離乳食に使う食材で冷凍保存ができないものってどんなものがあるの?
離乳食を作るうえで、冷凍保存ができるかできないかってすごく大事なポイントですよね。
- 「離乳食を毎食作るのは面倒くさい」
- 「できれば離乳食は多めに作って冷凍しておきたい」
と考える人も多いのではないでしょうか。
ただ、そこで気になってくるのが「冷凍保存に不向きな食材はどのようなものがあるのか」ですよね。
調べてみたところ、
- レタス
- じゃがいも
- ごぼう
- セロリ
- きゅうり
- たけのこ
- スイカ
- 豆腐
- 卵
- ヨーグルト
といった食材は、冷凍保存には不向きであることがわかりました。
ただ、諦めるのはちょっと待ってください!
実は、ちょっとしたひと手間を加えることで、上記の食材は全て冷凍保存することができます!
諦めていた食材が冷凍保存できるなら、ちょっと試してみたいですよね。
この記事では
- 離乳食で冷凍できないもの10品とは?【おすすめ保存方法&レシピ有り!】
- 離乳食を冷凍保存するときに注意したい3つのポイント
- 離乳食の冷凍保存に!あって良かった便利グッズ3選
についてまとめています。
ぜひ、離乳食を冷凍保存する際の参考にしてみてください。
離乳食で冷凍できないもの10品とは?【おすすめ保存方法&レシピ有り!】
【冷凍できない食材①】レタス
生で食べることの多いレタスですが、水分量が多いため冷凍すると薄い氷のようにパリパリになってしまいます。
そのため、少しの衝撃で簡単に砕けてしまうことから、冷凍保存には不向きと言えます。
また、レタスの特徴であるシャキシャキの食感も損なわれてしまうため、見た目や味も落ちます。
レタスによく似たキャベツや白菜も同じような結果になってしまうので、冷凍保存は避けた方が無難です。
ポイント
生で食べるのは難しいですが、水分ごと調理できるスープなどに使うのであれば冷凍保存も可能。
ちぎったレタスやキャベツをジップロックなどに入れて、素早く冷凍すれば変色も防げますよ。
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キャベツのポタージュ【離乳食完了期】 by M・Mキッチン【冷凍できない食材②】じゃがいも
離乳食初期から食べさせることができるじゃがいもですが、冷凍保存すると解凍時にブヨブヨした食感になってしまうため、冷凍保存には不向きな食材です。
解凍時にじゃがいもに含まれる水分が一気に流れ出てしまうことが主な原因。
じゃがいもの特徴であるホクホク感も失われ、食べると水っぽくお世辞にも美味しいとは言えない味になってしまいます。
ポイント
じゃがいもは、加熱調理した後であれば冷凍保存が可能です。
茹でて(または蒸して)しっかり火を通してから、マッシュポテトにして保存するのがおすすめ。
小分けにしてラップで包み、ジップロックなどに入れて冷凍するようにしましょう。
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じゃがいものおやき 離乳食後期 by seri_chanマッシュポテトを作るのに便利なアイテムはこちら
【冷凍できない食材③】ごぼう
ごぼうは食物繊維が豊富な野菜なので、冷凍することで繊維が固まり筋っぽくなってしまいます。
ごぼう本来のシャキシャキ感は失われ、ボソボソした食感になってしまうので、冷凍保存には不向きな食材と言えます。
また、ごぼうはアクの強い野菜なので、切るとすぐに黒くなってしまうのも難点です。
ポイント
ささがきや千切りにし、油でしっかり炒めればごぼうも冷凍保存することが可能です。
解凍後は、煮物や汁物など水分の多い料理に使うようにしましょう。
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離乳食 後期~完了期 大根とごぼうの煮物 by piyohささがきを作るのに便利なアイテムはこちら
【冷凍できない食材④】セロリ
セロリは水分や食物繊維の多い野菜なので、冷凍することで解凍時に本来のシャキシャキとした食感が失われてしまいます。
そのため、生で食べられる野菜ではありますが、サラダや和え物に使うことは難しいため冷凍には不向きと言えます。
ポイント
セロリは、ひと手間を加えるだけで冷凍保存が可能となる野菜です。
葉の部分は、さっと茹で水気を切ってからラップに包みます。
茎の部分は、筋を取ってから薄切りもしくはみじん切りにしてラップに包みます。
解凍後は、スープの具材に使いましょう。
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離乳食に♡簡単ミネストローネ by mikekemi【冷凍できない食材⑤】きゅうり
きゅうりの95%は水分で作られているため、冷凍保存すると解凍時に多量の水分が流れ出てしまいます。
きゅうりの特徴である瑞々しさは失われ、ふにゃふにゃの食感になってしまうので、サラダなどに使用するのは難しくなります。
ポイント
きゅうりは、輪切りに切ってから塩もみし、十分に水分を切った後ラップに包むことで冷凍保存が可能。
解凍時にもしっかりと水分を切ってから使用しましょう。
ひと手間が面倒ではありますが、酢の物やポテトサラダ、スープなどに使うことができるのでおすすめです。
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離乳食中期・ひきわり納豆ときゅうりスープ by 【まいのごはん。】【冷凍できない食材⑥】たけのこ
たけのこは食物繊維が豊富な野菜なので、冷凍することで繊維が固まり筋っぽくなってしまいます。
また、冷凍すると内部に空洞が出来てしまうので、解凍するとスカスカな状態に。
たけのこは、生で冷凍しても茹でた後に冷凍してもこのような状態になるため、冷凍保存には不向きです。
ポイント
たけのこを小さく切ってから砂糖をまぶすことで水分が逃げにくくなるため、この方法であれば冷凍保存することが可能です。
砂糖は両面にまんべんなくまぶし、ラップでしっかりと包んでからジップロックなどに入れて冷凍するようにしましょう。
砂糖が付いているので、煮物などに使うのがおすすめです。
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離乳食完了期〜筑前煮♪ by あねさん女房さ〜や【冷凍できない食材⑦】スイカ
ほとんど水分でできているスイカは、冷凍保存をすると解凍時に瑞々しさが完全に失われ、パサパサ状態になってしまいます。
普通の家庭だと、スイカ1個を食べきるのって結構大変ですよね…けれど、冷凍保存はできない。
割高ではありますが、カットされたスイカなど食べきれる量を買ってくるのが無難かもしれません。
ポイント
解凍して食べるのは難しいスイカですが、凍った状態のままシャーベットとして食べることは可能です。
また、ミキサーなどでスムージーにしても美味しく食べることが出来るので、夏の暑い日にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
離乳食におすすめのレシピはこちら
簡単☆ミニスイカアイス by ぴよぴよブラザーズスムージーを作るのに便利なアイテムはこちら
【冷凍できない食材⑧】豆腐
水分の多い豆腐は、冷凍すると滑らかなのどごしが失われてしまうため、冷凍保存には不向きな食材です。
冷凍することで、内部に「す」(ボコボコと穴が開いた状態)ができてしまい、食感は高野豆腐のようになります。
大人が食べるのであれば問題なさそうですが、ボソボソして食べにくいので離乳食にはあまりおすすめしません。
ポイント
豆腐は、ペースト状にしてから小分け容器などに入れることで冷凍保存が可能です。
豆腐の冷凍保存についてまとめた記事があるので、合わせて読んでみてください♪
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離乳食 豆腐とグリーンピースのとろとろ by meikitchen【冷凍できない食材⑨】卵
卵は、殻から出すことで菌が繁殖しやすい状態となってしまうため、冷凍保存は好ましくありません。
また、生卵は冷凍するとゲル化してしまうので離乳食では使い勝手が悪く、ゆで卵は冷凍すると水分が抜けてしまいパサパサになってしまいます。
味も食感も悪くなってしまうので、冷凍には不向きな食材です。
ポイント
卵は、かき混ぜた後に加熱調理したものであれば冷凍保存も可能。
卵焼きはパサパサ感が出てしまうので、作るならスクランブルエッグか錦糸卵がおすすめです。
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離乳食✨レンジで人参しりしり by ゆりママレシピ【冷凍できない食材⑩】ヨーグルト
ヨーグルトは冷凍すると解凍時に分離してしまうため、風味や舌触りが悪くなってしまいます。
分離した後にかき混ぜたとしても味はだいぶ落ちているので、離乳食に使うのはできれば避けた方が良いです。
ポイント
ヨーグルトは冷凍に不向きと言いましたが、それは「無糖」のヨーグルトの場合。
加糖ヨーグルトであれば冷凍保存が可能です。
ヨーグルトの冷凍保存についてまとめた記事があるので、合わせて読んでみてください♪
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バナナヨーグルトアイス by タニカ電器離乳食を冷凍保存するときに注意したい3つのポイント
冷凍保存の期間は1週間以内を目安に
離乳食に使う冷凍食材は、1週間以内を目安に使い切るようにしましょう。
「せっかく作ったのに1週間で捨てちゃうなんてもったいない!」という気持ちもわかりますが、抵抗力の弱い赤ちゃんにはなるべく新鮮な食材を与えるのがベストです。
特に、加工肉や魚、卵など傷みやすい食材は、1週間といわずできるだけ早めに食べきってしまうようにしましょう。
私は、マスキングテープに冷凍した日付と食材名(料理名)を書いて、食材を包むラップやジップロック・小分け容器に貼っていました。マスキングテープは簡単にはがすことができるのでおすすめですよ♪
解凍するときは電子レンジや湯煎で加熱する
自然解凍は菌が繁殖するリスクがあるため、避けるようにしましょう。
スープや煮物などに使用する場合は問題ありませんが、解凍してそのまま与える際は
- 電子レンジで温める
- 湯煎する
といった方法で、一度加熱すると菌の繁殖を抑えることができます。
ヨーグルトは熱を加えると酸味が出てしまうので、冷蔵庫内で自然解凍でも大丈夫です。
再冷凍はNG!
基本的に、解凍したものを再度冷凍することはできません。
味や風味など品質が低下するのはもちろん、一度解凍したことで菌が増殖するため、最悪食中毒の原因となる場合もあります。
そのため、離乳食で使う食材は必ず使いきれる量を解凍するようにしましょう。
小分けで保存するのが一番無駄なく使えて便利です。
離乳食の冷凍保存に!あって良かった便利グッズ3選
冷凍保存にはやっぱりジップロック
離乳食を冷凍保存するなら、圧倒的にジップロックが便利です。
ジップロックは密封力に優れ、乾燥や酸化から食材をしっかり守ってくれます。
薄く伸ばして保存すれば縦に収納ができるので、冷凍庫がパンパンにならずに済むのも嬉しいポイントです。
旭化成ホームページによると、ジップロックの使い回しはNG。もったいないですが、一度使ったら捨てるようにしましょう。
Q 袋は何回くらい使えますか。
A 食品を入れる場合は衛生上使い捨てをお勧めしています。
引用元:旭化成ホームページ|よくあるご質問
離乳食の小分け容器はリッチェルがおすすめ
リッチェルのフリージングブロックトレーは、離乳食を小分け保存するのにとても便利です。
製氷皿って結構しっかりひねらないと氷が取れなかったりすることありませんか?
けれど、リッチェルの小分け容器ならひねらなくても底を軽く押すだけで簡単に取り出すことができるので、ストレスなく使えます。
他にも、
- 電子レンジ対応
- 離乳食がこぼれないフタ付き
- 15mL、25mL、50mLの3タイプから選べる
- 繰り返し使える
といった点も嬉しいポイントです。
ちなみに、私は3タイプ全て持ってます♪
真空パック機を使えば肉や野菜を新鮮に保てる
赤ちゃんには、できる限り新鮮なものをあげたいですよね。
そんなときは、真空で食材を保存できる「真空パック機」があると、食材を常に新鮮な状態で保存することができます。
余分な空気が入らないので、冷凍庫に保存する際もかさばらずに済みます。
また、食材の保存とは別に、オムツを捨てるときに使っているという人も!
オムツでいっぱいになりがちなゴミ箱も、これなら圧縮&防臭して捨てることができますね。
【まとめ】実は「絶対に冷凍できないもの」はなかった!
要点のまとめ
冷凍保存に不向きな食材は、下記のようなものがあります。
- レタス
- じゃがいも
- ごぼう
- セロリ
- きゅうり
- たけのこ
- スイカ
- 豆腐
- 卵
- ヨーグルト
ただ、ちょっとしたひと手間を加えることで、上記の食材は全て冷凍保存することが可能です。
冷凍した離乳食をさっと取り出し解凍できれば、ママパパも楽チンだし赤ちゃんも待ちくたびれずに済みますよね。
今回「冷凍保存に不向きなもの」として紹介した食材も、絶対に冷凍保存できないというわけではないので、おすすめの保存方法やレシピをぜひ参考にしてみてください。