出産・子育て

2歳児「言葉の爆発期」3つの前兆を解説!発語の特徴や言葉を増やすおすすめの方法も

2歳児のいわゆる「言葉の爆発期」に前兆はあるの?

言葉の発達には個人差があるとわかってはいるけど、ふとした時に同じくらいの月齢の子との差を感じてしまうことってありますよね。

言葉があふれだす、いわゆる「言葉の爆発期」の前兆のようなものが感じられたら少しは不安も和らぐのに…。そう感じている人も少なくないと思います。

そこで、お子さんを持つママやパパの声を調査!

すると、2歳児の「言葉の爆発期」には

  • 身近な物の単語(名詞)を呼ぶようになる
  • 指差しすることが増える
  • ママやパパの真似をする

といった前兆があることがわかりました!

言葉の爆発期の前兆について、見極めポイントなどがあるならチェックしておきたいですよね。

後ほど、幼児の発語の特徴や言葉を増やすおすすめの方法なども紹介しますよ♪

この記事では

  • 2歳児の「言葉の爆発期」3つの前兆について
  • 幼児期の発語の特徴とは
  • 言葉を増やすおすすめの方法

についてまとめています。

この機会にどのような前兆があるのかを確認し、お子さんの様子をじっくり観察してみましょう。

2歳児の「言葉の爆発期」3つの前兆とは?

子供の成長は個人差が大きく、早い段階からしゃべりだす子もいれば、2歳を過ぎても全くしゃべらない子もいます。

基本的には心配いらないことがほとんどですが、後者のようなお子さんを持っているママやパパは「大丈夫」と言われてもやっぱり不安ですよね。

「言葉の爆発期に前兆は無いのかな…。」

そんな疑問を抱えるあなたに、今回は「言葉の爆発期」3つの前兆を紹介します。

【主な前兆はコレ!】

  • 身近な物の単語(名詞)を呼ぶようになる
  • 指差しすることが増える
  • ママやパパの真似をする

前兆①身近な物の単語(名詞)を呼ぶようになる

1つ目の前兆は、身近な物の名前を呼ぶようになること。

例えば、食べ物や乗り物、虫、お花など接することの多いものの単語を口にするようになったら、言葉の爆発期までもう少しです。

1歳~2歳までの子供は、まずは文字にして表すことのできない言葉(通称「宇宙語」)を話し出します。

それが次第に宇宙語からはっきりとした単語へと進化!

その後は、言葉の爆発期到来で少しずつ言葉をしゃべるようになっていきます。

身近な物の名前を呼ぶのは、子供がしゃべることに意欲的な証拠!「そうだね、〇〇だね」「本当だ、〇〇だ!」など、出来れば単語を復唱してあげるとGoodです♪

CHECK!

  • 発語がしっかりと聞き取れる
  • 単語数の目安は50語程度
  • しばらくすると単語から意志を持った言葉になる(「バイバイ」「ヤダ」「ない」など)

前兆②指差しすることが増える

2つ目の前兆は、指差しの増加です。

子供の指差しは大体1歳半頃から始まり、言葉の代わりに指で物を差すことで周囲のものを認識するようになります。

これは、色々なものに興味を持ち始めたサイン!

言葉の爆発期は様々な物に対して興味を持ち始めるところから始まるので、指差しが増える=言葉の爆発期の前兆と考えてOK。

特に、ママやパパの質問に指差しして答えられるようになったら、しっかりとコミュニケーションが取れるようになった証拠です。

試しに「お鼻はどこ?」「しょくぱんまんはどれ?」など、お子さんに質問してみてください。しっかりと指差し出来ていれば言葉の爆発期はすぐそこですよ♪

CHECK!

  • 声を出しながら指差しをする
  • 質問に対して指差しで答える
  • 指差しと同時に自分の要求を伝えるようになる(「パン ちょうだい」など)

前兆③ママやパパの真似をする

3つ目の前兆は、ママやパパの真似をするようになること。

個人差はありますが、赤ちゃんが人の真似をするようになるのは大体1歳前後です。

ただ、1歳頃ではバイバイと手を振ったりパチパチと拍手するようなわりと簡単な動きがメイン。

それが1歳半以降になると、動作に発語が加わってきたりママやパパの口癖や動作を真似するようになってきます。

これが見られると言葉の爆発期はもうすぐ!

ちなみにママやパパの真似ではありませんが、うちの子はある日突然アンパンマンの真似をするようになりました。「あーんぱーんちっ!」と叫びながらパンチする動きを見せるようになり、その後一気に言葉数が増えていった気がします。

CHECK!

  • 簡単な動きから少しずつ真似するようになる
  • しばらくすると動きに発語がプラスされる
  • テレビやDVDから真似することもある

先輩ママパパの「言葉の爆発期」前兆体験談

ここからは、参考までに先輩ママ&パパの体験談をいくつか紹介します。

先輩ママパパの体験談

  • うちの子は、指差しして『何?』って聞いてきたり、人の話したことを真似して覚えたりとかはありました。
  • 下の子の出産のために祖父母宅に預けたら、かなり単語が増えていてすごく驚きました。友人の子も保育所に入って語彙爆発したので、環境を変えてみるのも良いかも。
  • うちの子はお魚が好きで図鑑を持たせたらあっという間に言葉数が増えました。絵を指差して「これは何?」の繰り返しでしたよ。
  • Eテレなどで歌を聞くようになってから急に語彙数アップ!ご機嫌なときはダンスを踊りながら鼻歌を口ずさむこともありました。

どの体験談でも共通して言えるのは、言葉の爆発期前には色々なものに興味を持ち始めたという点。

言葉の爆発期を引き出すには、子供の好奇心を刺激してあげるのがカギとなりそうですね。

前兆がなくてもOK!

「言葉の爆発期」3つの前兆を紹介しましたが、全ての子に前兆があるわけではありません。

前触れもなく突然話し始める子もいるし、少し変わった行動をするような子もいます。

前兆が無いからといっておしゃべりが出来ないわけではないので、あまり気にし過ぎないでくださいね。

焦らずお子さんがたくさんおしゃべりしてくれる日を気長に待ってみましょう♪

言葉の発達にはどんな特徴がある?

言葉の発達は大きく分けて4段階

言葉の発達には個人差がありますが、ほとんどの場合は以下のような流れで発達していきます

  • クーイング(目安:生後2ヶ月頃~)
    • 母音だけの「アー」「ウー」といった発声
  • 喃語/なんご(目安:生後6ヶ月頃~)
    • 「あうあう」「ばばば」といった母音に子音が混ざった発声
  • 宇宙語(目安:1歳前後~)
    • 文字にして表すことのできない言葉(☆▲※#…と意味不明な発声)
  • 一語文、二語文(目安:2歳前後~)
    • 「バイバイ」や「パン ちょうだい」など意味のある言葉

ちなみに、2歳児が使う言葉の数は2歳0ヶ月の段階で50語程度、3歳間近になると300語程度まで増えると言われています。

言葉の習得は飛行機が離陸するイメージ

言葉をしゃべりだすには長い準備期間を要し、そして前触れもなく突然始まることが多いのも特徴の一つ。

数日前までは全然しゃべらなかったのに、ある日突然前触れもなくしゃべりだすケースも珍しくありません。

イメージとしては飛行機の離陸に似ていて、滑走路から一気に上昇するような感じです。

まずは50語程度の言葉数が目標!そこからは「言葉の爆発期」突入で一気に言葉数が増えていきますよ♪

ところで、子供がママやパパの言うことを理解するのはいつから?

赤ちゃんが言葉を理解するようになるのは、大体1歳前後!宇宙語を話し出す頃からです。

例えば、名前を呼ぶと振り返ったりリズムに合わせて手を叩くなど、1歳頃になれば言葉を理解しているのが目に見えてわかるようになります。

言葉のキャッチボールはまだ難しいですが、言葉の発達を促すためにもコミュニケーションはしっかりと取るようにしましょう。

言葉の発達でこんな特徴が見られたら要注意!

言葉の爆発期の前兆が見られなくても、意味のある言葉を発しているようなら基本的には問題ないことがほとんどです。

ただし、3歳頃になっても2語文が出ず、かつ

  • 人の話を聞こうとしない
  • コミュニケーションを図ろうとしない
  • 言葉や物の名前に興味を持たない
  • ママやパパの真似をして話そうとしない

といった特徴が見られる場合は、一度専門家に相談することをおすすめします。

「そこまで気にする必要はない」「心配しすぎだ」と言われてしまうこともありますが、中には自閉症や発達障害と診断される場合もあります。

気になる人は、健診や支援センターなどで一度専門家のアドバイスを受けてみましょう。

今すぐ出来る!子供の言葉を増やす方法

言葉の爆発期を引き出すには、子供の好奇心を刺激してあげるのが一番!

好奇心を刺激する遊びやおもちゃはたくさんありますが、その中でも

  • 絵本の読み聞かせ
  • 五感を刺激する遊び
  • ごっこ遊び

といった方法が言葉の発達におすすめです!

詳しく解説するので、ぜひ試してみてください。

①絵本の読み聞かせ

絵本は、さまざまな感情や想像力を養うことが出来たり親子のコミュニケーションがとれたりと、とにかく良いことだらけ!

実際、子供の言葉の発達と絵本の読み聞かせの関係性については、さまざまな研究によってその重要性が明らかになっています。

乳幼児期には、周りの大人から言葉を掛けてもらったり乳幼児なりの言葉を聞いてもらったりしながら言葉を次第に獲得するとともに、絵本や物語を読んでもらうこと等を通じて絵本や物語に興味を示すようになる。更に様々な体験を通じてイメージや言葉を豊かにしながら、絵本や物語の世界を楽しむようになる。

引用元:文部科学省|子どもの読書活動の推進に関する有識者会議

特におすすめなのが、家の中や外で見かけることの多いものがお話しの中に登場する絵本です。

例えば、食べ物やお花、虫、乗り物などなど。

見かけることの多いものが絵本の中に出てくると、その状況を想像しやすくなりすんなりと感情移入することが出来るようになります。

このような食べ物や乗り物が出てくる絵本がおすすめ!

単語をたくさん覚えさせたいなら図鑑でもOK!このような発語を促すおもちゃなら楽しく言葉を学べますね♪

②五感を刺激する遊びを楽しむ

乳幼児期は五感をフル活用し感覚を発達させることがとても重要で、これは言葉の発達にも深く関わってきます。

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を刺激して、言葉の爆発を促してみましょう♪

「遊びといっても何をさせたら良いのかわからない」といった人は、下記のような遊びがおすすめです。

  • 外遊び
  • 粘土
  • シャボン玉

特におすすめなのが、外遊びです。

鳥や虫の鳴き声を聞いたり、お花や土の匂いを嗅いでみたり…とにかく自然の中には五感を刺激する要素が盛りだくさん!

お散歩するだけでも良いし、「ママと〇〇ちゃん、どっちが大きい葉っぱを見つけられるかな?」など、ちょっとしたゲーム性を持たせてみてもGood♪

ママやパパもお子さんと一緒に思い切り外遊びを楽しんでみましょう。

ちなみに、粘土やシャボン玉は「触覚」を刺激するにはピッタリの遊びです。シャボン玉なら1歳くらいから楽しむことが出来ますよ♪詳しくはこちらの記事で解説しています。

雨の日は室内でお絵描きもおすすめ!クレヨンなら1歳頃から楽しめます。詳しくはこちら。

③ごっこ遊びを楽しむ

「1~2歳でごっこ遊びはまだ早いんじゃない?」と感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

言葉はなくても、ごっこ遊びを通して表現力や観察力などを養うことができ、結果的には言葉の発達を促すことに繋がります。

1~2歳のごっこ遊びでは、特別おもちゃを用意する必要なし!

  • ティッシュの箱を太鼓に見立てて叩く
  • 靴下をイモムシのように動かしてみる
  • トイレットペーパーの芯で電話のまね

などなど、自宅にあるものでちょっとした日常生活の再現をしてみましょう。

きっと自然と言葉が生まれてくるはずです。

2~3歳くらいになって言葉数が増えてきたなと感じたら、このようなおままごとセットを用意してあげても◎

【まとめ】「もうすぐ2歳なのに喋らない!」と焦らないで!

要点のまとめ

2歳児の「言葉の爆発期」には、下記のような前兆が見られます。

  • 身近な物の単語(名詞)を呼ぶようになる
  • 指差しすることが増える
  • ママやパパの真似をする

ただし、全ての子に前兆が見られるわけではなく、前触れもなくある日突然話し始める子もいます。

言葉の発達には、好奇心を刺激してあげるのが重要です!

  • 絵本の読み聞かせ
  • 五感を刺激する遊び
  • ごっこ遊び

といった方法で、お子さんの「言葉の爆発期」を引き出してあげましょう。

言葉の発達が遅いと「何でうちの子は…」とつい悪いところばかりに目がいってしまいますよね。

けれど、大丈夫!焦る必要はありません。

しゃべり出すその日を楽しみにしながら、お子さんとの時間を過ごしてみてくださいね。

-出産・子育て