出産・子育て

新生児に帽子をかぶせるのはなぜ?いらないって本当?必要性やサイズの選び方を解説!

生まれたての赤ちゃんって何で帽子をかぶっているの?

帽子をかぶった生まれたての赤ちゃんを見て可愛いなと感じる一方で、「何で帽子をかぶっているんだろう?」って思うことありませんか?

病院側が率先して帽子をかぶせることも多いので、「あれって意味あるの?」「頭を保護するためかな?」など疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと

帽子をかぶせる理由は、体温調節が上手に出来ないから。

新生児は外気温の影響を受けやすいため、頭から体温が逃げて体が冷えないように帽子をかぶせます。

病院によっては各家庭で帽子を用意するように言われることもあるそうですよ。

その場合は、帽子に使われている素材に注意が必要です!

素材によってはアレルギー症状が出てしまう場合も!素材選びはとても重要なんですよ。

この記事では

  • 新生児に帽子をかぶせるのはなぜ?
  • 赤ちゃんの帽子はいる?いらない?
  • 新生児の頭は触ったらダメってホント?

についてまとめています。

この機会に、新生児に帽子をかぶせる理由や帽子選びのポイントをしっかりと確認しておきましょう♪

新生児に帽子をかぶせるのはなぜ?

新生児が帽子をかぶるのは体温調節のため

  • テレビや雑誌で新生児が帽子をかぶってる姿を見るけど、あれって何で?
  • 新生児室の中で、なぜかうちの子だけ帽子をかぶってるのはなぜ?

などなど、新生児の帽子は何のための帽子なのか気になりますよね。

しかも、病院によってはかぶっている子とかぶっていない子が存在したりもするので、混乱してしまう人もいるかもしれませんね。

実は、帽子をかぶるのにはきちんと理由があります。

新生児が帽子をかぶる理由は、外気温の影響によって頭から体温が逃げて体が冷えないようにするため。

生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節が上手に出来ないので、帽子を使って体温調節のサポートをしてあげているんです。

けど、帽子をかぶっている子とかぶっていない子がいるよね?何で?

病院によって多少違いはありますが、

  • 生まれて1日目
  • 比較的小さめに生まれた赤ちゃん(早産や低体重など)

は保温のために帽子をかぶせている場合が多い傾向にあります。

ただ、生まれて2日目以降は室温にも慣れてくるため、病院側が「わざわざかぶせなくても大丈夫だろう」と判断しているようです。

新生児期以降は体温調節以外の理由でかぶせる人も多い

新生児は体温調節のために帽子をかぶりますが、新生児期を過ぎるとかぶる理由は体温調節だけではないようです。

先輩ママパパの意見を調査すると、帽子をかぶせる理由にはこのようなものがありました。

  • ただ単に可愛いから
  • 髪の毛が少ないのが気になる
  • 直射日光を避けるため

特に多かった回答が「可愛いから」

確かにベビー用品店では可愛らしい帽子がたくさん並んでいるので、ついつい買ってしまいたくなりますよね。

この機会に手作りに挑戦する人も多いみたいですよ♪

赤ちゃんの帽子は綿100%のものを選ぶようにしましょう

赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。

そのため、化学繊維の使われている帽子はNG!

「可愛いから!」といった理由で帽子に使用されている素材を確認せずかぶせてしまうと、アレルギー症状が出てしまう可能性があります。

帽子はコットンやガーゼ地など、綿100%のものを選ぶようにしてくださいね。

毛糸にはアクリルが使われていることが多いため、毛糸の帽子を手作りする場合は要注意!コットン100%の毛糸も売っているので、素材は必ずチェックするようにしましょう。

赤ちゃんの帽子はいる?いらない?

室温が保てるなら帽子は無くてもOK

赤ちゃんの帽子は「いる」「いらない」の賛否が分かれるため、必要性を感じるかどうかは人それぞれです。

ただ、室温がきちんと保てるのであればわざわざ帽子を用意する必要はありません。

「生後1ヶ月までは新生児なんだし、帽子は用意した方が良いのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、病院を退院する頃には赤ちゃんもある程度外気温に慣れた状態です。

外に出掛けたりするなら別ですが、室内で過ごす分には無くても特に問題ありません。

もちろんオシャレの一環として帽子をかぶせたいなら、ぜひ用意してあげて下さいね♪

こんな場面では帽子があると安心かも

低月齢の赤ちゃんと出かけるシーンはそう多くないと思いますが、例えば

  • 退院時は徒歩や交通機関を使って帰宅する予定
  • 直射日光が気になる

といった場合は、帽子があると安心です。

特に退院が真夏や真冬である場合、屋外は赤ちゃんが慣れていない外気温である上に、室内と屋外の温度に大きな差があるため注意が必要です。

念のため帽子を用意しておくようにしましょう。

新生児用の帽子サイズは40cmくらいを目安に

多少個人差はありますが、新生児の頭の大きさのおおまかな目安は下記の通りです。

0ヶ月~3ヶ月40~42cm
3ヶ月~6ヶ月42~44cm
6ヶ月~1歳44~46cm
1歳~1歳半46~48cm
1歳半~2歳48~50cm
2歳半~3歳50~52cm

新生児用の帽子は、40cm~42cmくらいを目安に購入しましょう。

小さすぎると頭を締め付けてしまう可能性があるので、実際の頭囲よりも少し大きめのものを選ぶのがベストです。

自宅にメジャーがある場合は、「前髪の生え際」と「後頭部の少し凹みがある箇所」を通るように一周サイズを計ってみるのがおすすめ。

帽子のサイズは、頭囲+3cmくらいが目安です。

新生児の頭は触ったらダメってホント?

優しくなでる程度なら大丈夫

「新生児の頭は撫でたらダメ」といった噂を耳にしたことがある人も多いかもしれませんね。

けれど、その噂は少し違います。

正確には、強くなでたり押したりすることがダメなだけで、優しくなでる程度であれば影響はありません。

なでる時のポイント

  • 強くこすったり押したりしないように優しくなでます
  • 頭頂部のペコペコした部分(大泉門/だいせんもん)は押さないようにしましょう
  • 手加減が難しい子供には触らせない方が安心です

大泉門(だいせんもん)って何?

「大泉門(だいせんもん)」とは、赤ちゃんの頭頂部の真ん中より少し前にある大きい隙間のこと。

大きさは大体2~3cm程度で、成長と共に徐々に塞がっていき2歳頃までには閉じるのが一般的です。

大泉門は、出産時に産道を通る際、頭への圧迫や歪みを吸収する役割があると考えられています。

骨と骨の間にこの隙間があることで、頭や脳が大きくなっても成長を妨げずに済むんですよ♪

大泉門を触ったらどうなる?

脳は丈夫な筋膜で覆われているので、日常的な動作(頭をなでたりシャンプーをしたりなど)で傷つくようなことはありません。

ただし、強く刺激することで嘔吐や下痢、髄膜炎などを引き起こす危険もあるので注意しましょう。

異変が見られる場合には、直ぐに医療機関を受診するようにしてください。

【まとめ】帽子は新生児の体温調節をサポートするアイテム!

要点のまとめ

新生児が帽子をかぶる理由は、外気温の影響によって頭から体温が逃げて体が冷えないようにするため。

生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節が上手に出来ないので、帽子を使って体温調節のサポートをしてあげているんです。

病院によって多少違いはありますが、

  • 生まれて1日目
  • 比較的小さめに生まれた赤ちゃん(早産や低体重など)

は保温のために帽子をかぶせていることが多い傾向にあります。

新生児は生後24時間は体温も下がりやすいため、帽子をかぶせることに加え検温も何度か実施するそうです。

こうしてしっかりとサポートをしてあげることで、赤ちゃんは健康な状態を保っていられるんですね。

退院後は夫婦で力を合わせ、赤ちゃんを守ってあげましょう♪

-出産・子育て