さんの様子を見ながら、汁物や混ぜご飯、パスタなどいろいろな料理に使ってみてくださいね。