あんこって何歳くらいからあげても大丈夫?
和菓子と言えばあんこが定番ですが、子供には何歳くらいから食べさせても良いのか気になりますよね。
ママやパパの食べる和菓子を欲しそうにしていたら「まぁ、ちょっとだけなら…」と与えてしまいたくなる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと
あんこは2歳頃から食べさせても大丈夫です。
ただし、2歳を過ぎていればどんどん食べてOKというわけではもちろんありません!
あんこは
- 糖分が多い
- 味が濃い
といった特徴がある食品なので、食べさせる際は注意が必要です。
市販品を買う場合と手作りする場合でも糖質量は大きく変わってくるので、この機会にしっかりと確認しておきましょう。
あんこやあずきを使った子供におすすめのレシピも後ほど紹介します♪
この記事では
- あんこは何歳から食べれる?
- あんこやあずきを使ったおすすめレシピ
についてまとめています。
あんこを食べさせるタイミングに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
あんこは何歳から食べれる?
あんこは早くても2歳を過ぎてから食べさせましょう
あんこなら洋菓子よりもカロリーが低いし、早くから食べさせても良さそう気がしますよね。
とはいえ、赤ちゃんにあんこは甘すぎるかも…と考える人も多いのではないでしょうか。
結論を言うと、
あんこを与えても良い時期は、大体2歳以降が目安です。
確かに、あんこは洋菓子と比べれば脂質が少ないため一見良さそうな気もしますが、
- 糖分が多い
- 味が濃い
といった点は見過ごせません。
特に気になるのが、やはり「糖質」です。
実は、あんこの約半分は糖質から出来ているんです!
要注意!あんこに含まれる驚きの糖質量
あんこは低カロリーだと思われがちですが、それは脂質が少ないだけ。
実は糖質量だけで見ると、洋菓子よりもはるかに多いんです!
菓子名 | 100gあたりのカロリー | 100gあたりの糖質量 | 100gあたりの脂質量 |
おはぎ | 268kcal | 57.42g | 0.91g |
どら焼き | 271kcal | 48.72g | 5.02g |
チーズケーキ | 358kcal | 19.27g | 27.68g |
ショートケーキ | 308kcal | 24.45g | 21.3g |
一般的なあんこだと、100gあたりの糖質量は大体48g~52g程度です。
厚生労働省の策定する「食事摂取基準(2020年版)」によると、2歳児の糖質(炭水化物)摂取量の目安は1日50g~65gとされています。
食事でも糖質を摂ることを考えると、おやつで摂れる糖質量がかなり限られていることがわかりますね。
注意!
ちなみに、子供が砂糖を必要以上に摂取すると
- 虫歯になりやすくなる
- 糖尿病や肥満の原因となる
- イライラして攻撃的になりやすくなる
といった影響が出る可能性があります。
じゃあ、あんこを子供に与えるとしたらどれくらいの量にしたらいいの?
1日の糖質量の80~90%を食事で摂るとしたら、2歳児がおやつで摂取して良い糖質量は約10g程度です。
そう考えると、食べさせて良いあんこの量は約20g。
- おはぎ…約17.4g(1/4個くらい)
- どら焼き…約20.5g(1/3個くらい)
- あんぱん…約19.8g(1/4個くらい)
与えるとしたら、このくらいの量を目安にしましょう。
低糖質のあんこも販売されているので、気になる人はチェックしてみてくださいね♪
あずき自体は離乳食後期から食べても大丈夫
あんこは2歳以降に与えるのが目安ですが、無糖のあずきであれば離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月頃)から食べさせても問題ありません。
あずきは茹でれば柔らかくなるし、栄養価も高いため積極的に食べさせてあげたい食材の一つです。
ただし、あずきの薄皮は消化できないため、慣れないうちは裏ごしして与えるのがベスト。
慣れてきたら、様子を見ながら少量ずつすり潰して与えるようにしましょう。
あずきだけだと糖質はどれくらいなの?
無糖のゆであずきであれば、100gあたりの糖質は約13g程度と低糖質!
ご飯に混ぜたりスープに入れると食べやすいのでおすすめです。
あずきは栄養豊富な食材!
あずきに含まれる主な栄養成分
- たんぱく質(大豆の2/3)
- 食物繊維(ごぼうの3倍)
- ビタミンB1、B2
- ポリフェノール
- サポニン
- 亜鉛
- カリウム
- 鉄分
- カルシウム
- アントシアニン
あずきを食べることで、便秘解消や貧血の予防、疲労回復、生活習慣病の予防など様々な効果が期待できると言われています。
子供のおやつに!あんこやあずきを使ったおすすめレシピ
手作りあんこなら市販品より低糖質
流通する一般的なあんこは糖質が高いのが難点ですが、手作りのあんこであれば自分で砂糖の量を調整することが出来るので、糖質を抑えることも可能です。
砂糖の量を調整する以外にも、砂糖をラカントに置き換えるなどすれば糖質はグッと低くなります。
ラカントって何?
ラカントは、ウリ科の植物「羅漢果(ラカンカ)」の高純度エキスと、トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵してつくられる天然甘味成分「エリスリトール」、2つの天然素材からつくられたカロリーゼロの自然派甘味料です。
ラカントの成分は、体内で吸収されずにそのほとんどが尿として排出されるため、なんとカロリー&糖質ゼロ!
しかも、砂糖と同じ甘さなので面倒な重量換算も必要なし。
レシピの砂糖をそのままラカントに置き換えるだけで、手軽に糖質を抑えることが出来ます。
炊飯器で簡単♪低糖質あんこの作り方
材料(330g分)
- あずき 120g
- 水 360g+120g
- ラカント 50g
- 塩 2つまみ
作り方
- 洗ったあずきと水360gを炊飯器に入れ、おかゆモードで炊く
- 炊き上がったら15分保温してから水を捨てる
- 水120gを入れて、再びおかゆモードで炊く
- タッパーなどの保存容器に移し、ラカントと塩を混ぜて完成
炊飯器に材料を入れてスイッチを入れるだけで、誰でも簡単に美味しいあんこを作ることが出来ます。
ラカントが無い場合は、砂糖でもOK!量は好みで調整してくださいね。
詳しいレシピはこちら
炊飯器de低糖質あんこ by Lico☺︎おすすめレシピ①お豆腐餅のぜんざい風
材料(大人1~2人分)
- 絹豆腐 150g
- 片栗粉 100g
- ごま油 大さじ1
- あんこ 好みの量
- きな粉 好みの量
作り方
- 豆腐はレンジでチンして軽く水切りする
- 豆腐と片栗粉を合わせてよく混ぜる
- フライパンにごま油を敷き、②をスプーンで落とす
- 焼き色がついたら裏返して両面焼く
- あんこときな粉を添えて完成
ごま油の香りがアクセントになって、とても香ばしくて美味しいです。
子供に食べさせる場合は、豆腐餅を小さめに作るようにしてくださいね。
あんこはお湯で軽く溶いておしるこ風にするのもおすすめです♪
詳しいレシピはこちら
*もっちもちお豆腐餅のおぜんざい風* by Shucreamおすすめレシピ②かぼちゃと小豆の茶巾絞り
材料
- かぼちゃ 60g
- 小豆 大さじ1
作り方
- 小豆はよく洗い、柔らかくなるまでゆがく
- かぼちゃは種とワタを取り除き、皮をむいて蒸す(めんどくさい場合は電子レンジでもOK)
- かぼちゃをフォークなどでつぶして、茹でた小豆と混ぜ合わせる
- ラップに包み茶巾絞りにして完成
あずきを始めて食べる子にもおすすめのレシピです。
かぼちゃの甘みがあるので、砂糖は加えなくてOK!小さめに作れば手づかみ食べの練習にもなりますよ。
かぼちゃをさつまいもに変えても美味しいです♪
冷凍保存も出来るので、多めに作ってストックしておくのも良いかもしれませんね。
詳しいレシピはこちら
子どものおやつ かぼちゃと小豆の茶巾絞り by 和の離乳食☆中田馨おすすめレシピ③あずきミルクプリン
材料(中くらいのタッパー2つ分)
- 牛乳 600ml
- こしあん 300g
- 砂糖 100g(好みで調整)
- ゼラチン 3~4袋(約20g)
作り方
- 鍋に牛乳と砂糖を入れて、沸騰しない程度(弱火~中火)に温める
- ゼラチンを加えて、よく混ぜる
- ゼラチンが混ざったら火を止め、こしあんを入れてよく混ぜる
- 容器に均等になるように入れて、粗熱がとれるまで冷ます(フタはしない)
- 粗熱がとれたらフタをして、冷蔵庫で冷やす
- 食べやすい大きさに切って完成
もっちりとした食感がクセになる、あずきを使ったミルクプリンです。
少し砂糖が多めなので、分量を減らしてもOK。こしあんはなるべく低糖のものを使うようにしてくださいね♪
あらかじめふやかしが必要なゼラチンの場合は、必ずふやかしてから入れましょう!
詳しいレシピはこちら
もっちり あずきミルクプリン by ♡おもち【まとめ】あんこは早くても2歳を過ぎてから
要点のまとめ
あんこを与えても良い時期は、大体2歳以降が目安です。
あんこは洋菓子と比べれば脂質が少ないため一見良さそうな気もしますが
- 糖分が多い
- 味が濃い
といった欠点があるため、与える際は注意が必要。
2歳児がおやつで摂取して良い糖質量は約10g程度なので、あんこを与えたい場合は20g程度を目安としましょう。
ちなみに、あんこ20g程度だと
- おはぎ…約17.4g(約1/4個)
- どら焼き…約20.5g(約1/3個)
- あんぱん…約19.8g(約1/4個)
くらいの量になります。
大人でも好んで食べることの多いあんこですが、高い糖質はやはり見過ごせません。
子供には出来る限り、砂糖の量を抑えた手作りのあんこを用意するかあずきの状態で食べさせるのがおすすめです。
また、与える際は少量を意識するようにしてくださいね。